【昆虫注意】山梨県北杜市・オオムラサキセンターでたくさんの虫を見てきたレポ
やあみんな!テレタビーズの時間だよ!テレタビーズの時間だよ!!(違う)
ハイ、しょっぱなから伝わらない小ボケを突っ込んでる吟醸です。最近とみに古いネタが周囲に伝わらなくなったと感じるのですが、このまま歳を取ったらどうなっちゃうんだろう、私。。。
今回は、まだ暑かった時期に山梨県北杜市にあるオオムラサキセンターに行ってきたレポです。オオムラサキってなにそれ美味しいの??って方のために前もって言っておくのですが、蝶です!つまり、この記事では虫さんたちが超ワンサカ出てきます(蝶だけに)。本文まで行間を空けておくので、苦手な方はそれまでにブラウザバックをお願いします…!
やあ (´・ω・`)
ようこそ、オオムラサキセンターへ。
このテキーラはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。
うん、これから「虫の写真だらけ」なんだ。済まない。でも、虫への「ときめき」みたいな気持ちを忘れないでほしい、そう思ってこの記事を書いたんだ。
じゃあ、本文に進もうか。
オオムラサキセンターは山梨県の標高が高い森の中にありますが、特急を使うことで都内から比較的用意にアクセスすることが可能です!
新宿からあずさに乗り(あずさと言えば狩人の『あずさ2号』を思い出しますよね!…と言っても1977年の曲のネタなんて今日び通じるのだろうか…)韮崎駅で乗り換えて、日野春駅へ。2時間ほど電車に乗ったあと、駅からは徒歩10分少々でオオムラサキセンターに到着です!
オオムラサキセンターの敷地内に入るや否や、軽トラ並みのサイズのカブトムシ立像がお出迎え!この構図ポケモンみたいで燃えますよね…!ビビヨンに対面したヘラクロスといったところか…ふくがんぼうふうで死ねますね……。
あとはデクの樹さまみたいな木もあったり(甲殻寄生獣・ゴーマはいません。安心してください!)
建物にたどり着く前からワクワクが止まりません!
森の中を歩き、はい!到着しました!モスラ並みの大きさのオオムラサキゲートでお出迎えの、これがオオムラサキセンターです。ちなみに、左の芋虫はむっちゃんといい、オオムラサキの幼虫のゆるキャラ?です。
むっちゃんと言えば、関係ないけど福岡にむっちゃん万十というムツゴロウの形をしたホットスナックがあり、オススメですよ!(言うまでもないですがどうぶつ王国の主たるムツゴロウさんをかたどったものではありません…)
中に入ると売店があるのですが、カブトムシ用のマット等の飼育用品が揃っているのみならず、虫そのものも売っていてビックリ!涼しい環境を好むミヤマクワガタとはいえ、銭湯でよく見る牛乳用の冷蔵庫で売られているとは…!生きたクワガタを収納しているこのタイプの冷蔵庫は恐らく世界でコイツだけだろうな…。
入館料420円を受付で支払い、いざ館内へ!私は借りなかったので詳しくは分からないのですが、虫取り網を無料で貸出もやっている様子。これで某豆腐店よろしく、山梨の峠を攻めに来たついでにフラッと寄っても大丈夫ですね(?)
早速現れたのは巨大オオムラサキです!キョダイバタフリーのレイドバトルを思い出しますね…ポケモン剣盾で、ソルロックとかコイキング繰り出してきやがった味方NPCへの怒りが再燃してくるわぁ…!!
反対側に回るとバタフリー…じゃなくてオオムラサキが真っ二つに。運悪くハサミギロチンでも被弾したのでしょうか…?(いい加減ポケモンから離れろ)これで昆虫の内部構造が確認できます。
進んでいくと、何やら催しが行われている様子…なんとあのゲンゴロウくじが開催されていました! …ゲンゴロウくじ??
どうやら、ゲンゴロウを洗面器の中に泳がせ、1~8のエリアのどこに止まったかを当てるゲームのようです。天然記念物を惜しげもなくルーレットそのものとして使う豪快さ、嫌いじゃないぜ…!ゲンゴロウちゃんが身を張って稼いだお金がオオムラサキセンターの収支となり、ひいては周囲の環境保全にもつながることでゲンゴロウという種の保全にも繋がるのです…!(謎理論)
さて、このエリアの中心部には、雑木林を模したジオラマや、オオムラサキの標本があります。これは超レアな海外産のブルーオオムラサキ(青いオオ「ムラサキ」って矛盾しているような…?)に、
白い斑点の消失したオオムラサキ。
標本は全国各地の採集先に分けられており、地域ごとに色の鮮やかさが微妙に異なっていて見比べるのも面白いです!
センター内にはクイズや虫の紹介などのコンテンツが色々なところにてんこ盛りで飽きがきません!これは箱の中身当てクイズです。
マジでこのなかに手を入れるのビビったんだよな…蛹とか普通に入れてきそうなノリなんだよ、この施設は……(入館30分にして展示の濃さに圧倒されている)
さて、正解は……??
そう、アルミニウムでした!!(なんで?????)
虫じゃないんかーーーーい!!普通にヒヤッとしてビビった…。。間違いなく手触りは鉄とわかるんだけど、南米の密林の奥地にしかいないメタリックな昆虫なんぞを入れられたかと思ったので……
本館はここまでで、一度建物を出て別館へと向かいます。部屋に入る前に、廊下にもたっぷり展示があるので見逃さないでくださいね。なんとこれはアレクサンドラトリバネアゲハの標本です!!
アレクサンドラトリバネアゲハは世界最大の蝶という希少性から標本もレアであり、アレクサンドラトリバネアゲハの姿を実際に目にできる機会はあまりないのです。アレクサンドラトリバネアゲハを見ようとしても、そこらの博物館にある巨大なトリバネアゲハはアレクサンドラトリバネアゲハではなくゴライアストリバネアゲハやアカエリトリバネアゲハであることが多いんです。是非ここに来たらアレクサンドラトリバネアゲハを見てください!アレクサンドラトリバネアゲハですよ、アレクサンドラトリバネアゲハ!!(この段落で何回トリバネアゲハと言ったかな?数えてみよう!)
別館は更にカオス度と昆虫愛が溢れ出る展示となっており、カブト・クワガタの標本を使用した人間臭いジオラマや、
蝶や甲虫の標本をふんだんに利用したアート(上から順に紅白の蝶のみで描いたサンタさん、タマムシで作ったサル、蝶をオーナメントにしたクリスマスツリー、蝶を音符に見立てて書き上げた『ちょうちょう』の曲の楽譜)・・・!
いかがでしょうか。虫好きの少年が40℃の高熱に浮かされている際に見る悪い夢のような光景が広がっているではありませんか…!(褒めてる)
別館では生体展示も行われています。さあ、金網の扉を開けてカブト・クワガタふれあいの森へーーーー
中には、ヘラクレス、コーカサス、ギラファとムシキングで名を馳せたカッコイイ海外産甲虫たちがところ狭しと飼われていました!
ムシキングの思い出といえばつよさ200のムシをついぞ引くことができなくって、つよさ180のパラワンオオヒラタクワガタが相棒だったなぁ…習い事の帰りにお母さんからもらえるおこづかいの100円玉を握りしめて、スーパーの3階にあったムシキングの筐体まで友達とダッシュするだけで毎日が楽しかったなぁ……
他にも、ニジイロクワガタがことに及んでいる姿もフライデーしてしまいました…!18歳以下のクワガタムシは閲覧禁止ですよ!(なおクワガタの寿命は長くても5年程度のもよう)
あっ、カッコイイ甲虫だけでなく、ちゃんと世界最大級のムカデやゴキブリやタランチュラも生体が展示されているので安心してくださいね(^^♪
なんとゴキブリには触ることもできちゃいます( *´艸`)
「さわってみよう!そ~っとあけてね!」ってノリが軽いんだよなぁ…しかしムカデやタランチュラにも触れるようになっていなかっただけマシかもしれない…。
まだまだ見どころは満載なのですが、もう一度外に出て、奥の建物に向かいます。なぜか別館の階段の上にはリアルなポージングをした熊がいるので気を付けて(?)ください。
立ち入り禁止って看板を出しておくより、熊のはく製を置いておいた方が人除けに効果的ですよね…導入コストが50倍ぐらい違ってきそうだけど…。。
はい!!ここがオオムラサキセンター一番の見どころと言える「びばりうむ」です!
ここは言わば体育館ほどの巨大な虫かごとなっており、昆虫たちが野生の姿さながらに展示されているのです…!
ちなみに歩道には石のようなものが埋められているのですが、よく見るとなんとすべてカブト・クワガタの標本なんです!
それではお待ちかね、中に入るとこんな感じで…
中を自由に探索して虫を探すと……いました!!これが夢にまでみた、国蝶オオムラサキの生きている姿…!!!
訪れたのが8月中旬だったため、オスは死んでしまいほぼメスしかいなかったのですが、普通のタテハチョウとは格が違う優雅なたたずまいと、その気品のある水玉模様はとても美しいです!
パイナップルの置かれたエサ場が点在しているので、びばりうむ内でオオムラサキを探し回るのも楽しい(ていうか結構いっぱいいます)
本当に野生に近くなるように飼育されているので、力尽きてしまったオオムラサキも見られますし(まるで槇原敬之のHungry Spiderみたいな瞬間が撮れました!ちょっとドヤ顔)
オオムラサキだけでなく、他にもカブトムシの姿も私が行ったときには確認できました!
オオムラサキとカブトムシを一緒に見られるなんて、『となりのトトロ』と『火垂るの墓』同時上映並みのボリュームですよ…!
※トトロの劇場初上映は火垂るの墓とガチで同時上映で、当時の子供たちに森へのあこがれと戦争の悲惨さをともに刻みこんだという…。
時間を忘れてびばりうむの中を見て回り、帰ろうとした最後に…
オオムラサキのオスを一匹だけ見ることができました…!染物のような紫があでやかで綺麗ですね…。でも、こればっかりはどれほど鮮やかかを生で見ていただきたいと思います!
さて、昆虫成分てんこ盛りでお送りしてきましたが、いかがだったでしょうか?来年の夏はオオムラサキ(とカブトムシとタランチュラとムカデとゴキブリ)に会いに行ってみてくださいね。
なお、この日は虫を見すぎたため、屋外スぺ—スの飾りがおびただしい数の蝶に見えるようになってしまったという報告を持って本記事を締めさせていただきます。
それでは!