29日目 日常の景色より
体育館の壁紙に心を打たれてつい写真を2枚撮ったうちの1つ。
野村克也さんの言葉に胸が打たれた。
「一瞬のやる気」
この一瞬とは、1日でも1年でも学生時代3年間だけでもなく、「一生」を指す言葉だと感じた。
多くの偉人が残す言葉や行動を鑑みると、継続性のあるやる気を持ち続けているからこそ、成果が出ようが出まいが鍛錬を欠かさないのだと思う。そんな共感があるから、宮本武蔵の「昨日の我に今日は勝つべし」という言葉が名言としてこの体育館にも貼られているのだろう。
そして、一生続くやる気を持つためには「深く認識した者だけ」。
ここで主語が抜けているのは人それぞれ認識するものが違うからだろう。それこそ、子供を産んだ母親が強いように、アスリートが休日欠かさず鍛錬を積むように、士業をとった人がそれでもなお頭を抱えながら仕事をしているように、人それぞれ自分を突き動かすものは異なる。
私は最近、「これまで助けてもらってばかりだけど、今年はこの人たちの隣に立って、今度は自分が助けられるような人になりたい。」との思いで日々を過ごせている。これが正しいやる気の持ち方かは知ったことではないが、自分がこれで正月関係なく勉強を重ねているのだから問題ない。そして、「深く認識」したつもりになって、手を抜いた瞬間にやる気はなくなっていくことも私は経験で理解している。
「継続性のあるやる気は深く認識した者だけに宿るのである。」
現状、深くはないかもしれないが、少しずつ認識できているとは思うのだ。これを継続させて、野村さんがいう「深く認識した者」になれるように努力を続けていきたい。
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