バレンタインの日
毎年バレンタインは手作りチョコを作ったり
市販のチョコを買っていた。
逆チョコをもらったり
手作りお菓子の交換をしたりしていた。
だけどコロナ禍と退職と転職が重なり
私はお菓子の交換はなくなった。
というのも
今の転職先はお菓子の差し入れをしても
しばらく放置されるからだ。
あげたかいがない。
気を遣わないで、とも本気で言われる。
前の職場では割と差し入れをしていたし
バレンタインの時は手作りお菓子の差し入れや市販のチョコの差し入れもしていたが
だからバレンタインも職場で私は何もしない。
そもそもリーダーがチョコが大嫌いなのであげるのもなんだかなぁ、だ。
前の職場は利用者や保護者から女の私ですらもらったし
利用者同士でもキャッキャ渡し合う姿もあったが
今の職場の利用者は恋を知らない方も多く
バレンタインで恋だのなんだのもない。
そういう話題が唯一好きそうな利用者にバレンタインチョコを父親にあげるか尋ねた。
「あげないよ~。お父さん、糖尿病だもん。あげたら体弱っちゃう。だからハグしてあげるんだ。」
ハグをする、という言葉にビックリした。
私が父親と最後にハグしたのは
もう30年くらい前かもしれない。
バレンタイン当日
利用者と「バレンタイン・キッス」と「チョコレイト・ディスコ」を歌った。
保護者から少しだけチョコをもらった。
そして同僚からはトマトをもらった。
あとは事前にプライベートでもらったお菓子と自分で買ったお菓子が手元にある。
今年のバレンタインはそんなバレンタインだった。