自分を表現する
毎日投稿22日目。今年も残り10日。
寒くなり、布団から出られなくなって、遅刻ギリギリでダッシュすることが増えました笑
今年も残り10日!クリスマスもありますね!
楽しみましょう!
「自分のことが好きですか?」
こう聞かれて自信を持ってうなずける日本人はそう多くないだらろう。
「自分自身に満足している」と答えた若者の割合はアメリカが86.0%、韓国が71.5%であったのに対し、日本は過半数を下回る45.8%だったという研究結果がでている。
また、「自分には長所がある」と答えた若者の割合はアメリカが93.1%であったのに対し、日本は68.9%である。
これらは、日本人の自己肯定感の低さを表している。
たしかに海外に行ってみると、日本人との自己肯定感の高さの違いを感じることが多い。
自己肯定感が低くネガティブな人が多い日本人が悪いとは思わない。プラスに捉えれば、繊細さを持ち合わせているということにもなるからだ。
私は今年タイに行った。
タイ人をみて日本人と自己表現力に差があると感じた。
タイ人の若者のインスタを見てみると、皆自分の写真を乗せている。それもモデルのようなポーズをしている写真ばかりだ。
日本人の若者は、誰かと一緒に映っている写真や風景が多いように感じる。
また、タイの中学校教員の方のインスタグラムをみてみると、生徒たちも先生のアカウントをフォローしているのだ。先生たちも何も隠すことなく公開している。
投稿には、パートナーとのラブラブな写真や超プライベートの写真を投稿しているにもかかわらずだ。
これには驚いた。
日本人の10代~20代では、半数以上がサブアカウント(自分の親しい友達のみフォローしたり、趣味などを発信するアカウント)を持っている。
私もサブアカウントを作っているが、私の周りの友人を見てもサブ垢を持っている人が多く、そこでは本アカで公開できないことを上げていたりする。
これらも海外と日本の自己表現力の違いを示す一例だろう。
なにが、ここまでの差を生み出すのだろうか。
それは、文化的な背景が大きく影響を与えていると考えられる。
日本人は失敗することを嫌うと同時に、他人に迷惑をかけることも嫌い、さらに名誉を重んじる国民性でもある。
しかし、それ以外にも教育も関係があると考える。
1つは叱りすぎること。
何かミスに対して叱ることは悪いことではないが、叱り続けると人間だれしも自分はダメな人間だと思ってしまい、自己肯定感の低下につながる。
特に幼少期の親から受ける教育だ。
もう1つは、個性の強い子を排除してしまう学校の仕組みだ。
個性の強い子は、学校という制度にうまく適応できず、授業に置いていかれたり、いじめにあうことが多い。
教育現場で子どもたちと関わっているといろいろな子たちに出会う。
自己肯定感が著しく低い子のほとんどは、この2点のどちらか、もしくは両方だ。
これらから考えると、
日本が自己肯定感が低く、自己表現が苦手なのは、文化的な背景や国民性も大きく影響するが、教育も影響しているということだ。
自分の長所を見つけ、自分に自信を持てる子どもを育てていきたい。
「自分のことは好きですか?」
と聞かれて、自信を持って「はい」と言える人を増やしたい。
そのために、まずは自分のことを本当の意味で愛するところから始める。