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#育児
面倒くさそうな未来を拭き進め
赤ん坊から勢いよく放たれた茶色と透明のそれを、ぼくはただ見守ることしかできなかった。
奥さんも椅子からただぼくと赤ちゃんを眺めて、顔は冷静でいながら、頭の中ではきっと、これからどういう風に片付けていこうか思考が巡っていたのだと思う。
ただ巡っていたのは赤ちゃんの腸内も同じで、ぼくがこれをああしてと考えている内に、第二陣が尻から放たれ、思考が停止した。
おむつを取り換え中にスタンディングした赤ちゃ
苦手を克服したい、習慣づけたいと思ったなら
「んぎゃーーーーーー」
ベビーカーのシートに赤ちゃんの背中が少しでも触れようものなら、海老反りになって思いっきり泣いてしまう。
いつから乗れなくなったのだろう。
アルバムを見返して6月時点では大人しく乗車している写真があった。
だから7月以降から大泣きしてしまって、今は12月、5か月もの間ベビーカーで出かけられなかったということだ。
原因はおそらくチャイルドシートである。
ベビーカーよりも自動車
赤ちゃんをジャンプするヘビに乗せて
赤ちゃんが笑ってくれるのはうれしい。
基本的に少し驚かせるようなことや、想像を超えたことをすると笑ってくれる。
「わーー!」
「…」
「あれ?」
遊園地のフリーフォールのごとく、赤ちゃんを抱っこして、急にしゃがみ込み、床に寝かせる寸前のところでピタッと止めると、見ている人からしたら少し危なっかしいのだが、これをやると赤ちゃんはすごく笑った。この前は。
さっきやったけど、もうあの時ほど笑っ