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沖縄の風水

最近、ブログを読んで…
という感じで学生さんが沖縄の風水について質問しに来てくれました。

分かる範囲でお答えしたのですが、
僕は専門家というよりは、
情報を収集して、考察している程度なので、
なんとも申し訳ない気がしていました。

基本的には書籍を読み込んだり、
関連資料と合わせて自分なりの解釈をしているだけで、
研究しているとは言えず、知識の切り貼りがほとんどです。
それでもなかなかそこまでやっている人も少ないので、興味を持って質問されることはありがたいことだと思っています。

さて、僕が沖縄の風水について調べる時に、最も活用している本は、
「沖縄風水学」入門 著:和来龍 出版:ボーダーインク2022.10.31
という本です。

「沖縄風水学」入門 著:和来龍

この本をベースとして、
他の関連書籍も目を通すようにしています。

亜熱帯型省エネ住宅ガイドライン-快適な沖縄の住まいのために(発行:平成27年3月)
( https://www.pref.okinawa.jp/machizukuri/kenchiku/1023167/1013436/1013437.html ) は、最近のデータも含まれているので、当時のデータとは違う可能性は大いにありますが、
参考にするにはよいと思っています。

戦前まではフンシーミー(風水を見る人)によって多くの家が建てられていたそうですが、
沖縄戦を経てフンシーミー自体がいなくなったことや、何か文献があったとしてもほとんどのものが沖縄戦で遺失してしまったため、今はいかにかいしゃくするのか、もしくは仮説を立てて検証しなければ、その本質には迫れない状況です。

僕の立場としてたくさんの書籍を読み深めながら、妥当性が高そうなものを話させていただいています。
当時の人がどんな根拠を持って、沖縄の風水を確立したのは分からない部分でもあり、だからこそ興味のある部分でもあります。

継続することの難しさとともに、失ったものを読み解くことの難しさも実感しながら、少しずつ沖縄の先人の知識に近づいていくことはとてもおもしろいことでもあります。

自分なりの解釈ですが、ガイドする上では自分の中でできるだけ自信を持ってお話ができるように、たくさんの文献を読みながらすり合わせを行っています。

特に、沖縄の風水は沖縄の気候環境に合わせて、沖縄独特の風水をクリエイトしていると考えているので、なかなか奥が深く、だからこそ、調べ甲斐のあるものでもあります。

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