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2022/09/07【アメリカ】バイデン大統領が共和党とトランプ氏を煽る!【世界情勢】#88

今回は、前回に続き、アメリカの中間選挙の話題で、バイデン大統領がプライムタイム演説を行いましたが、変わらないトランプ批判の罪、についてお話をしたいと思います。

バイデン大統領とMAGA共和党員

9月1日に、アメリカバイデン大統領がアメリカ建国の地フィラデルフィアでいわゆるプライムタイム演説を行いました。
ここでバイデン大統領は、トランプ前大統領とその支持者達、このトランプ支持者達を最近バイデン大統領は、Make America Grate Againの頭文字を取ってMAGA共和党員と呼んでいますが、彼らが、アメリカの根幹を脅かす過激主義を象徴している、その結果、民主主義が危機に晒されている、と発言し、また、今日の共和党がトランプ氏とMAGA共和党員に支配され、威圧されていることは間違いないが、これはアメリカにとって脅威である、などとも発言して強烈に批判したのですが、分断も煽るにもほどがあるのでは、と感じたのは私だけでは無かった様で、アメリカの世論も、ちょっと煽りすぎでは、との見方が出てきています。中立系のメディアでも、トランプとMAGAに、ファシストだとレッテルを貼って煽っている、または、2020年の大統領選挙でトランプ氏に投票した7000万人のアメリカ人を中傷している、バイデン氏は、トランプ氏の鏡に映った姿になっている、などの批判が出ています。

共和党員の反発


 当然共和党議員の方々も大反発していますし、共和党本体も当然反論し、バイデン氏は「半分の国民に対して分断、嫌悪、敵意を示すという民主党の分断工作の最高責任者だ」と言っています。
 実際、今回の中間選挙では、トランプ氏とその支持者達によって民主主義を危険に晒す、などと言うことにはなっていないにも関わらず、一体いつまでトランプ氏を引っ張り出し、悪者に仕立て上げることで分断を煽り、民主党支持を増やすという手法を取るのか、と思いますが、アメリカ国民の中でも徐々に、バイデン大統領が分断を助長させている、との見方が広がってきていて、ある世論調査では66%の国民が、バイデン政権になってより分断が進んだと答えたそうです。
 それでも、またトランプ氏が過激な発言でやり返せば民主党の思うつぼとなり、本当に必要な政策論以外のところで選挙が左右されることが本当に有権者の求めていることとは到底思えません。

前回申し上げた通り、今流れは民主党に来ています。分断を煽って支持率を上げるのではなく、今のインフレや、景気後退懸念、銃規制や人工中絶問題に於ける結果をもって、国民の信頼を得ることで支持率を上げて頂き度いと思います。

今回の内容を動画で見たい方はこちら↓


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