【衝撃の事実】年収が上がる転職の方法【年収は○○で決まる】
「転職して年収を上げたい!」と思ったことはありますか?
僕は思います。そして僕は常にこの軸で転職活動をしています。
そうは言っても、「年収を上げるにはそれ相応の経験やスキルが必要なのでは」と思い尻込みしてしまう方もいると思いますが、そんなことはないのです。
実は年収とは本人の経験やスキルはおろか、能力や実績だけで決まるものではありません。
"年収が高い人=能力が高く優秀な人"ではありません。
年収を決定するうえで最も重要な要因は環境です。もう少し詳しく言うと働く業界選びです。会社ではなく業界です。
ちょっと細かく分かれてしまっていますが、1位の総合商社と196位のゴルフ場(サービス業ですかね)の年収差は約4倍です。
この中でわかりやすい例を挙げると、ブライダル業界って非常にハードなイメージがありますが、1位の総合商社と役3倍の年収差があります。
忙しさはどちらも同じなのに、これだけの差が開いてしまうのはなぜでしょうか?
それは給料の水準がどのように決定するかを考えればわかりやすいです。
年収は業界で決まる
まずはこちらの式を何となくで良いので覚えておいてください。
当たり前のことですが、給料は会社の売上以上もらうことはできません。
だからと言って、売上が大きい会社にいけば給料が増えるかと言えばそうではありません。利益も大切です。
利益は、売上から給料を含めた経費を引いて残ったお金のため、どんなに売上が大きくても、給料以外の支出も大きければおのずと給料にも影響がでます。
これでは会社は大きくなりません。売上を大きくすることはもちろんですが、いかに経費を抑え利益を生むかが企業の存続や成長にかかわってくるのです。
つまり、単純な話、売上が大きく経費が少ない業界に入ってしまえば給料は上がります。
ビジネスモデルや業界の大きさ、成長具合、こんなところが大切です。
なので先程紹介した年収業界ランキングの中だけの説明をすると、たとえ総合商社で営業成績1位で年収2000万をもらっている人でも、ゴルフ場に転職した場合は同じように2000万をもらうことはできないということです。
逆にゴルフ場勤務の人も総合商社へ転職ができれば年収1000万は目指せるということです。
非常にシンプルな話なのです。
生産性が高い or 伸びる業界へいけ!
でも全員が全員総合商社にいきたいわけではないと思います。それはそうですよね。いくら年収が高いからと言って「やりたい仕事」「やりたくない仕事」は誰にでもあります。
ではそのような場合はどうしたら良いかというと、"生産性が高い業界"もしくは"これから伸びる業界"で働くということです。
当然、衰退していくであろう業界に入れば年収が上がるどころか下降していきます。
では生産性が高い業界や伸びる業界はどのように見極めるかというと、僕はこの「業界地図」という本をおすすめします。
僕は会社四季報の業界地図(黄色)をkindleで購入しました。
なぜ会社四季報の業界地図にしたかというと、書店で比較した際に読みやすかったことと、各業界ページに「もうけの仕組み」という項目があり、その業界特有のビジネスモデルや利益構造をわかりやすく解説してあったので、選びました。
この本を手にすることで、"今後の注目業界"と"あらゆる業界の勢力図"を網羅できます。
今後の注目企業を知ることで、先程お伝えした"これから伸びる業界"を知ることができますし、「じゃあその業界でのそれぞれの会社の関係性はどうなっているんだろう?」という疑問を抱いても、この一冊で解決ができます。
また、それぞれの業界のトレンドを天気で表現しているため、業界全体の動向が簡単にわかることも読みやすいポイントです。
さらに、転職を考えているのであれば、競合他社の情報やその業界をけん引する会社について勉強することも可能です。売上高や利益、販売数などの指標を比較、また企業間の資本関係や提携関係も見ることができるため非常に優れた本だと思います。
どちらの本もkindle版で購入すると書店で購入するよりも数百円安く購入することが可能です。
ちなみに「日経業界地図」については、利用できるクーポンがあり、初めてkindle本を購入する方の場合だと、現在期間限定70%オフで購入ができます。
なんと386円で購入が可能です。
まだkindle本を購入したことがない方であれば対象となるため、一度Amazonにアクセスして確認してみてください。
会社で選んではいけない理由
さて、"生産性が高い業界"もしくは"これから伸びる業界"に転職した方が良いということはわかったものの、なぜ会社で選んではいけないか、理由をお話します。
次の二社はどちらの方が給料が高いもしくは今後伸びていくでしょうか?
サービスに独自性があり、ブルーオーシャン、まだ業界内に競合がいない一強の状況で商売をしている会社と、競合は多くどんどん参入する企業も増えてきているが現状は業界内でトップ、しかし今後競合の大手や参入間もないベンチャーが勢いをつけてバッティングする可能性がある会社。
あらゆる状況を加味しなければならないので、これだけでは判断しづらいところではありますが、答えは後者です。
一見前者の会社はブルーオーシャンな業界で一強状態なので給料が高い可能性はありますが、注目すべきは後者の「参入する企業が増えてきている」という点です。
参入する企業が増えれば増えるほどシェアが下がるため売上も下がると思いがちですが、大切なのはその業界にまだ伸びしろがあるということです。
企業がなぜ新規事業を行ったり業界に参入したりするかというと、そこに利益の可能性があるからです。
業界が伸びることにより企業は競争を強いられ、企業がより成長していくことにより業界自体が活性化します。
しかし前者の会社は競合がおらず一強状態ということであれば、競争の必要はないため会社としての成長を急ぎません。
本当に革新的で先進的な独自性のあるサービスを展開していればすでに給料の水準が高い可能性はありますが、他の企業が参入してこないということであれば、業界の利益の可能性を感じないという見立てができるわけです。
なので、それぞれの会社の条件や状況だけを鵜呑みにするのではなく、本当に目を向けるべきはその会社の業界なのです。
そうは言っても多少の経験やスキルは必要
その業界の会社に必ず全員が入れるかというとそうではないですよね。やはり多少の経験やスキルは求められます。
しかし、何でもできるスーパーマンである必要はないのです。そして"転職しやすい人物像"が存在するのも事実です。
この4つの内1つでも該当す場合は、転職がしやすいです。
①若い
まずは若さです。若さは武器です。そして貴重です。誰もがはじめは持っているのに、経過とともに失い二度と手に入れることができないものだからです。
そして、社会人の経験も浅くスキルも発展途上ということであれば、どの業界の会社にいたとしても、給料がそれほど高くない傾向にあります。更に、これから自社で育成をしていけるのもポイントの一つです。
仮に業界未経験であっても20代前半であれば自社の給料水準よりも安く雇えて、経験やスキルに期待して採用をしていないので自社で育成をしていけます。他での経験も浅い分、下手に自分のやり方や前職の考え方が染みついている可能性も低いため、会社にとっては採用しやすいのです。
②業界経験者
そうは言っても業界経験者を求める場合はあります。
そしてもしも自分が業界経験者であれば、現職や前職よりも格が上の会社に入社することを目指します。
その会社にとっても、経験者でありながら自社の給料水準よりも安く雇える、しかし本人にしてみれば給料は上がるというような人材であれば、双方の利害関係は一致します。
業界経験者+若いということであれば尚更でしょう。
③マネジメント経験者
この経験は業界の経験者でなくても採用されるケースがあります。
なぜならマネジメントする能力と普段の仕事をする能力は異なるからです。
「名選手、名監督にあらず」と、よくスポーツの世界でも言いますがプレイヤーとマネージャーでの能力は異なります。
そして通常業務は教育して伸ばすことができるものの、マネジメントを教えるというのは非常に難しいのです。
組織にとっても、マネジメントの教育をするということにコストがかかる面もあるため、業界未経験でも責任者やマネジメント職の経験がある人は、中途で採用をする場合が多々あります。
もちろん業界経験者+マネジメント経験者となれば、会社としても採用したい人材になると思いますが、この場合だと給料に関してはある程度の金額でオファーしなければならないです。
仮に業界経験者でなかったとしても、マネジメント経験者を求める企業は多いため、他社よりも良い条件でオファーしなければ他社に持っていかれる可能性があります。
転職を考える側としては、業界を選定した上でマネジメント経験者を募集している会社に目を向けると良いでしょう。
④オンリーワンの経験の持ち主
例えば、その会社が新規事業を立ち上げたり新たなサービスを展開したりする場合、社内にその専門家がおらず、募集を掛ける場合があります。
そうなると業界未経験でも、自分のオンリーワンの経験がその会社で活きることになります。
オンリーワンといっても特殊な経験や能力のことではありません。今までの経験やスキルがその会社にとってはオンリーワンになるということです。
今まで自分のいた業界が年収の高い業界でなかったとしても、その経験を持ったまま未経験でありながら年収の高い業界に入ることができるとしたら、これほどのチャンスはありません。
最後に:業界を見極められると会社選びが上手になる
転職活動をする際、「良い会社」「悪い会社」「年収が高い会社」「年収が低い会社」と、どうしても会社単位で考えがちですが、年収を軸に転職活動をするのであれば、ぜひともその会社の業界に目を向けてほしいと思います。
そう考えると「うちは稼げるよ!」「給料の水準高いよ!」と言ってくる会社がなぜなのか気になりませんか?
これに気が付けると、会社選びが上手になります。
高給の場合は、売上が大きく経費が少ない場合です。上記のようにアピールしてくる会社があれば、その会社が属している業界を見て、どのような客層に対してどのようなサービスをどのように提供しているか調べてください。
例えば営業職の場合、調べてみるとただただ商品が高いだけで、販売実績に応じたインセンティブにより「稼げる」という意味かもしれません。
もし買ってくれる人が少ないような商品で、買ってくれたとしても半年で2,3件のペースでインセンティブの対象にもならないということだと、「稼げない」ですよね。
会社単位で「うちは稼げる!」「競合は少ないので売上一人占め!」みたいに豪語している会社がある場合は、ぜひその会社の業界について調べてみてください。
必ず答えが出てきます。
さて、転職して年収を上げる方法はいかがでしたか?自分の能力や経験スキルとは相関しないと思うと少しでも希望が湧きませんか?
僕はこのnoteを書いていて希望が湧きました。
そして年収が低いからといって自分の能力に悲観することはなく、年収が高いからといって傲慢になってはいけません。
選ぶ業界によって誰でも年収を上げるチャンスがある、ということを忘れないでください。そして、転職活動をする際は、ぜひ業界に目を向けて活動してください。
今回も読んでくださりありがとうございました。
またお会いしましょう。