贈り主のいないベッドを捨てる、一番ええとこをもらう
25年間も使っていた実家のベッドを、ついに捨てた。
セミシングルというサイズは、大人が寝るには狭く、家族で一番身体の小さな母が、しゃあなし使っていた。腰から下が麻痺している母は、床ずれをふせぐマットを手放せないのだが、マットはシングルサイズしかなく、いつもちょっとベッドからはみ出していたので、ずれてずれて不便だった。
母が二ヶ月入院することになったので、新調に踏み切ったというわけだ。
捨てよう、捨てようと思っていた腰が地面にへばりついてなかなか上がらなかったのには、ふた