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ドアドアドアドアドア
何度も唱えていると、顔出しをしていない超人気歌手の方のように聞こえてきますが、今回のテーマは「ドア」です。
あなたがクラスその家にドアはいくつありますか?
■仕切りの多い家の良し悪しを考える
1 ドアは部屋を仕切るもの
自宅にドアや引戸が多いと思った方は
= 個室が多い家に住んでいる
ということになります。
部屋を仕切る目的以外に飾りのドアを設置していない場合に限りますが、
家が建築された年代が古いほど、ドアや引戸などの建具が多い傾向があります。
昔は、戸建て住宅と言えば一人一部屋が当たり前でゲストルームやら応接間やら、やたらと個室が並んぶ造りの家が多かったです。
一方、現代の住宅は個室よりも広々とした空間が好まれる傾向があり、お子さんたちの個室も必須ではないというお考えも広まってきました。
必要に応じて個室にする、広い空間にする、ことが出来るような設計も求められています。
2 ドアの数だけ必要な物が増える
ドアにも一つ一つ製作費がかかっていますが、
ドアが増え、個室(居室)が増えていくほどに増えていくものがあります。
エアコン
コンセント
テレビ配線
照明器具
と言った主に電気関係の物が部屋ごとに必要なってきます。
特に、最近はエアコンの設置の有無は重要度合いが増していますので、個室の数だけ設置することになると思います。
3 ドアでエアコンの効率は高まる
エアコンの数は増えたとしても、1台がまかなう範囲が限定されるので、1台当たりの冷暖房効率は高いのですが、
家全体の冷暖房となると、仕切りの多さが邪魔になりますので、かえって効率は下ります。
家を局所的に冷暖房したい場合にはドアが多い家
家を全体的に冷暖房したい場合にはドアが少ない家
が効率が良いと私は考えています。
4 ドアの有る無しで子どもの成長が変わるのか
職場でも、秘密の会議をする場合には、防音性の高い会議室で話し合うことがあると思いますが、家族が暮らすご自宅でも個室でバラバラに過ごす時間が長くなるほど、家族の距離が離れてしまうような印象もありますが、
一方で、
個室がお子さんの自主性、自立心を養う
とも言われています。
私はどちらが良い悪いということは決してないと思いますが、
可能であれば、お子さんの個性や成長などを眺めながら、変えていけると良いのではないかと考えています。
5 ドアはロボット掃除機に嫌われる
お掃除をロボットたちが担っているご家庭が増えていますが、ドアなどがあるとロボットたちはお掃除を妨げられてしまいます。
まだ、人間のようにはドアを開け閉めは出来ませんので、個室が多い家ほどロボット掃除機は不向きです。
その内、ドアの下はカットされるのが一般的になり、ドアを閉めていてもロボット掃除機が行き来する時代が来るかもしれませんね。
ただ、プライバシーは激減しそうです。
6 ドアをインテリアに溶け込ますか主張させるか
昔ながらの和室の襖は襖紙が壁を飾る絵画、掛け軸のように、障子は日の光を柔らかく取り入れてくれる装置としての役割もあり、インテリアとしても室内に調和していました。
一方で、洋室などに用いられる現代のドアは木製や金属製など壁などと素材が異なるので、そのまま設置すれば、ある程度の存在感があります。
数が増えれば壁の存在感よりも建具の存在感の主張がさらに強くなります。
ドアを部屋の主役としてインテリアを考えてみるのも良いですよね。