排水口に熱湯を流していませんよね?
住宅を造ることを生業にしていると、
自然と一般の方々よりも建築のことに詳しくはなっていくのですが、
自分の常識と一般の方の常識がかけ離れている事を認識する瞬間があります。
その一つが、排水口に熱湯 です。
■汚いでは済まされない排水口のお話し
1 熱湯は色んな物へダメージを与えます
お鍋に入れた水道水を沸騰させ、食材を煮ることで殺菌になるのはご存じですよね。
全ての菌を死滅させるわけではないようですが、食材の他に、食器などの殺菌にも熱湯が用いられます。
単純に調理として、硬い食材を柔らかくする効果もあります。
私が良く実践してるのが、熱湯を雑草に掛けて根から枯らせています。
土の中まで浸透していくので、小さくて抜きづらい雑草などにも効果があります。
そんな色々な効果がある熱湯ですが、
まさか、
排水口にそのまま流していませんよね?
熱々の熱湯は当然のことですが、排水管にダメージを与えます。
変形、破損、場合によっては水漏れに発展します。
絶対にやらないでください!!
流すなら、冷ましてからにするか、冷水と一緒に流して少しでも熱を下げてから流しましょう!
2 強力な洗剤は色んな物へダメージを与えます
流すだけできれいにしてくれる洗剤が販売されていますが、
必ず、取扱説明書には使用量の指定が書いてあると思います。
洗浄能力、殺菌能力など、効果が高い物であればあるほど使用する量は少量で良い場合が多いですよね。
そんなお掃除を楽にしてくれる洗剤たちですが、
まさか、
適量を大きく上回る量を流したり、
放置時間を大幅に上回って放置したり、
していませんよね?
強い洗剤は当然のことですが、排水管などへも少なからずダメージを与えます。
熱湯と同様に変形、破損、場合によっては水漏れに発展します。
絶対にやらないでください!!
掃除は一気に大量にするのではなく、こまめに定期的に実施しましょう!
3 排水管は大掃除のメインディッシュです
キッチンや洗面台の排水菅って掃除したことはありますか?
数年、掃除していない方は、近日中に実施することをお勧めします。
なぜなら、排水口の中は日々の使用によって少しずつ汚れなどが溜まり、管内が詰まっていくからです。
完全に詰まったら水が流れないだけではなく、漏水の可能性があります。
掃除のしかたは、取扱説明書などにも記載がありますが、
キャビネットを開けると、菅が見えますので、ジョイント部分を取外し、細いブラシなどで管内を清掃します。
取り外した通りに元に戻し、水を流して漏水が無いことを必ず確認してください。
■最後までお読みいただきありがとうございます
「熱湯を流さないでください」
なんて言ったことが無かったのですが、意外と流している方がいるということに最近気が付きました。
すぐにやめましょう!