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日本酒イベントレポート:VintagesakeArt2022秋 日本酒の熟成古酒イベント

VintagesakeArt2022秋 日本酒の熟成古酒イベントに参加してきました。
今回はその様子をレポートします。

■イベント概要

日本酒の熟成古酒イベント。3年以上熟成された貴重な熟成古酒を楽しめます。中には30年以上熟成された酒もあります。日本が世界の人に誇る日本最高級の日本酒です。お楽しみ下さい。
『超稀少高級熟成古酒』コーナーには、貴重な入手困難な熟成古酒が展示されます。購入も出来ます。購入していただいてから追熟といって、自分で熟成を継続延長することもできます。

https://eplus.jp/sf/detail/3698540001-P0030001?P4001?utm_medium=email&utm_source=check&utm_campaign=C100094390

日時:2022/11/6(日)11:00〜、12:30〜、15:00〜
※1部(11:00開演)チケットは、『超稀少高級熟成古酒勉強会』です。ブース出展酒はお飲みいただけません。蔵秘蔵の熟成古酒のみ試飲できます。
ブース出品酒がお飲みになりたい方は、2部(12:30開演)3部(15:00開演)チケットをお選びください。
※各公演日の0時より、当日券価格にて販売いたします。
※前売で完売の場合は、発売はございません
場所:綿商会館(〒103-0006 東京都中央区日本橋富沢町8−10)
費用:オールスタンディング(男性):¥5,000
   オールスタンディング(女性):¥5,000

https://atom.eplus.jp/sys/main.jsp?prm=U=82:P2=369854:P5=0001:P3=0001:P21=003:P7=2:P6=001:P1=0003:P0=GGWC01:P55=//eplus.jp%2Fsf%2Fdetail%2F3698540001-P0030001%3FP4001%3Futm_medium%2aemail

こちらも過去一度だけ参加したことありましたが、御多分に漏れずこのご時世で中止していました。
夏頃でしたでしょうか、どこからともなく「またやるらしい」と情報をキャッチ。ただ、あまり情報が一覧でまとまっているような場所がなく、e plusの申し込みページ頼りでした。
他の日本酒のイベントと比べても、かなりコアな会なのは間違いなしになります。

■現地の様子、雰囲気


唐突に渡される用紙
こちらは淡い方
濃ゆい方を遠目に。全て日本酒ですよ。

自分が詳細をよく見ていなかったのがいけなかったのですが、第一部は結構しっかりめに勉強でした。
銘柄が伏せられた状態でのテイスティングで、その色、香り、味わいなどをノートに記載、そしてそれを提出するというスタイル。
時間は1時間ほど、種類はトータル30を超えるくらいでしょうか。
リストは頂きましたが、そのリストも、番号が抜けていたり、逆に追加になっていたりと、結果として整合性があわないものになっていました。
せめて正解が最後にわかるようにしてほしかった、と思います。
また、スポイトでプラカップにお酒を取る→そのままお酒の前に陣取ってしまう人が多数で、次の人がお酒を取れない、という状況も散見。まぁ、夢中になる気持ちはわかりますけども。
「珍しい経験ができた」、という感覚よりは、「一連の作業の億劫さ」が強くなってしまいました。
こんな乱雑にテイスティングしたものを「参考にしますので・・・!!」と回収されても、かえってこちらが困惑してしまいます。

そんなモヤモヤを抱えながら第二部へ。

酒蔵ブースごとに、出品されたものをフリーに楽しめるスタイル。
これが従来の姿、というか、イベント参加する気持ちを固めた時点で、この形を想定していました。

会場に訪れている方の割合は、圧倒的に男性が多く、かつ、年齢層は高め。
僕ぐらいの年齢の人間はむしろ物珍しいぐらいの世代です。
年月の経ったお酒を楽しむのに実年齢は関係ないのにな、と思いつつも、実際は比例してしまうのでしょうか。
ウイスキーやワインではそんなことは起こらないのでしょう。
なぜ日本酒はそうなってしまうんでしょうね。

■飲んだお酒リスト

京都府 玉川 2017BY 山廃 純米酒
茨城県 郷乃誉 純米吟醸 無濾過 製造年月2012.11.27
岩手県 南部美人 全麹 純米仕込 2000BY(推定)
京都府 松竹梅 上撰 1995BY (推定)常温26年自家熟成
京都府 玉川 2017BY 生酛 純米酒
京都府 玉川 Time Machine 2017BY
宮城県 一ノ蔵 Madena  2016
兵庫県 文太郎 単独行 純米 熟成十六年
兵庫県 文太郎 いで湯美人 特別純米 生酛 
兵庫県 文太郎 単独行 純米 熟成十二年
兵庫県 諸寄(もろよせ) 純米酒
石川県 福光屋 百々登勢(ももとせ)長期熟成純米酒 十年
石川県 福光屋 禱と稔(いのりとみのり) 金紋錦 酒造年度2016 
石川県 福光屋 瑞秀(みずほ) 粒撰 有機栽培米 BY2016
茨城県 武勇 生酛純米 愛山 土蔵内常温五年熟成 2017BY
茨城県 武勇 生酛純米 コシヒカリ 土蔵内常温七年熟成 2016BY
和歌山県 菊御代 普通酒
茨城県 武勇 大吟醸雫熟成古酒 十三年低温熟成
茨城県 武勇 大吟醸雫熟成古酒 十六年低温熟成
和歌山県 黒牛 純米 直汲み 30BY
和歌山県 黒牛 純米 直汲み 29BY
和歌山県 黒牛 純米 直汲み 25BY
和歌山県 黒牛 純米 直汲み R3BY
兵庫県 葵鶴 大吟古酒 2004
兵庫県 葵鶴 葵vintage 1996
山形県 朝日川 純米酒 酒母四段仕込 古酒 
山形県 朝日川 浅黄水仙 江戸の仕込再現 2003
山形県 朝日川 長期常温熟成 純米酒 2002
山形県 朝日川 長期常温熟成 生酛純米酒 2010
兵庫県 龍力 玄妙 premium 
兵庫県 龍力 玄妙
兵庫県 龍力 熟成古酒 1999
京都府 玉乃光 純米大吟醸 熟成古酒 2014
京都府 玉乃光 純米大吟醸 熟成古酒 2018
京都府 玉乃光 純米大吟醸 熟成古酒 2015

こちらはすべて二部に利いたものです。
一言で古酒、といっても、千差万別。
古い、というより、やはり熟成、といった方がニュアンスは正しいのかも。
ただ、年月がたっても、「熟」という感じがないやつもありますがね。

■終わりに

日本酒のイベントの中でもコアなイベントなのは間違い無いでしょう。
しかし、この魅力に気づいてしまったら、参加しない理由がありません。
唯一無二。その言葉がとてもぴったりなイベントです。

ではでは。

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