知らないと損する血管の話
こんにちは、パーソナルトレーナーのだいちです。
冷え性や目の下のクマなどがきになるという方はいませんか?
今日お話しする内容はダイエットをするにしてもここができていないと確実に痩せにくくなってしまう大事な部分についてお話しをしていきます。
あまり触れられることのないマイナーな部分ですがめちゃくちゃ大事な『血管』の話になります。
世間では体に良いものを食べましょう!と言われますよね?
もちろん大事です!オーガニックな食材や栄養価の高い食べ物など健康を意識した食事をされている方もたくさんいると思います。
特にダイエットをされている方ならなおさら健康的な食事を意識しているのではないでしょうか。
しかし、健康的な食事をするだけでは不十分なんです。食べ物って口に入れた後、胃の中で消化され、腸に入って吸収されていきますよね。
そう、つまり栄養が流れるのは血管なのです。なので健康的な食べ物を摂っていたとしても血管の状態が悪いとうまく胃→腸などに運ばれにくくなってしまうのです。
血管は道路みたいなもので、障害物があると通りにくいですよね。
それと同じで老廃物が溜まってしまうと血流の悪さにつながり、代謝が下がってしまったり、冷え性の原因にもなってしまいます。
今回の内容は血管を強くし、冷え性の改善にもつながる方法や血管を強くする食材も併せて紹介するのでぜひ最後まで見てください。
血管とコレステロール
血管は栄養や水分、酸素を運搬する通り道だと先ほどチラッとお話ししましたが、その中でも知っておいてほしいのはコレステロールの話です。
コレステロールって聞くと「体に悪そう」というイメージが強いと思いますが大前提、なくてはならないものだという認識を持っておいてください。
そもそもコレステロールってなんだっけ?という人もいるかもしれないので簡単に解説しておきます。
といった具合です。コレステロールには悪玉と善玉があります。
・LDL(悪玉):全身にコレステロールを運ぶ
・HDL(善玉):残ったコレステロール(悪玉)を回収
そして、コレステロールは油でできているので水には溶けることができません。
しかし、コレステロールは血液やリンパ液として流れないといけません。そこでリポタンパクという親水性のある物質に包まれることで血液に乗り流れることができます。
そうして必要な場所に必要な量だけ届けられていくという仕組みです。
ただ届けられたコレステロールが全て血管内で仕事ができるわけではなくあまった場合、高LDLという血管の内側にコブのようなものができてしまうのです。
これが動脈硬化につながっていくと言われます。
コレステロールを下げる飲み物3選
次に高LDLなどを防ぐためにコレステロール値を下げると言われる飲み物を3つ紹介していきます。
簡単に解説をしておきます。
①ベリースムージー
ベリースムージーには抗酸化物質であるアントシアニンが豊富に含まれています。
アントシアニンはポリフェノールの一種ですが、よくブルーベリーが目にいいと聞きますよね?
それはブルーベリーに含まれるアントシアニンが目の網膜にあるロドプシンの再合成を助けるからと言われています。
また、アントシアニンは悪玉コレステロールの酸化を防ぐ作用があると言われているのでコレステロール値を下げる役割を持っています。
②トマトジュース
トマトジュース280mlを2ヶ月飲み続けるとコレステロール値が下がったという研究結果があるくらい信頼性のある飲み物です。
トマトに含まれるリコピンという成分が大きな役割を果たしています。
リコピンはアディポカインという炎症性のタンパク質を大きく減らす作用があると言われているスーパー栄養素ですね。
ただ、1つだけ注意したいのはトマトジュースを飲むときは無添加のもの(無糖、無塩)を選ぶようにしてください。
コレステロールを下げても他の病気のリスクが高くなってくるのでできるだけ無添加のものにしましょう。
③緑茶
緑茶に含まれるカテキンはコレステロールの吸収を抑えると言われています。
緑茶はダイエットをするにももってこいの飲み物なので、ぜひ生活の中に取り入れてほしい飲み物です。
血管を強くするためにやるべきこと
先ほど血管は栄養の通り道だというお話をしたのを覚えていますか?
血管の機能が低下してしまっているとどうしても血流が悪くなります。
これが冷え性や目のクマ、抜け毛などの原因にもなってくるのです。要するに老化現象を起こしてしまうんですね。
血液はホルモンや白血球も運ぶと言われます。
そのため幸せホルモンであるセロトニンや睡眠の質を高めるメラトニンなどが運搬できないとなるとやはり精神的にも弱ってしまう原因になってしまうのです。
あまり知られていませんが血管は血管平滑筋という筋肉でできています。
腕の筋肉などのように自分の意識ではコントロールすることはできませんが、強くすることで血流が良くなります。
筋肉というだけあって、やはり必要になるのはタンパク質です。
お肉やお魚、卵などのできるだけ質のいいタンパク質を摂るようにしてほしいです。
また降圧剤や利尿剤の使い過ぎも血管を弱くしてしまう可能性があると言われています。
血管を強くするトレーニングとは?
血管を強くするために行えるトレーニングがあります。
もちろん自分の意識ではコントロールできないので筋トレするわけにもいきません。
そこでおすすめなのが『温冷交代浴』と呼ばれる入浴方法です。
まず、温かいお湯に入り、血管を拡張させます。その後冷たい水に入ることで血管が縮まります。
筋肉は収縮と弛緩を繰り返すことによって強くなるので温冷交代浴をやることでポンプ作用が働き血流も良くなるはずです。
では血管を強くするためにやるべことをお話ししましたが次に血流自体が低下するとどうなるのか、改善方法までお話ししていこうと思います。
血流が悪いとどうなる?
血流が悪くなるとどうなるのかについてはちょいちょい書いていますが冷え性やクマ、抜け毛などがあります。
ざっと調べたので書き出しておきます。
なかなかありますよね笑
かくいうボクも末端冷え性なので血流の改善を意識して食事をしています笑
何かしらの原因で血流が悪くなると、体の隅々まで栄養や酸素が行き渡らなくなり、最終的には血管が消えてしまうこともあります。
これをゴースト血管と言います。
とここまではなんとなく聞いたことがある人もいると思います。
そこで今回はもう少し踏み込んだ内容をお伝えしようと思います。
少し難しくなるので、ちょっとだけ休憩してくださいね!
血流改善のためのちょっと踏み込んだ話
血管には主に3種類あります。
その中でも動脈と静脈は3層構造になっています。毛細血管は一層となっています。
層の周りは壁細胞という壁で覆われているのですが、この壁細胞の中の作りを血管内皮細胞と言います(覚えなくていいですw)
その血管内皮細胞の中にある分子の1つのTie2(タイツー)というものが血流を良くするカギになります!!!
このTie2が活性化することで毛細血管にも血液が届くようになり、ゴースト血管を予防できるようになります。
ゴースト血管予防のためにできるたった1つの方法とは?
結論から言うとこれは食事量を減らすことです。つまり少食です。
たくさん食べるor食事回数が多くなるとそれだけ消化・吸収の負担が大きくなります。
消化吸収を行うには血液がたくさん必要になるので胃腸に血液が集中するので毛細血管の働きが鈍くなってしまうのです。
これが1日、2日ならまだしも大量に食べるorダラダラと食事回数が多い生活が習慣化しているとどうしても毛細血管のゴースト化が起こりやすくなります。
なので少々と食事回数はできるだけ少ない方が良いと個人的には思っています。
もちろん低血糖症状などがあって食事回数を増やさないといけないひとはまた別の話になってきます!
血流の流れの悪さをチェックする方法
血流の流れが悪くなっているか確認する方法を紹介しておきますね。
これは『汗がしっかりかけているか』が着目点です。
本来、汗は毛細血管からの水分が滲み出たものなので、血液が材料になって汗が出ていると言えますね。
しかし、ただ汗をかけばいいと言うわけではありません。
ドロドロ、ベタベタした汗やにおいがきつい汗が出るのはあまり良くないとされています。
これはミネラルも大量に排泄されている状態。ミネラルは体にとって重要なので毛細血管が再吸収しようとするのですが、ゴースト血管になってしまうと再吸収ができないですよね。
なので汗をしっかりかけているか、不自然な汗の書き方ではないかが血流が悪いかどうかのチェック方法になります。
血流を良くする食品3選
最後に簡単に血流を良くすると言われる食品を3つ紹介していきます。
この3つの食品は割と手軽に買えるのでぜひ積極的に摂取して見てください。