どれだけ「働かない」かを考える
7月24日(金)
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こんにちわ!ダイキです!
昨日東京を出発しまして、現在長野県にきています。
家を出るタイミングで普通に雨降っててげきなえしました。
外出する時は必要最低限の荷物で基本的に両手は開けておきたいので傘が何とも邪魔。
と、いうことで今日は昨日の続きで、「優秀な店長は何もしない」シリーズの第二弾です。
僕が店長時代意識していたこと
①全てのスキルにおいて店舗のトップであること
②自分で仕事をしない
③我慢する
ですね。
店長時代に意識したいたことはたくさんあるので、このシリーズでは主に「教育」において意識していたシリーズです。
昨日は①の全てのスキルにおいて店舗のトップであることというテーマでお話ししましたので、今日は②の「自分で仕事をしない」ということについてお話ししていこうと思います。
▼誰でもできることは徹底的にやらない
店長である立場であるからには、アルバイトや他の社員とは違う「業務」があります。
店長には数字責任がともないますから、新卒や一般社員とは違ってきます。
簡単にいうと、店長は「結果」で、新卒や一般社員は「過程」を評価されます。
その上で、「新卒、一般社員、アルバイト」と「店長」が同じ業務を行って結果を出せるかというとそうでもないわけです。店長はマネジメントやコスト管理や、シフト作成や売上分析から対策の考案。そしてその舵を切る役目。があります。
しかし、店長も人間なので体は一つしかありません。そして店長も新卒や一般社員、アルバイトも時間は平等です。
つまり時間の使い方として、店長が「誰でもできることをやる」ことは時間対効果がよくないということ。ここでいう「誰でもできる仕事」というのは「教えれば誰でもできる仕事」ということ。極論飲食業のタスクは教えれば誰でもできることなので、しっかり教育することができれば店長はやることがなくなります。
しかし、ここを履き違えて「店長は誰よりも業務をこなさなければいけない」っていう感覚を持ってしまうと掃除を一生懸命やったり、テーブルセットを頑張ってこなしてしまってアルバイトにやってもらう仕事がなくなってしまう。
店長が全ての業務をこなしてしまって、アルバイトが出勤した時にやることがないなんて状況はアホすぎます。あえていうならアルバイトにやってもらう仕事をわざと残しておいて、店長は店長にしかできない仕事をやる。これが正解です。
店長は店長の仕事をやるべきなんです。言い換えるならば「まだ教育が終わっていないタスク」をこなしていくということですね。
▼自分でやった方が早くてもやらない
これはよくある落とし穴ですが、自分でやった方が早いから仕事を任せることができない。っていうこと。あなたもそういう経験ありませんか?
自分でやってしまうのが悪いことではなくて、それが続いて後輩が育たないってことが悪なんです。全部自分でやってしまったら教育もクソもありません。
難しい業務になればなるほど、アルバイトがそのスキルを会得するのには時間がかかります。なのである程度は忍耐力が必要になります。
しかし、それができないで結局自分でやってしまう店長は「短期的な成果」しか見えていません。会得するのが難しいということはその分複雑な仕事です。もしそのタスクを時間がかかってもアルバイトが「店長の代わりに」行うことができたら自分の時間が空きます。
そうすれば自分が次のステージに上がるために勉強したり、他のお店の様子を見にいったりすることができるわけなので「長期的に見たら大きなリターン」になるんです。
何回やっても覚えてもらえない場合は、自分の教え方を変えるか、それでもダメなら人材を変更します。基本的に僕は「店長業務」を教える時は「同時に3人」に教えます。
そうすればある程度は競争意識みたいな物が生まれます。しかしもっと大きいのはわからないことをその3人同士で教え合うということです。
「教える」というのは自分も理解していないとできないことですから、さらにインプットに繋がっていくんですね。僕はその状況を眺めているだけ。3人ともわからないことは僕が教えます。
一度仕事を任せたのならある程度は任せてあげないといけません。
出ないとアルバイトもやる気がなくなってしまいますからね。
ちなみにこの3人は見事に3人とも僕の右腕に成長してくれて見事に僕の仕事はなくなりました。
▼どれだけ多くのアルバイトに教えるか
さてさてしかし、ここで問題があります。
僕が担当した店舗でアルバイトが1番多かったお店は新宿の店舗だったのですが、40名くらいいました。しかもほとんどが学生です。と、いうことはシフトの出勤頻度にムラがあるわけです。
結論からいうと「誰でもできる仕事をどれだけ多くのアルバイトに教えるか」ということが大事になってきます。40人もいれば「昨日出勤していたメンバーと今日のメンバーが全員違う」なんてこともありえるわけです。
そうした時に、誰でもできる仕事を限られた人にしか教えなかったとなると、毎日毎日教えないといけないということになります。
ここで必要なのが、「アルバイトがアルバイトを教える仕組み」と「マニュアル」なわけです。店長の体は一つしかないし、時間も限られていますから直接一人一人に教えていては時間がいくらあってもたりません。
マニュアルは「ヘルプできた人でもできるように」という基準で作成しました。
そうすればマニュアルを見ながら仕事をしてもらえば1〜10を教える必要がありません。
7〜10を教えれば良いわけです。
そして「アルバイトがアルバイトを教える仕組み」です。
これに関しては3人のリーダーでなくても良いです。逆に入って1ヶ月の子でも全然教えてもらってました。理由は先ほどと同じ「教えることによるアウトプット」です。
あとは教育スケジュールを組んでいけばOK。
この教育スケジュールを組むのも僕の特技です。教育がうまくいかない店長はとにかくスケジュールが組めない。だから行き当たりばったりの教育になって、誰がどこまでできるのかを認識できていません。
話がそれましたが、「マニュアル」と「アルバイトがアルバイトを教える仕組み」を完成sさせてしまえば、「誰でもできる仕事を多くのアルバイトができる」状態になって誰が出勤しても僕は安定的に自分の時間を確保することができるわけです。
と、いうことで今回はこんな感じで終わりにしていきたいと思います。
店長が意識するべきは「仕事の量」ではなくて「仕事の質」です。
店舗業務においては質が大事なんです。
いかに「自分しかできない仕事」をするか。
一見アルバイトから見たら「全然仕事をしない店長」が完成しますが、アルバイトは僕が何をやっているか知っています。だから不満がないんです。
店長が「量」で仕事をする時は、対策や改善の実行です。ここはバンバンアクションを起こしていきます。ここを勘違いしてしまうと「1店舗しか管理することができないアルバイトと代わりない店長」が完成してしまいますね。
明日は最後の「我慢する」というお話しをしていきたいと思います!
ありがとうございました!
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