バカになれ!?営業成績を10倍に上げた話
こんにちは、営業コンサルタントのダイキです。
今日は「あえてバカになろう」というテーマで、営業の世界における意外な真実をお話しします。
「えっ、バカになれって?」
そう思った方も多いでしょう。でも、ちょっと待ってください。
この「バカになる」というのは、実は成功への近道なんです。
なぜなら、頭が良すぎると、かえって営業がうまくいかなくなることがあるからです。
では、なぜ頭が良すぎると営業がうまくいかないのか。
その理由を、僕の経験を交えながら掘り下げていきましょう。
■頭が良すぎると起こる3つの罠
考えすぎて行動できない
頭の良い人は、あらゆる可能性を考えてしまいます。
「こうすれば断られるかも」
「あの手この手を使っても、結局ダメかも」
そんな風に考えて、結局行動に移せないんです。
僕も昔はそうでした。
新規開拓の電話をする前に、あれこれシミュレーションして...
結局1日が終わってしまって、1本も電話できなかったことも。
でも、「バカ」になってみてください。
考えるのをやめて、とにかく電話してみる。
すると意外な発見があるものです。
相手の立場に立ちすぎて、セールスできない
頭の良い人は、相手の気持ちを察するのが上手です。
だからこそ、「この人に売り込むのは可哀想だな」と思ってしまう。
でも、それって本当に相手のためになってるでしょうか?
僕が担当していた中小企業の社長さんがいました。
最初は「無理に売り込んだら迷惑かな」と躊躇していたんです。
でも、思い切って提案してみたら...
「こんなサービスがあったなんて!助かるよ。もっと早く教えてくれれば良かったのに」
そう言ってくれたんです。
つまり、セールスを控えるのは、相手のためになっていない場合もあるんです。
完璧を求めすぎて、チャンスを逃す
頭の良い人は、完璧主義になりがちです。
「もっと良い提案ができるはず」
「もっと準備してから行こう」
そう思って、チャンスを逃してしまうんです。
僕の同僚に、そんな人がいました。
彼は頭が良くて、プレゼン資料も素晴らしかった。
でも、いつも直前まで資料を作り込んでいて...
気づいたら、ライバル会社に先を越されていたんです。
■じゃあ、どうすれば良いの?
ここまで読んで、「じゃあ、どうすれば良いの?」と思った方もいるでしょう。
答えは簡単です。
あえて「バカ」になるんです。
具体的には:
考えるより、まず行動する
相手の立場に立ちすぎず、自分の商品を信じて売り込む
8割の完成度で満足して、さっさと動く
こうすることで、意外なほど成果が上がるんです。
僕自身、この「バカ戦略」を実践してから、成績が劇的に伸びました。
新人時代に成績トップ10にも入れなかった僕が、
3ヶ月後にはなんと... トップ2に入ることができたんです!
■でも、本当にそんな単純なの?
ここで疑問に思う人もいるでしょう。
「本当にそんな単純なの?」と。
実は、これには科学的な裏付けがあるんです。
心理学では「パラレル・プロセシング理論」というのがあります。
これは、人間の思考には2つのモードがあるという理論。
1つは、論理的で分析的な「システム2」。
もう1つは、直感的で自動的な「システム1」です。
頭の良い人は、つい「システム2」に頼りがち。
でも、営業の現場では、むしろ「システム1」の方が有効なんです。
なぜなら、お客さんの心を動かすのは、
論理よりも感情だからです。
だから、あえて「バカ」になって「システム1」を活性化させる。
それが、実は賢い戦略なんです。
■具体的な「バカ」の実践方法
では、具体的にどうやって「バカ」になればいいのか。
そのコツをお教えしましょう。
朝一番に、考えずに電話をかける
考える前に、リストの一番上の人に電話する
「おはようございます!」と元気よく挨拶するだけでOK
プレゼンは3行で済ます
長々と説明せず、核心だけを伝える
「これ、すごいんです。なぜなら○○だからです。ぜひ使ってみてください!」
失敗を恐れず、新しいアプローチを試す
「こんなの通用するわけない」と思うことこそ、試してみる
意外とうまくいくことが多いものです
お客さんと談笑する時間を作る
商談以外の話題で盛り上がる
相手の人間性に触れることで、信頼関係が生まれる
直感を信じる
「なんとなくこの人、interested」と感じたら、躊躇わずアプローチ
分析や論理よりも、感覚を大切にする
これらを実践することで、あなたも「頭の良すぎる営業マン」から脱却できるはずです。
■最後に
「バカになる」というと、自尊心が傷つく人もいるかもしれません。
でも、それは違います。
これは、むしろ高度な戦略なんです。
なぜなら、状況に応じて「頭の良い自分」と「バカな自分」を使い分けられる人こそ、
本当の意味で賢い人だからです。
ぜひ、明日から「バカ戦略」を試してみてください。
きっと、新しい自分に出会えるはずです。
それでは、また次回!