スーパーチューズデーを振り返る
こんにちは。
時事ニュースの解説をしている北海道大学(北大)、札幌在住の玉井大貴です。
今日はスーパーチューズデーの結果を振り返って本選に向けた注目点についてご紹介していきたいと思います。
スーパーチューズデーとは米大統領選の予備選のピークを示す言葉で2024年3月5日がまさにそうでした。
予備選は共和党・民主党それぞれの代表者を決める選挙のことです。
日本はどの政党を応援するかということを投票するのが選挙だというイメージかと思いますが、米国では共和党と民主党が圧倒的な力を持っているためこの2つの政党が争うことは確定しており、その各政党の中でだれが大統領にふさわしいかを選ぶ選挙があるわけですね。
民主党の代表は間違いなくバイデン氏であることは確定していたので注目点は共和党のトランプvsヘイリーでした。
結果はトランプが14勝1敗で圧勝。ヘイリーは予備選撤退を余儀なくされました。
しかしここまでは市場はある程度予想できていました。
ここからが私のブログ独自の情報価値です。
トランプは予備選に勝利したもののヘイリーを支持していた穏健派の共和党支持者をどのように取り込むことができるかが今後、非常に注目されています。
トランプの熱狂的な支持者が多いのは事実ですがこの穏健派を取り込めなければ本選ではトランプは負けてしまうでしょう。
つまり、今後は勢いだけでなく穏健派も好むような中立的な政策の発表をしていくことが必要と私は考えています。
一方のバイデン氏の課題は高齢であることの不安をどれくらい拭いきるか、経済をいかに立て直すかです。
高齢であることを心配されており今週のバイデン氏の講演には注目が集まっています。
ここで頼りない感じがしたらかなり不利になってしまいます。
今後も本選に向けた米国の動向は目が離せないですね。
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