中年節約プチミニマリストのスーツ選び

正解は「ネイビー系かグレー系か、どちらかに絞り、同じ系統の色味で３着。無地の生地で安い店でオーダーする」だ。

１年ほど前に服に関する記事を書いた。
今年までは記事に書いたように、スーツやジャケットでなくてもいいが、シャツや落ち着いた服であれば、なんとか勤務できたため、私服と仕事着を同じものにし、自分なりの正解を見つけていた。

しかし、次年度から役割が変わり、いつでも外部対応ができる服装が求められるようになる可能性がでてきた。
最後にスーツを買ったのは１３年前。さすがにそのままというわけにはいかず、スーツ、もしくはジャケット等を勤務に耐えられる数買うことにした。

スーツかジャケット＆パンツか

答えはスーツだ。
ジャケットとパンツはカジュアル感もあり、かっこよくて好きだ。
しかし、それでは対応できない場面がある。クレーム対応などだ。
それにジャケットなどを買ったとしても、スーツの数は減らせないだろうという考えに至り、ジャケット＆パンツは見送る。節約することと、制服化を考えたら、スーツ一択。

スーツだけでローテーションするのが一番コスパがいい。

色など

ではどんなスーツがいいのか。

形はあまり悩むことはない。少し細身で、どんな場でも対応できる、シングル２つボタンで、オーソドックスなものだ。

色はネイビー系かグレー系が一般的だろう。
最初はどっちもミックスで数着のつもりだったが、ネイビー系でそろえることにした。以下の理由からだ。

　①どちらかといえば、自分はネイビーのほうが似合うし好きだ。
　②すべて同じ系の色にしたほうが、ネクタイなどの小物も合わせやすい。
　③周りからの自分のイメージがつきやすい。

決まった。ネイビー系で３着。
一番堅い「ダークネイビー」
明るく、少し遊びが入る「ネイビー」
少しグレーがかった「やわらかいネイビー」

どの季節に、どのスーツ、どのシャツ、どのネクタイを目をつむったまま選んでも合うことが大事だ。もちろん生地は３シーズン用。冬はインナーで調節だ。

コスパ重視？吊るし？オーダー？

基本的にお金はかけたくないが、納得できないと着たくない。
納得ポイントはやはり見た目重視だ。

まずは、ネットでコスパの良いスーツやセットアップを探すと、ユニクロやGUのものがものすごく絶賛されていた。
何度も足を運び、試着した。
結果は、１つの製品だけ「これならいいかな・・・」という形ものがあった。まあ、この値段なら、妥協できる。という程度だが。しかし、色が納得できずに断念した。

次に回ったのは紳士服の量販店。５店舗程回った。
自分の体形が普通なため、とくにジャケットなどにしわが寄ることなく、サイズもすべてピッタリで買うことができそうだった。
金額はピンキリだが、まあ、納得できる感じだ。

オーダーの店も４店舗まわった。
その中で、雰囲気、対応、値段で店を決めた。

オーダーの良さ

オーダーの良さはもちろん、形がシンデレラフィットし、裏地やボタンなどもすべて好みで選べる。また、サイズ直しに対応できるという点だ。

しかし、シンプルな服を心がけて、そして好きになってきた、プチミニマリストとしてのメリットがあった。

安い生地はほぼ無地でオーソドックスということだ。

おそらく、普通は〇万円～と書いてあっても、選べる生地は無地で地味な数種類。横に置いてある生地はどんどんグレードアップしていき、当初予定していた価格の１．５倍～２倍になってしまうだろう。

その点、僕が欲しいと思う生地はほぼ最安値。ちょっと折柄で３着に差をつけたいと思っても、ちょっとだけ高い生地になるだけだった。

あとは、オーダーだと１か月ほどかかるが、僕の場合、４月以降のための準備なので、時間はいくらでもある。

価格、見た目の良さから言って、オーダーで決まりだ。
少し高いが、物の良さの割には安い。

出来上がるまでの時間さえクリアできれば、間違いなくオーダーをお勧めする。
価格も吊るしのスーツとそう変わらない。
しかも、一度作っておくと、体形が変わらない限り、生地だけ選んで注文できる。なんならネットでもOKだ。
そして、やはりフィット感が最高だ。
裏地にネームも入っている。

時間をかけ、納得できるスーツをそろえることができた。
金額的には３着で１０万ほどだった。
おそらく吊るしの１．５倍ほどの値段だろう。

これが２０代３０代なら、吊るしでいいが、４０代の中年となると、ある程度の質の良さも担保したい。
それこそ高いものになると青天井だが、いいものを価格を抑えて、納得して買うには、この選択がベストだと思っている。

つぎは、靴もそろえないといけない。