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昭和38年創業 渋谷・鳥竹総本店で一人チキンライスを食べる

昭和の面影を色濃く残す渋谷西口の飲み屋街。
京王井の頭線、渋谷駅西口を出てすぐ目の前にある「鳥竹総本店」は昭和38年創業の焼鳥屋です。

色褪せたメニューが歴史を物語っています。

この日は、渋谷で食べたい物が思い浮かばす、食の彷徨い人になりかけていた時に、昔から気になっていた、このお店のチキンライスの事を思い出し訪問しました。

開店五分前から待っていると列ができはじめ、開店と同時に一階のカウンター席はすぐに満席。
次々入ってくるお客さんは二階へと案内されていきました。

お客さんの注文は全員焼き鳥丼。

チキンライスを注文したのは私一人。

焼いている焼き鳥をご飯に乗せれば完成の焼き鳥丼は、次々とお客さんのもとへ運ばれていきます。

「後から来たのに追い越され~」
水戸黄門の歌が頭の中で流れる中、注文してから十分強で届いたのがこちらです。

大盛無料だったので大盛を頼んだら、中々のボリューム。
焼鳥屋だけあって鶏肉は美味しいです。
大きくカットされた玉ねぎやピーマンもいい仕事をしています。

普通に美味しいです。

普通に美味しい。
なんというつまらない感想だと思う人がいるかと思います。

しかし、この普通が難しいのです。

チキンライス=ケチャップライスとして考えると

ケチャップライスは、スーパー、コンビニのオムライスからオムライス専門店、洋食屋など、様々なお店で提供されています。

基本的に、具材とご飯を炒めてケチャップで味付けするというのシンプルな食べ物です。

しかし、どうでしょうか?
オムライスになる事をふまえても、玉ねぎなどの野菜が入ってない物、ケチャップの加減が多すぎたり足りなすぎたりするもの、無駄に凝った味付けにするもの

帯に短しタスキに長し 

な物が多いと私は思いと思いませんか?

私は思うのです。

そして不満に思うのです。

だからこそ、この普通の味がとてもよかったのでした。

井之頭的な

な気持ちで、美味しくいただけたのです。

そんな事もあり、チキンライスは美味しくいただけたので、今度は皆が食べていた焼き鳥丼や酒の肴に食べてみたいなと思いました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
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