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日本酒イベントレポート:千葉の酒フェスタ2023

千葉の酒フェスタに参加してきました。
今回はその様子をレポートします。

■イベント概要

開催日:令和5年10月7日(土)
会場:東京ベイ幕張ホール
住所:千葉県千葉市美浜区ひび野2-3
主催:千葉県酒造組合
開催内容
千葉の酒蔵の地酒100種類以上を味わえる、年に1度の大試飲会!!本年も千葉県開催です。17蔵が地酒を披露いたします。
「千葉の酒めぐりブース」100種類以上のお酒を「きき酒」できます。
★出展予定銘柄
甲子 / 長命泉 / 旭鶴 / 福祝 / 東魁盛 / 聖泉 /寿萬亀 / 稲花 / 腰古井 / 鳴海 / 大多喜城/ 木戸泉 / 岩の井 / 舞桜 / 東薫 / 不動・仁勇 / 勝鹿
17蔵出展予定
★有料試飲コーナー ・ お酒を使用した大人のスムージー
★㈱サンシンのよるお燗酒体験コーナー
★お土産品! 醗酵の里こうざき道の駅/道の駅和田浦WA・O!/青柳食品㈱/出展
★Miss SAKE 2023年千葉県代表 齋藤ひかりさん来場予定
開催時間:
第1部 14時30分~16時30分 (受付開始14時15分から)
第2部 17時30分~19時30分 (受付開始17時15分から)
対象者:20歳以上の方 (但し、以下の方は入場をお断り、又はご退場いただきます)
※車両を運転してご来場の方   ※迷惑行為がある方
※20歳未満の方・お子様のご入場は保護者同伴でもお断り致します
定員:各回400名
入場料:入場券事前購入制 3,000円 (eプラスにて販売)
★当日券の販売はありません。ご注意ください。
特典:●「ちばの【酒】購入チケット」(1,000円)付き

上記ホームページより

先日のかながわ13蔵元秋の感謝祭と同様、今回は千葉県酒造組合による、千葉の酒のイベントです。

東京ベイ幕張ホールという大きめの会場。そして各部400人はかながわのイベントの2倍の人数。
・・・値段、3000円でいいのでしょうか?安くないですか?酒蔵の方々、利益でてますかね?(参加する前から余計な心配)
そして、金券のシステムも過日の一都三県蔵元との交流会と同じですね。

せっかく千葉までいくので、今回はイベント前にいろいろと寄り道していました。

まずは津田沼のラーメン屋さんの“なりたけ”へ。

ついでに津田沼駅周辺を散策。
その後、千葉駅に移動し、IMADEYAの駅ナカ店をチラ見。
改札は出ずに、西千葉駅へ移動し、酒舗西浦さんへ。

会場のある海浜幕張に移動し、MAKUHARI breweryさんへ。

あまり日本酒のイベントの前に酒を飲むことはしないのですが、今回はクラフトビールを6種類ほど楽しんでから向かいました。
果たしてその行動が吉とでるか凶と出るか。

■現地の様子、雰囲気

なぜか恐竜が。
中にもいた

今回は会場が会場のため、入り口からご立派な雰囲気です。

ほかのフロアでは披露宴をやっていたようでした。御両家および関係の方、おめでとうございます。
そんなハレの日に、ケもケなお酒のイベントが共存していてなんだか申し訳なさを覚えます。

受付のために結構な行列でした。
スマチケよりも紙のチケットの方が早く受付ができたよう。スマートとはいったい。

お水をもらい、受付を済ませ、開場時間になりいざ出陣。
まぁ広い。天井が高い。
襟付きのシャツでも着てきた方がよかったでしょうか。

プラカップを入れるゴミ箱がところどころにありました。吐器も十分数あります。「捨てたいな」と思った時に少し見渡すとすぐ見つかる、というのはなんともありがたい。

今回は入り口近くのブースから順々にまわっていきました。
友人・知人も何名か参加しており、第一部の時の経験や情報を先に共有していただけていたので、何かとスムーズに。
情報戦になりがちな日本酒イベントの当日の動きにあたってはありがたいかぎり。

お燗を専門に行うブース、有料試飲スペース、お水スペース、物産品を販売するブース、香気成分をお試しできるブース、となかなかの充実具合。

特に、化学成分に注目した香気成分のお試しは、普段日本酒を飲む時にも感じていることを成分名と一致させることができ、定期的に確認したいところです。
ホールの足元は絨毯で、会場の端ににあがっつり座り込んでいる方、休まれている方とさまざま。まぁ、お行儀はさておき、居心地いいですものね。

金券チケットは存在感のあるサイズ。
スタッフの立場だったらこれくらいのサイズの方が見やすいし、扱いやすいかもしれませんね。
「使い切らないとただの紙切れになりまーす!」という切実なスタッフさんの声かけにちゃんと応えるよう、計算して使いました。

■飲んだお酒リスト

大多喜城 純米酒
旭鶴 純米 秋上がり
腰古井 純米ひやおろし 月兎
寿萬亀 特別純米
稲花 のみがね桜無濾過生詰め原酒
稲花 一の宮 純米吟醸 無濾過火入れ
福祝 燗酒純米 無濾過
木戸泉 純米醍醐
木戸泉 自然舞純米酒
甲子 純米やわらか地の恵
東魁盛 与三郎 純米 超辛口
東魁盛 特別純米酒
勝鹿 純米吟醸
勝鹿 ながれやま育ち 吟醸酒
勝鹿 みりん
腰古井 普通酒
稲花 平成六酒造年度 秘蔵古酒
鳴海 純米ひやおろし
鳴海 純米吟醸直詰生 YK555
福祝 純米吟醸 秋あがり雄町50
福祝 中汲純米無濾過生原酒
東薫 特別純米ふさこがね
岩の井 純米チャレンジ ONJUKU
長命泉 吟醸辛口
長命泉 大吟醸
聖泉 和蔵 ab アッサンブラージュ
舞桜 純米きもと一度火入れ
不動 一度火入れ純米超辛口
仁勇 特別純米 粒すけ
梅一輪 純米大吟醸
梅一輪 鑑評会出品酒 大吟醸
稲花 純米かもし酒
稲花 雄町 無濾過生詰原酒

香るもの、クラシックな味なもの、飛び道具系なもの、日常酒なもの、ここまでバリエーション豊かな味わいが点在している県もなかなかないのかもしれません。

蔵の数はそれなりにあるも、生産量が小さい蔵が多い、というのが千葉県の特徴ですね。
酒造りの話になった際に、「本当は12月くらいから造りたい。11月はまだ暖かく、酒造りがしにくい」という話もうかがいました。
関東でも南に位置し、半島の地理的関係で暖かいのが特徴の千葉県南部。
冬=寒い=酒造りに適している、という無意識な認識が改まる瞬間です。

■終わりに

個人的には、ひとつの県だけのイベントであれば、ハイグレードなお酒だけでなく、その酒蔵の所在地・地元に卸している普通酒なども、ばしばしだして良いと思うのですよね。
このようなイベントに来る人はその県に関する好奇心が高い人たちなのですから、コアな内容に振り切っている方が喜ばれるのではないでしょうか。

ではでは。

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