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脳に悪い7つの習慣(林成之・幻冬舎)
今日はこちら↓
オーディオブックで聴きました。
脳研究の第一人者が書いた本著、
この本の題名的には、「この7つの習慣は脳に悪いからやめよう」という雰囲気がありますが、本の内容的には、「脳に悪い7つの習慣を裏返した、この7つの習慣を意識しよう」というように感じました。
簡単にまとめると、
1.脳の本能を磨く(貢献心、幅広い興味)
2.感性を磨き、理解力を高める(口は言わず、好きになる、面白いと思う、感動する、笑顔をつくる)
3.達成率を上げる(主体性を持って、一気にやる)
4.独創的な思考力を発揮する(繰り返し考える)
5.記憶力を高める(環境にこだわって楽しんで勉強する、関連付けて覚える)
6.空間認知機能を鍛える(スポーツや絵、おしゃべりをする)
7.人間性を磨き、コミュニケーション力を高める(感情を込めて話す、褒める)
ざっとこんな感じです。
個人的に印象的だったのは、「ゴールを意識するかどうかで、脳の血流は変わる」というところです。
これは、「ゴールはまだ遠い」と思っているときに比べて、「ゴールはもう近い」と思っているときのほうが、脳の血流が落ちるということだそうです。
実際、サッカーのアディショナルタイムに点が入ってしまったり、水泳や陸上で最後の最後に大逆転がおきたりしますよね。これが脳科学的には、「ゴールを意識しているから」パフォーマンスが低下しているからだといえると。
だからスポーツとか受験の応援でよく「あと少し!がんばれ!」「あと〇〇分!」みたいな応援はめちゃくちゃパフォーマンスを落とす声掛けだということになりますね。(気をつけよう)
じゃあどうするか。「終盤こそ自分を最大限発揮する時間だ」と考えるんです。
終盤に差し掛かったところでゴールを意識してしまうのは仕方ないと思います。そこで、「あと少しで終わる」と思った時点で脳の働きは低下してしまいます。
だから、「終盤でさらにぶっちぎろう」くらいに考えることによって、自分のパフォーマンスを最大限発揮することが可能になるんですね。
「脳に悪い7つの習慣」なんてちょっとネガティブっぽいタイトルだからどうなのかと思いましたが、内容は僕たちの脳を最大限活かして、よりよい人生を送るためのヒントがたくさん詰まった超絶ポジティブ本でした。
あと2回位は聴きたいと思います。
Daigo
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