ー詩と形而上学ーNo.38
SUMMER SWEARTER
半年前は
サマーセーターで
それに
理由を
探していた
通り抜ける
うつろうことを
恐れない
Ethicsで
田園を飛び立ち
都市に至る
一本の
糸のような
必然性で
一貫性が
あるようだ
どうやら
あなたとの間に
枯れなかった
向日葵
朝六時の
初冬の気配
誰もいない
それが似合う
ひろがる
青い塵
首都圏から
遠く離れた
美しい街の
踏切に
たたずんだ
カーブミラーが
仄かに映す
触れられないもの
無邪気で
無色な
置き忘れられたもの
カレンダーを
めくるより
速く
美しく
過ぎ去っていくものよ
Written by Daigo Matsumoto