教員向け生成AIガイドラインを考えた
こんにちは。高校で情報の先生をしていますTakitoです。
ご高覧いただきありがとうございます。
すこし前に、これからチャレンジしたいことのひとつは「教員向けの生成AIガイドラインを考えてみたい」と書きました。
色々と参考にしてガイドラインを考えて、そこそこまとまった状態になったので、これで一旦完成ということにして、今のうちに書いておこうとなったわけです。
参考にしたガイドライン
まずは、基となる文科省のガイドライン(文科ガイド)。
次に学校向けではありませんが、東京都が分かりやすくてまとまった、素晴らしいガイドライン(以下 東京ガイド)が作成されていました。
両ガイドラインともにChatGPTのような対話型文章生成AIについて「生成AIの紹介」「利用上の注意」「利用例」の3点が書いてありましたので、これを真似することにします。正直なところ、この2つのガイドラインがあれば、すべて事足りる気がしますが、それでは味気ないので、少し内容を追加してオリジナル性をアピールすることにします。
1.生成AIの紹介
「ChatGPTとは何か」は様々なメディアで紹介しているので、知らない人はいないと思うので紹介自体の内容少なくする。絶対に押さえておきたい事柄は「ChatGPTは正しいことを言うのではなく、それっぽいことを言うだけ」ということ。それは文科ガイドのスライドを利用すれば良さそう。
追加:AI利用の必要性を訴える
AIを知る必要性について、少し刺激的な公的な文章を入れて、必要性を訴えてみることにする。
「破壊的イノベーション」というパワーワードと、「後れを取っている」という煽る感じが気に入りました。さらに「石板から紙」や「フィルムカメラからのデジタルカメラ」のような話もプラスすれば、説得力も増す気がする。
2.利用上の注意
利用上の注意点は東京ガイドの4点と文省ガイドの2点で充分。
3.利用例
東京ガイドにプロンプトエンジニアリングがあるので紹介する。
文科ガイドにも東京ガイドにも利用例、不適切な例がたくさん掲載されているのでいくつかピックアップする。
追加:学校でやりそうな不適切な例を追加
学校でやりそうな不適切な具体例を考えてみたので追加する。
この文章はChatGPTで生成された文章ですか。
A君の文章とB君の文章ならばどちらが優秀な文章ですか。
両方ともに文科ガイドにもあるように、現状、AIによる評価のみを用いるのは危険。
4.その他
追加:ChatGPTは有料版も紹介
ただでさえ有能なChatGPTが有料版になると、さらに手が付けられないほどに強くなる。
精度アップ
入力に画像が使える、回答の整合性が高まる、扱える文字数が増えるCode interpreter
ChatGPT上でpythonプログラムが動かせる、計算の精度が上がるDALL-E3
画像生成ができる。GPTs
オリジナルChatGPTが簡単に作成できる。
追加:画像生成AIの紹介も追加
テキスト生成と同じぐらい画像生成も学校現場では有用だと思う。
MicroSoft Edge Copilotを利用すれば、DALL-E3を利用可能
CanvaでもDALL-Eが利用可能。
生成AIとは別だが、Canvaはテンプレートの豊富なのでオススメ
きっと今後もAI関連の新しい技術やらサービスが増えるから、一旦完成にして、本当に使うことになったら、また追加すれば良いかくらいの気持ち。