思い出の味 プー•パッ•ポン•カリー
ある日のこと何気なくラジオを
聴いているとあるラジオパーソナリティーが
タイ🇹🇭に行くと必ず食べるものがあります
それは、
プーパッポンカリー!
プーパッポンカリーはとにかく今まで食べた
カレーの中で1番美味しいと流暢に
プーパッポンカリー愛をラジオで語っていた。
それから私はプーパッポンカリーと
いう響き、言葉が頭の片隅から
こびりついて離れないでいた。
プーパッポンカリーとは
タイ料理の中でも特にユニークで人気のある一品です。「プー(蟹)」と「パッ(炒める)」と「ポンカリー(カレー粉)」を組み合わせた料理です。この料理は蟹をカレー粉と卵で炒めたもので、見た目も味もとてもエキゾチックです。辛さは控えめで、まろやかな卵とカレー粉の風味が絶妙にマッチしています。では、その味の秘密を探ってみましょう。まず、新鮮な蟹が主役。蟹の甘みがカレーのスパイシーさと絶妙に絡み合い、一口食べると「これは蟹の世界チャンピオンか?」と思うほど美味しいです。そして、カレー粉。タイのカレー粉は他の地域のカレー粉と違って、甘みと香りが強く、特にこの料理ではその特徴が最大限に活かされています。さらに、卵。卵はこの料理の隠し味で、まるで料理の中でふわふわと踊っているかのような存在感を持っています。卵がカレー粉と一緒に炒められることで、ソースにトロミとコクが加わり、一層美味しさが引き立ちます。
程なくしてタイバンコクへ行く機会があり
念願のプーパッポンカリーを食べるべく
セントラルエンバシーの中に入っている
SOMBOON SEAFOOD
ソンブーン シーフード
という店へ向かった
セントラルエンバシーとはショッピングモール
なのだが、まず入るとそこはハイブランド
だらけのいわゆる、高級ブティックだ!
その日、私は別のホテルへ移動する道中に
東南アジア独特の気温と熱気のなか汗だくで
立ち寄り
肩には、大きなバックパックを背負い
胸にショルダーバック、
ビーチサンダルに半パンツといった
南国バックパッカースタイル🏝️で
高級ブティックのセントラルエンバシー内を歩いていると
どことなくエアコンのせいか資本主義のせいか
寒気がしたので、急いでソンブーン店がある
5Fまでエスカレーターで
高い天井を見上げながら
急いで駆け上がった。
そしてようやく、ソンブーン店へ辿り着き
店内へ入ると、まだ時間が早いせいか店内には
見たところ、裕福そうな老夫婦1組しか
座っていなく店内は閑散としていた。
案内された席は大テーブルの4脚席だった。
正直あまり下調べをしっかりとせずに行った
ため想像💭とは大きくかけ離れて、私は
カレー屋さん(CoCo壱)へ行く様なテンション
でいたため、店内の雰囲気に圧倒されながら
メニューを1人で見ていると定員さんが
向かって来たので、慌ててお目当ての
プーパッポンカリーのSサイズと有料の水
を注文した。
後から、空芯菜炒めも追加で注文しようと
思ったが極度の人見知りと店内の雰囲気に
圧倒されてか、遠くにいる定員を呼べずに
ソワソワとしながら店内を見回していると
念願のプーパッポンカリーが運ばれて来た!
すぐさま大きなスプーンで食べ始めると確かに
ラジオパーソナリティーが言っていたことは
嘘では無かった。
今まで食べたカレーの中で1番美味しい
そう思った、濃厚なカニ🦀のエキスが
口の中に広がり、白ごはんとの相性は
バッチリだ!
がしかし、食べ進めていくうちにどんどんと
雲行きが怪しくなって来た
お皿を見るとまだ半分程度も残っていた
おかしい、あんなにも美味しいと思った
プーパッポンが味が濃い過ぎてか
胃の中に入っていかないではないか
しかし、せっかくここまで来たのだから
残す訳にはいかない、それにしても
空芯菜を頼まなくて良かったと思いながら
なんとか最後まで残さず完食した。
後から調べたら、ソンブーン店は
小泉元総理も訪れた程の由緒正しき
超有名店で、プーパッポンカリーは1人で
食べるのではなく、みんなでシェアしながら
頂く料理だったと後から知った。
できることなら何人かと一緒に食べに行く事をオススメする。
味は絶品だった!
そして、店を後に
次の目的である、ホープランドホテルまで
歩いて向かっていると途中
交通量の多さと熱気でより一層気分が悪く
なってきたので途中にあったスターバックスで
休憩しようとアイスコーヒーSサイズを
注文し腰を下ろした。
だか一向に気分が良くならない
普段なら一口で飲み干してしましそうな
アイスコーヒーも喉を通らず
気がつくと私は、立ち上がり定員にトイレの場所を訪ねていた
すると定員はこのスタバ内にはトイレが無く
店を一旦出て、向かって左を突き進んだ
エレベーターの奥にトイレはあると言った。
一心不乱にトイレへと向かい
そして気がつくと…
便器の前でうずくまり
念願だったプーパッポンカリーが全て
便器の中へと吸い込まれていった。
初めてのプーパッポンの後味は
酸味の効いたしょっぱい味となった。
その後、胃と足取りは軽くなり
次なる目的地ホープランドホテルへ
向かった。