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低血糖と副腎疲労について

こんにちはダイエット専門パーソナルトレーナーのだいちです。

みなさん、ダイエットをしていて甘いものがやめられないとか気分が落ち込んだりすると言ったことはありませんか?

もしかしたらそれ、低血糖かもしれません。

ということで今回はそういった低血糖について理解すると同時にどうすれば解決できるのかを解説していきます。

低血糖になる原因は?

低血糖になる原因を理解するために重要なのは”副腎”という臓器が重要になってきます。

副腎とは?
腎臓の上にある臓器で、コルチゾールなどのホルモンを分泌する

コルチゾールは血糖値を上げる重要なホルモンなのですが、これがうまく出ない状態になってしまうと血糖値が安定しなくなってしまいます。

つまり、低血糖の症状である、食欲の乱れ、イライラ、不安などが起こってきます。

『コルチゾールって筋肉を分解するホルモンって聞いたことあるけど大事なホルモンなんですか?』

という質問を受けますが、結論、めっちゃ重要なホルモンですし、体にとって出ないとヤバヤバなものだと覚えておいてください。

ちなみに、コルチゾールなどの抗ストレスホルモンがうまく分泌できない状態のことを副腎疲労と呼びます。

(これは聞いた話ですが、健康診断で空腹時血糖や、HbA1cといった血糖の数値は正常な人も多いそうです。)

具体的に低血糖の症状を上げると

・疲労
・不安
・抑うつ
・倦怠感
・痺れ
・不眠
・動悸
・歯ぎしり
・集中力の低下

などがあげられます。

2つの低血糖パターン

低血糖には主に2つのパターンがあります。

①反応性低血糖
②無反応性低血糖

それぞれ特徴を解説します。

反応性低血糖

これはインスリンという血糖値を下げるホルモンの効きが悪くなるパターンのものです。

食事をすると一気に血糖値が上がり、急激に血糖値が下がる低血糖です。

『あれ?インスリンの効きが悪くなるのなら血糖値は下がらないんじゃないの?』

そう思った方もいるかもしれませんがいい疑問です。

これはインスリンの効きが悪くなっているだけで、タイミングがずれて血糖値が急激に下がってきます。

インスリンの効きが悪くなるのは運動不足が原因であったりすることが多いので普段から体を動かすようにするのはめちゃくちゃ大事になります。

もっというと下がった血糖値を上げるためには交感神経が働き、筋肉が緊張したりするので肩こりや頭痛などが起こると言われています。

無反応性低血糖

これは無反応というくらいなので血糖値が上がらないタイプの低血糖です。

血糖値を維持する仕組みがうまく機能していないというのが大きな原因です。

「そういえば血糖値ってどうやってコントロールしているんだろう?」

そう思った方もいるかもしれないので解説します。

血糖値をコントロールする2つの仕組み

血糖値をコントロールする仕組みは2つあります。

①肝臓に貯蔵しているグリコーゲンを分解する
②糖新生

この2つです。

①肝臓に貯蔵しているグリコーゲンを分解する

これは肝臓に蓄えているグリコーゲンを分解して血液中のブドウ糖の濃度が上がることで血糖値が上がったといいます。

その時に必要になるのがコルチゾールというホルモンです。

副腎疲労を起こしてコルチゾールがうまく出ないと血糖値を上げることができずに低血糖になってしまう可能性が高いです。

②糖新生

次に糖新生です。

糖新生は糖質以外のタンパク質質などを分解して糖質を作り出す仕組みのことです。

長時間、ご飯を食べていないときは糖新生が起こり、血糖値を維持しようとします。

ちなみに、無反応性低血糖(血糖値が上がらないパターン)は副腎疲労と一緒に起こる可能性が高いので次のようなことが起こりやすいです。

・朝起きられない、夕方から元気
・疲れが取れない
・性欲の低下
・ストレスに対処できない
・病気や怪我からの回復が時間がかかる
・頭が働かない・記憶があやふや
・抑うつ
・PMSの悪化
・カフェインがないと仕事ができない

このような症状がある人は多いのではないでしょうか?

ダイエット指導をする際、いくつかピックアップしてカウンセリング時に聞くことが多いのですが、当てはまる人が多い印象です。

そういった人には普通にダイエット指導をする前に捕食をしたりと低血糖を改善できるような食事を伝えています。


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