日本酒イベントレポート:千葉の酒フェスタ2023
千葉の酒フェスタに参加してきました。
今回はその様子をレポートします。
■イベント概要
先日のかながわ13蔵元秋の感謝祭と同様、今回は千葉県酒造組合による、千葉の酒のイベントです。
東京ベイ幕張ホールという大きめの会場。そして各部400人はかながわのイベントの2倍の人数。
・・・値段、3000円でいいのでしょうか?安くないですか?酒蔵の方々、利益でてますかね?(参加する前から余計な心配)
そして、金券のシステムも過日の一都三県蔵元との交流会と同じですね。
せっかく千葉までいくので、今回はイベント前にいろいろと寄り道していました。
まずは津田沼のラーメン屋さんの“なりたけ”へ。
ついでに津田沼駅周辺を散策。
その後、千葉駅に移動し、IMADEYAの駅ナカ店をチラ見。
改札は出ずに、西千葉駅へ移動し、酒舗西浦さんへ。
会場のある海浜幕張に移動し、MAKUHARI breweryさんへ。
あまり日本酒のイベントの前に酒を飲むことはしないのですが、今回はクラフトビールを6種類ほど楽しんでから向かいました。
果たしてその行動が吉とでるか凶と出るか。
■現地の様子、雰囲気
今回は会場が会場のため、入り口からご立派な雰囲気です。
ほかのフロアでは披露宴をやっていたようでした。御両家および関係の方、おめでとうございます。
そんなハレの日に、ケもケなお酒のイベントが共存していてなんだか申し訳なさを覚えます。
受付のために結構な行列でした。
スマチケよりも紙のチケットの方が早く受付ができたよう。スマートとはいったい。
お水をもらい、受付を済ませ、開場時間になりいざ出陣。
まぁ広い。天井が高い。
襟付きのシャツでも着てきた方がよかったでしょうか。
プラカップを入れるゴミ箱がところどころにありました。吐器も十分数あります。「捨てたいな」と思った時に少し見渡すとすぐ見つかる、というのはなんともありがたい。
今回は入り口近くのブースから順々にまわっていきました。
友人・知人も何名か参加しており、第一部の時の経験や情報を先に共有していただけていたので、何かとスムーズに。
情報戦になりがちな日本酒イベントの当日の動きにあたってはありがたいかぎり。
お燗を専門に行うブース、有料試飲スペース、お水スペース、物産品を販売するブース、香気成分をお試しできるブース、となかなかの充実具合。
特に、化学成分に注目した香気成分のお試しは、普段日本酒を飲む時にも感じていることを成分名と一致させることができ、定期的に確認したいところです。
ホールの足元は絨毯で、会場の端ににあがっつり座り込んでいる方、休まれている方とさまざま。まぁ、お行儀はさておき、居心地いいですものね。
金券チケットは存在感のあるサイズ。
スタッフの立場だったらこれくらいのサイズの方が見やすいし、扱いやすいかもしれませんね。
「使い切らないとただの紙切れになりまーす!」という切実なスタッフさんの声かけにちゃんと応えるよう、計算して使いました。
■飲んだお酒リスト
香るもの、クラシックな味なもの、飛び道具系なもの、日常酒なもの、ここまでバリエーション豊かな味わいが点在している県もなかなかないのかもしれません。
蔵の数はそれなりにあるも、生産量が小さい蔵が多い、というのが千葉県の特徴ですね。
酒造りの話になった際に、「本当は12月くらいから造りたい。11月はまだ暖かく、酒造りがしにくい」という話もうかがいました。
関東でも南に位置し、半島の地理的関係で暖かいのが特徴の千葉県南部。
冬=寒い=酒造りに適している、という無意識な認識が改まる瞬間です。
■終わりに
個人的には、ひとつの県だけのイベントであれば、ハイグレードなお酒だけでなく、その酒蔵の所在地・地元に卸している普通酒なども、ばしばしだして良いと思うのですよね。
このようなイベントに来る人はその県に関する好奇心が高い人たちなのですから、コアな内容に振り切っている方が喜ばれるのではないでしょうか。
ではでは。