メンテナス論①「不安の正体」
新年度も始まり、最初のうちは緊張感できづかなかったものことが、少し分かり始め、心身に自覚や影響が出てきやすいタイミングだと思います。そこで今回はメンテナスの観点から記載していこうと思います!
皆さんは不安になったことありますか?
新しい環境やメンバー、仕事など不明瞭なものに対して人間が「不安」になるのは心理学的にも脳科学的にも当然の反応です。
(コーチングを含めた自身への学習やTRをすることで改善は出来ます)
そもそも不安とは?
不安とは
ネガティブな情動、認知、身体的反応のことを称して「不安」と定義づけします。
・情動とは感情の動きのことです。
・認知とは、外からの情報を視覚、聴覚、体感覚でどのように捉えてどのように考えるかということです。
・身体的反応とは、体がどのように反応し、受け止めるかです。
つまり不安とは、ネガティブな気持ち・考え方・良くない体の状態のことを示します。
情動:ナーバス、心配、緊張
認知:ネガティブな考え、心配事が多くなる
身体的反応:心拍数の上昇、発汗作用、口の渇き、
ex:試合、新しい環境
不安の種類
不安には2種類に分けます。
ひとつは状態不安。
もうひとつは特性不安になります。
今回は状態不安から述べていきたいと思います
状態不安とは?
環境によって変化する気分。
自律神経系の活性化または覚醒を伴う主観的意識的に認識される、その時々に感じる不安感や緊張感のことです。
例えば
家からに出る時、電車に乗る時、学校に行くとき、クラブハウスに入る時、ピッチに向かう時、試合に向かう時と、人によってシチュエーションが異なりながらも、様々な場面があるかと思います。
状態不安は環境要因が大きい?
家でご飯を食べる際に不安を感じる方は、ほとんどいらっしゃらないと思いますが、外で他人と会食をするとなった場合、少し考えたり、悩んだりすることがあるかと思います。
同じ食事を取るという行動でも
環境が変われば、不安を感じることもあるかと思います。
つまり環境によって変化するものを状態不安と言えるかと思います。
もちろん、日常で不安を感じないという方もいらっしゃると思います。
会議でプレゼンをしなければならなくて、不安を感じるという方もいらっしゃるかと思います。
なので、人それぞれの状況や環境によっての感じ方があるということが前提です。
その状況で不安を感じることもあれば、感じないこともあるし、その状況が不安になってしまいそうなことが起こることもあれば、起きないこともある。そういった不確定要素且つ、未来において想像がつく範囲で
「不安になるだろう」と考えられるものは、『不安』になる可能性があります。
状態不安の2種類
状態不安には2種類あります。
1.認知の不安
認知状態不安=心配
exはじめてのおつかい、飛行機に乗る
何かについて心配事がある。
2.身体的状態の不安(体が覚える不安)
身体的状態不安=身体的アクティベーションの受容感
(※アクティベーション=活発に活動する)
exトイレが近くなる、食事が喉を通らない、汗ばむ
緊張感を自分で感じることができる。
その時にしか起きない身体的変化。緊張感や興奮感を(仮に脈拍などが数値的に上がっていなくても)自身で感じることができる。
ある一定のの状況の中で自身が自分の体がどのように変化しているのかを受け止める感覚のこと。
つまり、状態の不安には
頭で考えている不安と
体で感じている不安に
分けることができます。
なぜ、今回「不安」をテーマに扱ったかというと
僕は新しい環境の時に不安そうにしている、不安なことがある、不安だと思っていることが周りにバレる。要は内心、不安だらけなのに、虚勢を張り、誰かに頼ることが格好悪いと勘違いし、強がって振る舞っていたことで。スタートがうまく行かず、心身ともに辛い時期がありました…
逆に新しい環境にいった際に、新人の私に、こちらの状況を想像して、理解を示した上での言葉を掛けでしたり、行動のサポートをしてくれる人と出会えた時は、順調なスタートを切れるだけでなく、その後も関係性が良好なおかげで、自分自身も仕事に邁進できましたし、組織に対しての貢献が早くできるようになる+「この人の為」といった人にロイヤリティが生まれるので、組織力も向上します!!
そんな自身の経験も踏まえて、新年度のチャレンジされている方に
この記事を通じて何か力になれたらと思いますし
是非、ARALABOのコーチングを受けてもらって、皆様の心身のメンテナンス(調律)し、パフォーマンスアップに繋げて頂けたらと思います。
次回は
状態の不安が日常のパフォーマンスに(サッカー・スポーツだけではなく、ビジネスパーソンも含めて)どのように影響しているのかについて、述べていきたいと思います。
お後がよろしいようです。
日常に活力と笑顔を