潜在能力を100%発揮させるzone(ゾーン)な話
読むのが面倒な方は動画をご視聴下さい。
ゾーンとは、極限の集中状態に入ることです。
絶好調時のある野球選手は極限の集中状態に入った時、
「球が止まって見えた」
と言っています。
サッカー選手なら、相手の動きがスローに見えて全員抜けるような感覚がする。
これをゾーンと言います。
あなたがアスリートじゃなくても、
このゾーンを人生に活用出来たら凄いことが起きそうだと思いませんか?
だって人の何倍ものアイデアが降り注ぎ、何倍もの行動ができたら、
想像を超える結果が出ることは間違いありません。
僕はアスリートでもなんでもないんですが、
じつは、このゾーンに人生で過去4度入ったことがあります。
一度目は、中学生の頃のテニスの試合です。
その日、寝不足と緊張でまさに浮足立った状態で試合に臨みました。
試合開始の合図とともに相手はボールを空高くへトスし、
僕のコートめがけて打ち込んできました。
その瞬間、周囲の音が無くなり、時間が止まったようにボールが止まって見えたのです。
なんだこれ?打ち込んでいいのかな?打っちゃおう
と思った瞬間、体が反応して、相手コートに恐ろしいリターンを返していたのです。
歓声ではなくコート内がどよめいていました。
相手チームのダブルス二人は顔を合わせて固まっていたのを今でも覚えています。
僕は何が起きたのかわからず、当時のテニス部顧問の先生を振り返りました。
顧問も目を丸くして半開きの口で固まっていたのです。
二度目のゾーンは、車を運転していた時、
対向車線から突然車が目の前に割り込んできました。
こちらの速度は60キロ前後、距離は10メートルもなかったように思います。
終わったと思った瞬間、周囲がコマ送りのようにゆっくりと流れ、
僕は冷静にハンドルを切りその車を交わし、また元の速度に戻ったんです。
人生終わったと思った瞬間にF1ドライバー並みの反応を見せた自分に理解が追いつきませんでした。
じつは前日、仕事が忙しくてあまり寝ておらず、頭は仕事のことで一杯でした。
三度目は、ビリヤードの決勝戦です。
緊張しすぎて体全身が小刻みに震え、心臓の音がうるさかったのを覚えています。
運よく勝ち続けて決勝の舞台まできました。
僕は前日の睡眠不足と朝から夜遅くまで何試合もしていた疲労から、
もはや試合ができる状態ではなかったんです。
僕は試合が始まると同時に記憶を失いました。
気づいたら最後の球を決めて優勝してたんです。
何がどうなってるのかまるでわかりませんでした。
仲間が駆け寄り「すごいね。めちゃくちゃ球入れてたね」
そう言われて我に返りました。
ゾーンに入った違う自分が全ての球を勝手に沈めていたようです。
4度目はまた別の機会にお話しします。
僕の経験上、ゾーンに入った時に共通したのは睡眠不足と緊張状態と疲労です。
そこで僕なりに考えられるゾーンへの入り方を考えてみました。
・睡眠不足により程よく脳が疲れていた。
いつも使っている脳が疲れていることにより、
ふだん使えていない他の脳を活性化させる可能性がある。
・緊張によりいつもと違う自分がいた。
通常状態ではない緊張状態の自分に対する危機感が、
眠っている能力を発揮させる可能性がある。
・疲労によって無駄な力みが消えた。
体が疲れている時の人間は力むことができず、
自然な人間本来の力の使い方ができてより力を発揮できる可能性がある。
すべては推測に過ぎません。
また理に適っていたとしても、
あくまで僕の引き出し方であって、
他の方はまったく違う方法によって引き出せるのかもしれません。
しかし、ふだんの能力からはあり得ないことが僕の身に実際に起きたことは事実です。
なのでゾーンに入ったことのない人は、
ゾーンの入り方としてぜひ参考にして欲しいです。
そして、4度ゾーンに入った時すべてに共通していた決定的なことがあります。
なんだかわかりますか?
それは、゛かつてないほど追いつめられていた゛ってことです。
絶対に負けられないテニスの試合
車事故で死ぬかもしれない恐怖
絶対に負けられないビリヤードの決勝戦
すべてのゾーンは絶体絶命のピンチに発動していることがわかります。
火事場の馬鹿力って言葉を聞いたことがありますか?
火災の時に子供を助けるためにか細い母親が100キロ近い何かを動かした。
普段は10キロ持つのがやっとの女性なのに、絶体絶命のピンチにあり得ない力が出る。
これもまたゾーンの一つです。
人生において大きな変化を起こしたい人に伝えたいのは、
退路を断て、ということです。
例えば山中でヒグマに出くわして後ろからヒグマが迫ってきた、
断崖絶壁の崖の淵に追いつめられたあなたはそのままヒグマに食われはしないでしょう?
断崖絶壁の崖であっても恐怖を乗り越えて何十メートル下の水の中に飛び込むと思います。
追いつめられ退路を断てば、普段できないことができるわけです。
どっちつかずは永遠にどっちつかずのままです。
だから大きな結果が出ない、人生を大きく変えることはできません。
いくらゾーンへの入り方がわかっても、ゾーンは追い詰められない限り発動しません。
ゾーンに入るのはかなり難しく極めて珍しい、ということが理解できたら、
普段の能力値をあげることがいかに重要かわかります。
そこで自分本来の能力を発動させる具体的な方法を6つお伝えします。
特に1.潜在意識の変更と2.明確な目標設定は重要なので
具体的な実践方法についてもお伝えしています。
1.潜在意識の変更
潜在意識には、過去の経験や信念が刻まれていて、
それが日常の行動や思考に影響を与えています。
不安を自信に書き換えることで、潜在的な能力を解放することが可能です。
実践法:
・アファメーション(肯定的な自己暗示)
理想像や目標に合った肯定的なフレーズを毎日繰り返すことで、
潜在意識にそのメッセージを刻み込みます。
例:「私は自信に満ち溢れている」「私はどんな困難にも立ち向かえる」
・ビジュアライゼーション(脳を騙す)
五感を使って具体的に成功した瞬間を描き、
その感情や状況をリアルに感じることで、
潜在意識がそれを現実として認識するようになります。
・セルフトーク(自己対話)
日常の中でネガティブな自己対話を減らす、ポジティブなセルフトークを心掛けます。
無意識に否定的な言葉を使う癖がある場合、
無意識に気づき、意識的にポジティブな言葉に置き換えましょう。
「できないかもしれない」という考えが頭に浮かんだら、
「私は成功するための力を持っている」と書き換えることです。
・サブリミナルメッセージの活用(洗脳)
サブリミナルメッセージ(意識には認識されない微細なメッセージ)を含んだ音声や映像を定期的に聞くことで、
潜在意識に前向きなメッセージを届ける方法も有効です。
潜在意識の書き換えは、一度の実践で大きな変化を期待するのではなく、
日々の繰り返しによって徐々に変化を取り入れるものです。
毎日、数分でもいいのでアファメーションやビジュアライゼーションを行い、これを習慣にすることが重要です。
2.明確な目標設定
能力を最大限に引き出すためには、明確で具体的な目標を設定し、
その達成に向けて集中することが重要です。
目標が定まればそこに向かうために必要な潜在能力を引き出せます
実践法:
・SMARTゴールを活用する
SMARTとは、
Specific(具体的)
Measurable(測定可能)
Achievable(達成可能)
Relevable(現実的)
Time-bound(期限設定)
の頭文字を取ったものです。
このフレームワークを使うことで、目標を明確にし、達成に向けての行動を明確にできます。
・大きな目標を小さく分割する
大きな目標は、そのままだと抽象的で達成困難に感じることがあります。
そこで、目標を小さなステップに分割し、段階的に達成していくことで、モチベーションを維持しやすくなります。
たとえば、半年後に5キロ減量するという目標がある場合、これを「毎月1キロ減量する」という小さなステップに分割します。
また、月ごとの行動計画として「週に3回運動する」「1日15分」「摂取するカロリーを○○に制限する」などの具体的な課題に分けます。
・行動する
明確な目標を設定したら、それを達成するために日々の行動計画を作りましょう。
目標に向かって具体的に何をすべきかリストアップし、日々のスケジュールに組み込みます。
・進捗を定期的に評価する
目標に向かってどれだけ進んでいるかを定期的に確認し、調整が必要な部分があれば修正します。
進捗を振り返ることで、自分が正しい方向に進んでいるトークを確認し、モチベーションを維持します。
毎週または毎月、自分の進捗を確認する時間を設けましょう。
計画通りに進んでいるか、目標を再調整する必要があるか確認し、必要に応じてタスクを修正します。
進歩を感じることで、自信がつき、さらに努力するモチベーションが湧きます
・目標を視覚化する
視覚的に目標を把握できる方法を活用することで、目標達成のモチベーションが湧きます。
たとえば、目標を紙に書いて見える場所に貼る、ビジョンボードを作成する、アプリを使って進捗を管理するなどの方法があります。
目標や達成したい未来のイメージを写真やイラストで表現したビジョンボードを作り、毎日それを見る習慣を作る。スマホや手帳に目標を書き、日常的に見返すことで、目標を常に意識し続けられるようにします。
・達成した目標を祝う
小さな目標を達成するごとに自分を褒めたり、ご褒美を与えたりして達成感を感じることで、これからの目標達成へのモチベーションが高まります。
「1ヶ月間運動を継続したら、お気に入りのレストランで食事をする」
「目標体重に達したら、新しい服を買う」など、
楽しみを設定しておいて、達成感が得られ、着実な行動に繋がります。
3.ルーティンの確立
早寝早起き、朝の白湯やストレッチや読書など、毎日同じことを繰り返すことでポジティブな習慣化を確立させましょう。
4.心と体のバランスを考える
健康な体と心は、自分の能力を発揮するための基盤になります。
栄養バランスの良い食事や十分な睡眠、定期的な運動は、心身の状態を最適に保つために重要です
5.リラックスと瞑想
内面と向き合う時間を持ち、瞑想やリラクゼーションを行うことで、
ストレスを軽減し、心をクリアにすることができます。
6.挑戦を受け入れる
能力を発揮するために、コンフォートゾーンから抜け出し、新しい環境で新しい挑戦に取り組むことが重要です。
失敗を恐れず、スキルや経験を優先することで、能力が磨かれます。
これらの方法を日常的に取り入れ、意識的に実践することで、自分の能力を最大限に発揮することができます。
代筆屋ナカジ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?