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日本酒イベントレポート:若手の夜明け 2024TOKYO

若手の夜明け2024TOKYOに参加してきました。
今回はその様子をレポートします。

■イベント概要

今年2024年の春にも参加しています。

昨年2023年は春と秋の2回開催していました。
その模様はこちら。

さらに過去、2022年9月に行われたレポートはこちら。

チケットはクラウドファンディングの形式をとって前売りをしていました。

来たる9月11日 (水)〜15日 (日)、東京・大手町にこれからの日本酒業界を担う若手蔵元・杜氏が集い、自慢の日本酒を紹介するイベント「若手の夜明け2024 TOKYO」を開催します。
会場は大手町の超高層ビルの間に広がる賑やかな街路、大手町仲通り。今年の秋も、日本中の醸造家たちが、腕によりをかけた渾身の一杯を届けるべくやってきます。夏の終わりと秋の訪れを肌に感じながら、個性豊かな日本酒たちを飲み比べてみませんか?
今年は過去最多の64蔵が全国から集結。東京の日本酒市場に精通した酒販店の審査に基づき、「グロース枠/ポテンシャル枠」と日程を分けて出店します。今後の成長が期待される若手蔵から業界最注目の実力派蔵まで、一堂に会する「若手醸造家の祭典」をどうぞお楽しみください。
若手の夜明け2024 TOKYO
日時 2024年9月11日 (水) 〜15日 (日)
時間 水〜金 17:00 - 21:00、土日 12:00 - 18:00
場所 大手町フィナンシャルシティ (大手町仲通り)
内容 試飲の提供 (酒蔵)と参加蔵の酒類販売 (酒屋)、フードやソフトドリンクの販売
主催 camo株式会社
共催 三菱地所株式会社
後援 国税庁

【前期:ポテンシャル枠】9月11日(水) 〜12日(木)
9. 『S.tokyo』中沢酒造 (神奈川県) *b
29. 『ROOM』八千代酒造 (山口県) *b
33. 『百磐』磐乃井酒造 (岩手県)
34. 『萩錦』萩錦酒造 (静岡県)
36. 『於多福』柄酒造 (広島県)
37. 『きもと太郎』安井酒造場 (滋賀県)
38. 『QA』三宅酒造 (兵庫県)
39. 『芳水』芳水酒造 (徳島県)
40. 『水尾』田中屋酒造店 (長野県)
41. 『BANG』吉田屋 (長崎県)
42. 『キタノニシキ』小林酒造 (北海道)
43. 『KINO』元坂酒造 (三重県)
44. 『月の井』月の井酒造 (茨城県)
45. 『ハナグモリ』木花之醸造所 (東京都)
46. 『五色彩雲』福司酒造 (北海道)
47. 『黄金澤』川敬商店 (宮城県)
48. 『玉川』木下酒造 (京都府)
50. 『叶川』養老酒造 (愛媛県)
51. 『綿屋』金の井酒造 (宮城県)
52. 『若駒』若駒酒造 (栃木県)
53. 『稲とアガベ』稲とアガベ (秋田県)
54. 『辨天娘』太田酒造場 (鳥取県)
55. 『ぷくぷく』ぷくぷく醸造 (福島県)
56. 『菊乃井』鳴海醸造店 (青森県)
57. 『LIBROM』LIBROM (福岡県))
58. 『冨玲』梅津酒造 (鳥取県)
59. 『但馬』此の友酒造 (兵庫県)
60. 『翔空』Lagoon Brewery (新潟県)
61. 『はなうたホップス』haccoba (福島県)
62. 『奥播磨』下村酒造店 (兵庫県)
63. 『シンツチダ』土田酒造 (群馬県)
__. 『中田屋』佐藤酒造店 (埼玉県) *c

【後期:グロース枠】9月13日(金) 〜15日(日)
1. 『飛鸞』森酒造場 (長崎県)
2. 『あべ』阿部酒造 (新潟県)
3. 『上川大雪』上川大雪酒造 (北海道)
4. 『奥』山崎合資会社 (愛知県)
5. 『UGO』相原酒造 (広島県)
6. 『わかむすめ』新谷酒造 (山口県)
7. 『KURAMOTO』倉本酒造 (奈良県)
8. 『飛良泉』飛良泉本舗 (秋田県)
10. 『半蔵』大田酒造 (三重県)
11. 『孝の司』柴田酒造場 (愛知県)
12. 『福海』福田酒造 (長崎県)
13. 『永平寺白龍』吉田酒造 (福井県)
14. 『奥六』岩手銘醸 (岩手県)
15. 『innocent』菊の司酒造 (岩手県)
16. 『ささまさむね』笹正宗酒造 (福島県)
17. 『龍勢』藤井酒造 (広島県)
18. 『narai』杉の森酒造 (長野県)
19. 『浦里』浦里酒造店 (茨城県)
20. 『唎酒』八海醸造 (新潟県)
21. 『Te to Te』浪乃音酒造 (滋賀県)
22. 『玉出泉』大賀酒造 (福岡県)
23. 『会津男山』男山酒造店 (福島県)
24. 『朝日栄』相良酒造 (栃木県)
25. 『Gekkeikan Studio』月桂冠 (京都府)
26. 『雅楽代』天領盃酒造 (新潟県)
27. 『林』林酒造 (富山県)
28. 『伊予賀儀屋』成龍酒造 (愛媛県)
30. 『敷嶋』伊東株式会社 (愛知県)
31. 『谷泉』鶴野酒造店 (石川県)
32. 『豊能梅』高木酒造 (高知県)
35. 『旭鳳』旭鳳酒造 (広島県) *b
49. 『秋鹿』秋鹿酒造 (大阪府) *b

今回は前半と後半で蔵が変わるとのこと。

また、お酒1杯 (40ml) はシール1枚から交換可能、となっていたため、2024年春と同様に「シールと、枚数設定されたお酒と引き換える」というシステムのようでした。

また、酒器は過去に同イベントで使用したお猪口であれば持参OK、ということになりました。

2024年春にさいたま新都心で開催した「若手の夜明け2024 SAITAMA」ではお好きな酒器をお持ちいただけるシステムを採用しましたが、今回は「若手の夜明け」特製おちょこのみに限らせていただきます。それ以外の酒器では試飲できませんのでご注意ください (酒屋大賞、Saketrimonyおちょこも不可)。
会場でも1個 500円にておちょこを販売いたします。当日ふらりとご来場の方も、お連れさまとシールをシェアしたい方も、お気軽にご利用ください。

お好きな酒器を、といって、とんでもないものを持ってきた人がいたのだろう、と容易に想像がつきますね。
正直なところ、酒器って形状によって容量がかなりまちまちなので、注ぐ側としては、「この大きさにどれだけ注げばいいのか」が非常にわかりにくいのですよね。
その意味で蛇の目の一般的なお猪口は容量が統一されているので安心なのですが。

今回僕が購入したのは、たっぷりおちょこ+シール30枚のセット。
若手の夜明けにはなんだかんだいっぱい参加しているので、持っていますよ、若手の夜明けのお猪口。
しかしシールだけで割引のものってなかったから致し方なくこちらのセットに。
しかもこのお猪口、いわゆる蛇の目のお猪口とは規格が違くてやや縦長のスタイルなので、一般的なお猪口ホルダーなどにも入りにくく、正直使いにくさが目立っているような気がするのは僕だけでしょうか。

はたして今回はどんな感じになるのでしょうか。

■現地の様子、雰囲気

開催直前に、事務局より、事前にアナウンスがありました。

受付のある大手町フィナンシャルシティ屋内は電波が弱くなっております。
Makuakeリターンの引き換え時には「注文ID」を確認しますが、受付でログイン操作やマイページを表示しようとしても表示が遅い、または表示されない恐れがあります。
注文IDの表示された画面をあらかじめスクリーンショット保存していただくか、紙に印刷してご持参いただくことをおすすめいたします。
ご不便をおかけいたしますが、ご協力いただけますと幸いです。
みなさまのご来場をお待ちしております。
「若手の夜明け2024 TOKYO」事務局

ちょっとでもスムーズにするためにはこういうアナウンスも大切ですね。
実際に、初日の受付などではかなり混雑したとのこと。

シールはこのようなデザイン。

受付を済ませ入場。
毎回毎回、グッズ売り場に心惹かれては買わずに過ぎるということをやっています。
お猪口を交換したところ、平杯をいただきました。しかし皆が皆、平杯ではなかったようです。結果的にこれはラッキーだった、ということでしょうか。

会場に到着し、全体をざっと確認。

お馴染みのデザインの屋根が各ブースごとについています。

今回は食べ物はお酒と同じようなブースになっており、キッチンカーなどはなさそうでした。

いつもの赤ねこさんの煮込みと唐揚げが食べたかったのですが、致し方なし。

僕がうかがったのは前半の平日でしたが、それなりに来場客がいらっしゃり、仕事終わりとみられる格好の方も場所柄多く見られました。
前半と後半で酒蔵が入れ替わるシステムなので、前半と後半とで2回くる人も多いでしょうね。実際に、友人・知人も複数回行くことを前提にシールを購入しているようでした。(どれだけ課金しているのだか)

お酒は一杯あたりシール2枚・3枚がほとんどでした。
お酒のグレードは結構高めのものもあれば、そうではない定番品、今回のイベントでないと次にいつ会えるかわからないもの、と蔵ごとにまばらです。
また、シールがない場合にはQRコード(PayPay)の支払いでその場で購入して飲むことが可能でした。

イベント中には時々お猪口が割れる音が鳴り響きます。
お酒で手やお猪口が滑りますし、下はコンクリートなので落としたら一発アウトですからね。

蔵の方が直接対応し、お話も聞けるということで、質問したり意見交換のためにお酒の前に留まっているお客さんも多くいらっしゃいました。結果として渋滞が起こっていたところもしばしば。
お話をしたい気持ちはわかるのですけどね…しかし周りをみえなくなってしまってはよろしくないですよ。

■飲んだお酒リスト

埼玉県 中田屋 green 試験醸造
埼玉県 中田屋 オレンジ 純米吟醸 さけ武蔵
広島県 QA(クエ) とととごり
岩手県 百磐(ひゃくばん) 純米酒
兵庫県 奥播磨 山廃純米 強め
長崎県 吉田屋 純米吟醸
群馬県 土田酒造 生酛造り タイ米タイ米麹
ENTAR SAKE silver 純米吟醸 Richie Hawtin 愛知県関谷醸造所コラボ
新潟県 Lagoon Brewery 酔いどれいちご
鳥取県 辨天娘 純米にごり
栃木県 若駒 木桶仕込み かねたまる 美山錦90しずく搾り
栃木県 若駒 雄町50 しずく搾り斗瓶採り
埼玉県 中田屋 ピンク 純米吟醸 生原酒 彩のきずな
愛媛県 叶川 純米吟醸 和 風の里

友人と共にまわり、ブースに赴くがままに飲んでおりました。
ここまで自分の意思を入れずにお酒を選んでイベントをまわっていたのは初めてかもしれません。

■終わりに

日本酒のイベントはかなりリピーターが多く、「あの人、別のイベントでも見たな。またいるな」となることもしばしば。(逆にいえば僕自身も色々なところで見られているわけです。顔と名前が一致していないとしても)
ただ、この若手の夜明けでは普段日本酒に触れていない人が参加している割合が多いのかな、と感じます。場所柄なのかもしれませんが。
そんな方々が日本酒を飲むきっかけになったり、ファンの裾野が広がればいいなと思います。

ではでは。

運営のみなさまお疲れ様でした!

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