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サムハイに思う「今」とつながってること

この連休にサムライハイスクールを見た。
見始めてあまりにも小太郎くんが生き生き躍動していて今の落ちている気持ちとのギャップに打ちひしがれて実は途中で観ることをやめてしまった。
でも、やっぱり会いたい春馬くんだった。


全部が違う春馬くん作品の人々

これって同じ人がやってるんだよね。
ってあらためて思ってしまうくらいに
それぞれの人なのだ。

現代小太郎もサムライ小太郎も。

春馬くんの作品は、あらためて言うまでもないんだけどその作品の中に違った人格の人がいて確かに春馬くんなのに拓人だったりファルコンだったり
ヒロトだったりエレンだったり
直親さまだったり真くんだったり
真くんでも一話ずつの女優さんが違うと
少しずつ性格の(対応の違い?)違った真くんだったりと、なんでこんなに違った人格の違うひとを
それぞれに演じることが出来るんだろうと思ってしまう。(違うって言い過ぎ)

サムハイでのふたりの小太郎

そんなわけでサムハイの中ではふたりの別々の小太郎がいて別人格になってる。

ほとんどのシーンにどっちかの小太郎がいて、そして
同じ制服を着ている。実はサムライ小太郎のほうは
制服のズボンが動きが激しいので大きいサイズをはいているらしい。

長沢を演じる杏ちゃんと会話してるけど、
その一変の表情の違いで
あ 現代小太郎になったんだな。
あ サムライ小太郎に変わったなってわかる。

サムライ小太郎に変身する前に
ちゃんと合図のお決まりのシーンがあるんだけど
それがなくても表情だけで別人だとわかる。

サムライは、表情が涼やかで凛々しくて
所作がキビキビしてて姿勢が美しくて、そして何しろカンブツ相手に立ち回るからその躍動感たるやない。
三浦春馬ってこんなに動けるひとなのだとあらためて思うのだ。ダンスしてて思うのだけど、バレエの2番の深ーいプリエ。わかるかな。

闘うシーンで足を大きく開いて腰を深ーく落とす
シーンがあるのだけど、これって実は出来ないひとが多いんだよね。

股関節が柔らかくって柔軟性があってしなやかってこと。これひとつとっても春馬くんの身体能力が抜群なのがわかる。そしてその立ち回りの美しさ。

そして一変して現代小太郎に戻ると表情の柔らかさ、抜け感。しまりなさ、茫洋さ、軽さ。親しみやすさ。勉強が嫌いで苦手な様子。そしてカラダの鍛えてなさ感。ダメダメさ満載なんだけどコミカルで優しい現代っ子。

杏ちゃんの長沢は、小学校からの幼馴染だから
そんな現代小太郎のダメダメなところが
はがゆくて嫌いだけど、小さい頃に背が高いことで
いじめられていた自分を庇ってくれたヒーローでもある小太郎との大事な思い出を持っているので
別人格になる小太郎が心配で仕方がない。

けれど城田優くんが演じる同級生の中村は、
気の弱いクラスメートだけれど凛々しい小太郎に助けられて、その強さに惹かれて小太郎のことを「殿」と呼び、別人格になる小太郎を心配する杏ちゃんに言うのだ「そうかな?ふたりは別人のようだけど、スジが通っていることは一緒で。殿はいつも間違ったことはしない」って。小太郎のいちばんの理解者になっていくのだ。

ドラマと今がつながっていく

最終回が胸熱だった。なんでサムライ小太郎が
現代に蘇って現代社会に蔓延るサムライのいう
「奸物」を退治して筋を通していくのか。
サムライの決め台詞「おのれカンブツ、貴様らの生き様、口惜しゅうて仕方ないわ」というセリフ。気がついたらテレビに向かって一緒に連呼してた。笑
「オノレ カンブツ……」

最終回で現代小太郎は、サムライ小太郎にやっと面と向かって話しができる。それまではサムライの活躍に
振り回されっぱなしだった小太郎が、やっとサムライのことが理解できるのだ

同じ17歳で大阪夏の陣で真田幸村の配下だった
小太郎が、殿を守って死ぬつもりだったのに、
あっという間に敵側に切り殺されて自分の義を通せなかったこと。

豊かな現代社会で緩く狡く生きる人々が、生きているようで生きてないと思ってしまったこと。

義を通すこと

だんだんと小太郎が春馬くん自身に見えてきた。
華やかで明るくて眩しくて優しくてなんでもできる
春馬くんとして生きていたけど、
春馬くんの心の中には友厚さんにも通じる義の心がしっかりあって春馬くんとして許せない、いろんなことを飲み込んで「おのれカンブツ…..」って
言いたいことっていっぱいあったんじゃないかなって。

ラストシーンで現代なりの義を通しながら生きている小太郎の生き様に納得したサムライは、
もう小太郎の元に出てこなくなったけど
小太郎は、サムライと自分がしっかりとつながって
今を生きていることに気がつくのだ。

春馬くんの言葉

サムハイは、春馬くんのマインドも
しっかり伝えたドラマでもあったんだなと思った。

演じる作品の中で長く生きていきたいと言った春馬くん

自分の作品をみて一瞬でもいいから、みんなの生きるエネルギーになりたいと言った若き春馬くん

みんなの光になりたいと言った気持ちは、しっかり
つながってる。

こちらこそこれからも「仲良くしてください」

やっぱりなんていい子なんだ。



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