17.共感能力が高い人ほど選択する力が必要
◆ 大前提として、悪い人はいない。違うことは悪いことではない。
価値観や信念に優劣はないので、おそらく誰と関わっても素敵なところはたくさん見つかるはずです。私もいろんな人の話に「確かにいいよね」ってよく共感してしまうので、ついつい手を広げがちです。どの人も素敵だからこそ、手放すって難しいんですよね。
大切なことは、相手を善悪で判断することではなく、「私はこれが好き、私はこれを選ぶ」と選択することです。選ばないからといって、相手を否定するわけではありません。素晴らしい人がたくさんいる中で、特に自分が好きな人を選ぶだけです。誰にでもいい顔をして手放せないままだと人間関係がごちゃごちゃしてしまうので、「選ぶ」という意識を大切にしましょう。
自分が離れることでお互いの人間関係が広がり、より良い方向に進んでいける、と思えば、選ぶことへの抵抗感は和らぎます。「私は新しいつながりや情報を取りに行ってくるね。もし良いものがあればシェアするね」という気持ちを持っておけば、負い目を感じる必要はありません。つながりそのものが絶たれるわけではないので、お互い望む人と出会えるように願いを込めて手放しましょう。