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映画感想「映画 王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン」(Filmarksより)

恒例の夏映画、昨年はただのコントだったが今年は如何に。

シュゴッタムの戴冠式にて、突如ギラの幼馴染デポニカが歌と共に現れ、「ある国」招かれる…。

ちょうどTV版の進行とリンクした展開で、違和感なく観られた。相変わらず異世界を描くCGが凄いと思う。
綺麗事で済まさず、この世は地獄だと言いきるギラの言葉に現代性を感じた。そう、だからといって後ろ向きになってはいけない。強い気持ちで前に向かわなければ、というメッセージが感じ取れたのはとても良かった。曲者揃いでなかなか「戦隊」として並び立たないのが本作の味だと思っているが、だからこそいざ揃った時の壮観さは随一である。挿入歌も相まって終盤はとても良かった。
が、クワガタオージャーが強化フォームで金色になってしまうと6人並んだ際の色合いが少し微妙だな、とも思ってしまった(苦笑)。ここは赤のままの方が良かったと感じる。

ゲスト出演者たちもそれぞれ良い役どころだったと思う。佐倉綾音女史の女優出演は初めて見たが、歌上手いなぁと感心した。
「個性」はそのまま見せ場になると、各メンバーが教えてくれた、そんな作品だった。

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