今こそ「読トレ」を!

僕が小学生の頃、「脳トレ」が流行りました。
ご多分に漏れず我が家でもDSのゲームを書い、「計算20」とかラクなゲームをよくやったものでした。アラサー迎えた今こそやったほうがいい気もするけどあのゲームどこに行ったんだろ。

さて脳トレをやるときに川島教授が言ってたのが、「脳は筋肉と同じで使わないと衰えるんです。」ということ。小学生の僕はそもそも「筋肉って成長とともに無限に増えていくんじゃないの?」って思ってたぐらいです。お年寄りならいざ知らず、普通の大人の脳までが衰えるとはとても想像ができませんでした。
先日、スマホでYouTubeを見ながら必死に自分のスマホがどこに行ったのか探していました。小学生の僕よ、28の僕の脳は順調に衰えてるぞ。

今回はべつに己の衰えぶりを書きたかったわけでは無く、「読書力も読書をしないと衰える」という話です。

そもそも「読書力」ってなに?と自分も思いますが、本を読む時の集中力や、読む速度、内容の理解力などがそれにあたるんじゃないかな、と思ってます。今回はそのつもりで。

さて僕は幼い頃から読書少年で、読書に苦痛を感じること無く生きて来ました。好きで読んでいるのに、「本読んで偉いね〜。」とか言われてたので読書はオトクな趣味でした。

ただ大学四年のときにちょっとした危機が訪れました。それがスマホの購入です。

それまでキャラ付けの1つとして確固たる意志でガラケーを貫いて来た僕ですが、ガラケーでのLINEのサービス終了という事件の前には、断腸の思いでスマホ導入を決定せざるを得ませんでした。 

今までガラケーで生きて来た僕にとって、スマホは大変便利なスーパーアイテムでした。
特に面白かったのがYouTube。僕は毎日色んな動画を漁り、気づけば読書量も落ちて行きました。

そんな中、大学の課題で小説を読んだときに格段に自分の読書力が低下しているのに気がつきました。
読む速度も遅ければ、内容もすんなり頭に入ってきません。周囲のちょっとした音で集中力も途切れてしまったりとしばらくは苦労した記憶があります。

社会人に出てからも忙しくてなかなか読書ができず、読書力はしばらく低下したままでした。

そのうちリハビリを開始しました。比較的図解の多い趣味の本や、比較的内容が頭に入って来やすい現代小説で読書のトレーニングをしたのです。

効果はちゃんとあるもので、だんだんと読書力は回復し、今はあまり興味の無いジャンルの本も勉強のためには読めるように回復しました。

現代社会は文明の誘惑がたくさんあります。
読書より、YouTubeを見ていた方がラクだし、タイパも良いかもしれません。 

ただ僕自身は読書の方が頭に残るものも多いし、動画とは読書にはそれぞれ別の世界が広がっていると思っています。だから極力読書は続けたい。


ただこんなネット社会では、一度読書から離れると再び読書力をつけるのがすごく大変な気がします。今でもほぼ無感情な状態でYouTubeのまとめ動画をひたすら見ていることもありますからね。

そんなことを続けていれば再び読書力が衰えるのは時間の問題てす。そうならないためにも、日々読書という習慣を継続していかないといけないな、と思う今日このごろです。

社会人は忙しくて本を読んでいる時間がなかなかありません。それでもとりあえずは、ジョギングぐらいの簡単な読書を「脳トレ」ならぬ「読トレ」としてやっていきたいですね。

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