壊れるまで使う為には不便も理解する
自動車であれば、壊れれば代車を借りることも出来ますが、
住宅ではなかなかそううまくいかないことが多いですよね。
壊れるまで使うことはゴミ問題などを考えれば良いことではありますが、壊れた後の不便さも理解しておくことが大切です。
■形あるものは必ず壊れる
●メンテナンスフリーと言う幻想
瓦屋根、タイル外壁、コンクリート打ちっ放し、
などはメンテナンスが必要ない!
と勘違いしている方がいらっしゃいます。
メンテナンスをせずに過ごしていらっしゃる方がいたとしたら、
それはおそらく、必要なメンテナンスをせずにいただけです。
メンテナンスをしなかったことで住宅に支障が出ていないのか、出ているのに気が付いていないだけかは分かりませんが、完全にメンテナンスフリーと言うものはありません。
●機械もの、水まわりはメンテナンスは必須
設備が精密になるほど故障もしやすくなりますので、メンテナンスが必須となり、耐用年数も短めになります。
機械設備などは概ね10年を経過するとその先は交換時期に達していると考えられます。
●故障はよく使う時期に起こりがち
給湯器の故障がこれからの季節に増えていきます。
冬になってより活発に稼働するからだと考えられますが、この時期に故障して使えなくなった状況を想像できるでしょうか?
昔のように、故障した後に頼めば2~3日で新しい機器と交換してくれるということは稀です。
給湯機に特化した業者さんが交換対応可能な在庫品を抱えていればすぐに対応してくれるかもしれませんが、私どもで考えると、
お客様からのご相談→現地で品番等の確認→見積り→契約→機器と職人の手配→納品→お客様との日程調整→施工→お引渡し
(間は多少は省かれるかもしれませんが)このような流れになり、機器の納品にも以前より日程が掛かるようになったこともあって、相談から1週間以内で完了することはごく稀です。
●最後までご使用になるならば、使用不可期間の対応を考えておこう
このような状況でも最後までお使いになってから交換を検討するのであれば、使えない期間の対応を考えておきましょう。
給湯器であれば、銭湯の利用、別に暮らす家族宅を借りるなどが可能かどうか検討しておくことが大切です。
●交換のタイミングはいつ?
とは言え、闇雲に交換していたらもったいない気がしますよね。
そんな方は、何かご自宅でリフォームを考えた際に合わせて交換するのがお勧めです。
例えば、浴室リフォームと一緒に給湯器を交換したり、洋室の内装リフォームと併せてエアコンを交換したり、するということです。