ランニングマナーについて
すでに落ち着いてきた感はありますが、ランナーのマナーについてなんやかんや言われてたり言われてなかったり…
たびたびニュースになったりしますが、私が知る限り、近年では以下のタイミングでニュースになっています。
・東京マラソン発足時
・皇居ランブーム時
・コロナ流行による外出自粛期間時
この3点に共通しているのは、ランニング人口増加=にわかランナーの増加かと思います。
最近ランニングを始めた人、これから始めようと思っている人、始める理由はさまざまだと思いますが、運動を始めることはきっと良いことです。
ですが、これから楽しく走ろう、頑張って走ろうと思っていたのに「ランナーはマナーが悪い」と目の敵にされたらモチベーションも下がりますよね。
そこで、みんなで楽しくランニングライフを送れるように、私なりにランニングマナーについて簡単にまとめたいと思います。
※基本的に「こうあるべき」ではなく、一市民ランナーが思う「こうできたら良いよね」という内容です。
そもそもランニングは肩身の狭いスポーツ
肩身の狭いは言い過ぎかもしれませんが、場合によってはなりえると思います。
決められたフィールドでプレイする球技などと違い、ランニングは多くの人が公道を走ります。
普段のジョギングでは歩道を、大会では車道を走ります。
歩道ではランナー以外にも歩行者はいますし、自転車に乗っている人もいます。
ネットでコースを検索すると、ランニングコースに向いている道が出てきますが、あくまで「走るのに向いている道」というだけで「ランニング専用に設けられた道」ではありません。
大会で車道を走れるのも、地域の方が交通規制に協力してくれているからです。
大会関係者が交通規制の事前お知らせをしてくれていますが、知らずに車で通ろうとして、スタッフに止められて怒っている人や、いつもの道がなぜか人で溢れているのを見て、憤りを隠せてない人も見たことがあります。
公道を走ることに感謝を全面に出す必要はありませんが、譲り合いで成り立っていることを忘れてはいけません。
アホだなんだと言われないように
そんなところで、頑張って走っているのに、周りからあーだこーだ言われないよう、マナーについてテレビやネットでよく言われるポイントを一部取り上げたいと思います。
・グループで走るとき
比較的若いグループに多いのですが、横に広がりすぎていたり周囲に気をつかえていないことがあります。集団で走る時は、広い道でも2列、狭い道では1列で走って、必要以上に道をふさがないようにしましょう。
小学生の時に並んで歩きましょうと教わってきた人ならできるはず。
・速いスピードで走るとき
速くなくてもですが、歩行者など人が多い所を走る時は接触の危険があります。そんな所で無理にスピードを上げると、人を避けるのも難しくなります。また、自分は大丈夫と思っていても、十分な感覚をとらずに急にランナーが横を通ったら歩行者はビックリします。1km4分ペースだと速度は自転車とそう変わりません。もはや軽自動車です。
ペース走やインターバル走を行う時は、広い道で人通りが少ない所で、かつ周囲との距離は十分にとって行うのが望ましいです。
・一定の余力は残しておく
目標タイムやペース設定を守ることに精一杯になると、状況判断が鈍ります。
後ろに自転車がいるのに気づかなかったり、子供が飛び出してくるのを予測できなかったり、歩行者を避けるのが煩わしくなったり…
事故をおこさないように、トレーニングは腹八分目に抑えといた方が無難です。
ランニングマナーの前に公道マナー
今までランニングマナー、ランニングマナーと書いてきましたが、基本的には公道共通のマナーかと思います。
歩行者なら横に広がって歩いていいわけではないし、自転車なら当然のようにスピード上げて走っていいわけでもありません。
今回の記事では、ごく一部のマナーを取り上げましたが、大人として周りに迷惑をかけないよう立ち振る舞うことを考えたら、自然とスマートな行動はとれると思います。
みんなが楽しく走れるように、ランナーってマナー良いよねって言われるように、一人一人が考えて行動できたら幸いです。