恵比寿の写真日記
移動中に写真を撮るのが面白い。
昨日は久しぶりに恵比寿に行った。
乗っていた電車が途中で止まってしまって、本当は幡ヶ谷まで行って打ち合わせだったのだが、間に合わなかったので、恵比寿のサテライトオフィスからオンラインで参加した。
場所は雑居ビルの9F。
帰りにエレベーター付近のバルコニーまで行くと、柵が腰までしかなく「怖いなぁ」と思いつつ子どものように、柵に手を当てて真下を見たり、周りを見回したりした。
(当然、昼休憩の時間に行っている。)
ぼくが働く会社は規模が少しずつ大きくなってきて、引き受ける案件の規模も大きくなった。
したがって、中小規模のオフィスビルに行く機会が前よりも少なくなったのだ。
大きなオフィスビルは基本的に窓が開かない。
稀だがバルコニーがあったり、屋上庭園があったりするが、柵が高くて、景色のすごさはあっても怖さは感じない。
しかし、10Fぐらいのビルは、窓が開閉することが多く、窓下が腰ぐらいまでの高さだと、絶叫アトラクションに乗っている時のようなスリルを感じて、逆に身を少し乗り出したくなる。
だから意外と高層ビルよりも、10F前後のビルの方が、少し興奮する自分がいる。
そういえば新卒で入った会社は34Fだった。
景色も素晴らしかったので、今思えば貴重な体験だった。
ただ思い返すとその景色に見惚れることは入社した数日間だけで、それ以降は飽きていたな。
高ければ高いほどいいっていう訳じゃない。
それは何でもそうだ。
高みには限界がある。
深みがいい。
サテライトオフィスから恵比寿駅までの道中、カメラ家に目が行った。
ぼくが使っている中古のカメラを購入したのは、横浜にある老舗のカメラ屋。
あの時、ぼくに初心者なのにも関わらず熱心に教えてくれた店員さんのおかげで、たとえ行ったことがない老舗のカメラ屋でも、勇気を持たずとも入れる。
昼の休憩時間だったので、入っちゃおかなと思ったのだが、次の打ち合わせが控えていたので、その場を後にした。
そういえば気になるタバコ屋があった。
よく見たら2人いて、ご飯を食べながら談笑している。
寒い時期に囲まれたところで縮こまって、ご飯を食べている姿は何だか温かさを感じた。
山積みになったタバコは火に関連するから、よりその温かさに拍車をかけているかどうかは、この写真を見た時の気分によって変わる。
写真と日記はカフェとオレぐらいの相互作用を生む。
最近日記が書けないから、写真を頼りに書いてみたら、内容はともかく楽しく書けた。
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