経営的には痛いです。
今月から、デイサービスの送迎がなくなり歩いて通い、利用頻度が1/2になった人がいます。
介護度を聞いて驚きました。
要介護4でした。
500メートル位は、歩いて来られます。
介護度高いということは、単価も高く減収です。
経営的に見ると、痛いし苦しいです。
でも、現場で仕事しているスタッフは嬉しいです。
そして、家族も嬉しいです。
納税者にとっても嬉しいです。
卒業すると仰っています。
うちの介護スタッフは、要介護者が良くなるなんて知らなかったし、思っても無かったし、考えたことも無かったようです。
そして、僕がいろんな地域に行っても、同じ声を沢山聞きます。
たしかに、全ての人が良くなるわけでもありませんし、良くなり続けるわけでもありませんが、確実に良くなる人はいます。
また、利用する方も良くなりたいと思っている方や、思っていても抑圧されていて表出できない方も、相当います。
特に、初めて介護保険サービスを使う場面において、そうではない方と比べ、良くなりたいと思ってる方は多いと感じます。
この方は、自分で歩いて買い物に行きたいという目標で、無事に達成され、実現しています。
良くなりたいという方が、良くなりたいと言え、それを当たり前に受け入れられる介護業界であってほしいと思います。
良くなるのが全てではありませんが、介護保険の理念である自立支援の、自立として本人が良くなりたいというのは全く当たり前のことで、制度の本道だと思います。
しかし、肝心のそれを援助する人たちが、それを考えたことがない、知らないということは、良くなりたいという利用する方や家族はなく、この制度に関わる全ての人にとって不幸です。
そして、利用する方や家族は諦め、生きる意欲を減退させてしまう。
もうそろそろ、それを終わりにしましょう。
良くなるということは、今の暮らしよりより良く生きるという事です。
その、より良くを決めるのはご本人です。
初めは、出来る出来ないは、やってみないとわからないことが多いです。
利用する方の想いに寄り添い、チャレンジしてみよう!と思える現場を増やしたい。
本当は、利用者さんを良くしたい。
でも方法が分からないという人は、ご相談下さい。
で、実は経営的にはプラスしかないと思っています。
自分だったら良くなる所に行きたいです。
同じく、これから利用する人も、同じように思っている人がいるはずです。本気で、利用者目線になると、絶対プラスになります。
そして、職場も前向きでチャレンジします。成長します。
なので、ぜひチャレンジして行きましょう!