家づくりはのんびりでもいいんですが
「〇年後の〇月までに家を建てたい」
そんな目標を立てて家づくりをしている方もいらっしゃいますが、
「いつかは家を建てたい」
「この家が壊れたら家を建て替えたい」
と言ったぼんやりとした目標?と言うか、想像をしている方の方が圧倒的に多いと思います。
目標を立てた方が行動しやすいのは確かですが、
家づくりはのんびりでもいいんです!
■目標を立てることのメリット
1 第一歩が踏み出しやすくなる
「いつかは」
と考えていると、スタートが「いつまでも」始まりません。
そうすると、目標がいつまでも達成されません。
第一歩目が踏み出されなければ、ゴールは存在すらしません。
しかし、一歩踏み出せば、
少なくともゴールはぼんやりとでも現れます。
2 目が変わる
何気なく見ていた日常の風景が変わるなんてことがあると思いますか?
「家を建てよう」
と考え始めますと、町の景色が違って見えてくることがあります。
例えば、
「あの家の外観が良いよね」
「あの家の色が良いよね」
のように他の家が気になります。
少しでも自分の家づくりの参考にしようと、目が変わるのです。
3 お金が貯まる
これから家を建てようと目標を立てれば、自然とお金が貯まるようになります。
もちろん、急に収入がアップするということではなく、
支出面を考えるようになるということです。
これまでの生活でも無駄と言うのは無いとは思いますが、
少しでも家づくりの足しになるような行動を苦もなくすることが出来ると思います。
また、住宅ローンを借り入れる上で、別の借り入れ状況やお仕事の状況などの影響が大きいですので、早期返済を進めたり、転職時期なども考えるようになると思います。
■目標を立てないことのデメリット
1 その日が急にやってくる
ぼんやりとした計画と言うのは、在って無いようなものです。
「いつかとお化けは出たことがない」
なんて言葉があるように、
あるかどうかも分からないいつかに備えられる人は非常に稀だと思います。
そして、その「いつか」は本人からしたら、いきなりやってきます。
周りから見れば全く突然ではないタイミングなのですが、考えていない方からするとそれが突然に感じられます。
当然、準備は整っていない状況下です。
2 すごく時間が掛かる
在庫が豊富で、人手不足もなかった時代は良かったですよね。
今は真逆です。
人も物も不足していますので、
依頼してから完了するまでには昔とは全く異なるスケジュールになります。
場合によっては、そのシーズンには出来ない可能性すらあります。
以前、弊社でもご相談があった事例で申しますと、
5月の連休明け頃に初めてお会いしたお客様が
お子様の進学に合わせてこの年度内にご自宅を建替えたいとのご相談をいただきましたが、その時点で「間に合いません」と言うお話しをさせていただきました。
計画の進捗状況や土地の状況、法令、社会情勢、などによっても大きく異なりますが、
「概ね、初回面談から1年くらいは掛かりますよ」
ということをその時にお話しさせていただきました。
その後、スムーズに計画は進んでいき、完成は翌年のGW連休直前でした。
3 選べない
最大のデメリットは、慌てる、ということだと思います。
急な対応をせざるを得なくなり、
人も物も選べず、取りあえず、何とかすることになってしまうことがあります。
だいたい、それが失敗のもとになります。
■家づくりはダラダラやっていると結構疲れる
家は人生最大のお買い物と言われていますので、
考えること、決断しなければならないこと、が目白押しです。
ですから、それなりに労力が掛かります。
気が付かないうちに心も体も疲れます。
ですから、
時間と気持ちに余裕を持って計画していくは良いですが、
ダラダラと先延ばしにしていると疲労ばっかりが溜まっていきます。
しかも、情報は日々変わっていきますので、
ずっと情報収集ばかりしていても、以前に知った情報が役に立たなくなることはザラです。
自分が飽きてしまわないうちに実現できると良いですね。