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【QAエンジニア必見!】『本を読む本』_点検読書で技術書を効率よく読み解く方法|DAIJOBU

はじめに

こんにちは。 DAIJOBU株式会社でQAエンジニアを行なっているベンです。
主に社内のプロセス改善などを担当させていただいております。

こちらの記事では、ソフトウェアテストとは離れたお話なのですが、QAエンジニア・テストエンジニアの皆様に是非読んでいただきたい「本」についての紹介をしたいと思います。


この記事の目的

技術書・ソフトウェアテスト系の本を読む時、皆さんはどんな風に読みますか?

書いてあることも難しいし、分厚いから読み込むのが大変と思われる方もいらっしゃるかと思います。更には、その時自分が求める答えや知識が書いてあるかも、フィットしているかどうかも読まないとわからない。

そんな問題を解消し、ソフトウェアテストの本をサクッと読んで解釈し、自分の血肉にできる。そんなテクニックが書かれた本の紹介をします。

この記事で得られること

  • 「本を読む本」の要約が知れる

  • 「本を読む本」に書いてある、「点検読書」のテクニックに関する情報が知れる

この記事を通して技術本・ソフトウェアテストの本をより読み易くなるように紹介できると幸いです。

「本を読む本」って何?

まずは今回紹介する「本を読む本」について簡単に説明をしようと思います。

「本を読む本」の目的

読書に関する技術を解説した本です。
速読とはちょっと異なり、”本を読む”ということの本来の意味を読者に考えさせ、読者にとって読むに値する良質な本とは何かを理解してもらう「考え方」を解説しています。

構成としては、「読書の考え方」+ 「良質な本にたくさん出会うための”読書”の技術」を教えてくれる本です。

B6版で270ページ程度ですが、しっかり理解して読むには15時間くらいは掛かる濃厚な内容の本です。大事な箇所は何度も読んだり、書かれたテクニックを実践して身につけていくようにして活用することをお勧めします。

本の構成

“読書”をひとつの技術として捉え、その技術をレベル別に考え方とテクニックをまとめています。

  • 点検読書:自分にとっての良質な本を早く大量に探す技術

  • 分析読書(*1):本の内容を自分の血肉にする技術

  • シントピカル読書(*1):自分の知識に説得力と自信を持たせる技術

(*1) この記事では取り扱わない、後続の記事で取り扱う予定

こんな人におすすめ

この本はとにかく”読書”に関するスキルを鍛えるためのテクニックが書かれています。

以下のようなことを求める人にこの本をおすすめします。

  • 自分にとって本当に価値のある良い本とたくさん巡り会いたい

  • 本の中になる読書の意図や目的まで読み取り、ただの知識としてだけでなく自分自身の引き出しとして活用できるようになりたい

  • 自分の知識に説得力を持たせるための情報を本から得たい

  • 複数の本から読み取れる”本質”を得たい

なぜこの本をエンジニアへすすめるのか

「この記事の目的」でも書いたのですが、技術書は読む難易度が高く、積極的に読むためのモチベーションを継続するのが困難になる場合があります。それに読んだとしても自分の理解度に合わず、時間を浪費してしまう可能性もあるので、気軽に読めないと思った方もいらっしゃるかと思います。

技術本を読む難易度がぐっと下がる

ざっくり読んでその本の構成・目的・重要な要素が把握できるようになるので、読むことへの難易度が下がり、短い時間で様々な本の内容を要約できるようになる可能性があります。

このおかげで私も技術書をたくさん読めるようになり、図書館や本屋へ行くのが楽しくなるくらいに技術書を読むことの難易度が下がりました。

特にQAエンジニアに強く推奨したい

ソフトウェアテストの本に書いてあることは技術書の中でも難易度が高い(と思っています。)です。

例えば、「JSTQB」のシラバスについて、知人のQAエンジニアに聞いてみると「抽象的な言い回しで読みにくい」「用語が多い」「経験が無いと解釈できない内容がある」といった意見がありました。

QAエンジニアは広く正確な品質・ソフトウェアテストに関わる知識が必要となるので、「本の内容を血肉とする」「本質となる情報源を知っている」ことが重要となります。

この本ではそれを得るためのテクニックが詰まっているので、難易度の高いソフトウェアテストの書籍を読む機会が多い QAエンジニアへ強くおすすめしたいと考えています。

「点検読書」で良質な本を早く大量に探す

「本を読む本」の概要やどんな人におすすめかご理解いただけたところで、
今回はちょっとだけこの本に書かれている「点検読書」のテクニックについて紹介します。

「点検読書」とは何か

系統立てて「拾い読み」をする技術です。「拾い読み」「下読み」とも呼ばれます。
その本が自分自身にとって本当に読みたい本か、本格的に中身を読む前にわずかな時間で本を品定めをします。

「点検読書」をするためのポイントを少し紹介

わずかな時間で本を品定めするにはどうしたら良いか、おすすめしたいポイントもちょっと紹介します。

  • 表題・序章を読む:本の目的や書かれている内容の範囲を知ることができる

  • 目次を読む:本の構造を把握することができる

  • 表面的に読む:理解できないところは読み飛ばして、一度通読してから、再度通読して理解を深める

  • 目の動き:指でなぞりながら読むと良い。慣れるとその速度が上がっていく

「点検読書」を実践してみる

点検読書のテクニックは1回実行すれば習得できるものでは無いので、何度も実践して身につけましょう。

例えば、本屋や図書館で、同じテーマの本を限られた時間で何冊、要約して説明できるくらいに理解できる程度読めるか試してみると良いかもしれないです。

または、気になっていた書籍を点検読みして本当に買ってまで読むべきか品定めを行う癖をつけるのも良いかもしれません。

まとめ

「本を読む本」とは本を読むことの考え方や、技術書を読み易くしてくれるテクニックがたくさん詰まった本です。特にQAエンジニアがこの本に書かれたテクニックを活用することをおすすめしております。

「点検読書」は、少ない時間で本の品定めを行うためのテクニックが書かれており、自分にとって本当に読みたい良本をたくさん探す機会が得られます。

ただし、ここに書かれた内容も鍛錬が必要な技術ばかりですので、1回で習得できるようなテクニックではありません。実際に本を読む時に「本を読む本」で書かれたことを繰り返し実践して身につけていきましょう。

ソフトウェアテスト読書マップにまとめてある書籍で実践してみると良いかもしれません。

次回は、自分に合った良本の内容を血肉にするためのテクニック「分析読書」について紹介できればと思いますのでお楽しみに!


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