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円盤のブックレットに文化の違いを見た、というお話
昨日、もう嬉しくもない誕生日でした。昨年も同じことを言っていた気がしますが。仕事もちょうど休みだったのでセルフ誕生日プレゼントでもするか、と都内に繰り出していったのですが、良い感じの買い物が出来ました。
定番すぎて、意外と縁のなかったもの
まず、映画バックトゥザフューチャーのBlu-rayセットを買いました。映画好きでありながら案外、メジャー過ぎる作品は未所持だったりします。
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子供の頃に観て、その面白さに内容はずっと覚えているのですが何気に見返す機会がなかった作品です。「久しぶりに観たくなったな」と思い、レトロ映画の利点、とても安価なのでスッと手に取りました。もはや円盤の時代も終わりつつある…などと言われていますが、それで入手が容易になるならお客としてはありがたいものです。無くなってしまうのだけは勘弁ですが。
娯楽映画の定番、とも言われるこのバックトゥザフューチャー3部作、今観直せばまた新しい発見や感想が出てくるかもしれません、近いうちに3本マラソンを実施予定です。
幻のCDよ、おかえり
もう一つ、見つけた掘り出し物が「ウルトラマンネクサス オリジナルサウンドトラック2」です。
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以前ネクサスのリアルタイム視聴時、DVDもサントラCDも揃えていたのですが金欠の犠牲になり手放してしまいました。最も後悔していたのがこの2枚目のサントラで、たまにネットオークションに出れば一万越え、下手するとそれ以上するようなプレミア品になってしまっていたんですね。
特撮に限らず、アニメやゲームのサントラCDは出回る数が少ないためか希少価値が付きやすく、発売直後でないと入手が難しくなる場合が多いんですね。「あぁ~勿体ないことしたな」とずっと思っていたこのCDにこの度再会、帯は欠品しており状態も並みではありましたがそのおかげか「定価よりちょっと高い程度」の値段で買い戻すことに成功しました。
…興味の無い方にはふーん、くらいの話だと思いますが、これは僥倖でございました。
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我が誕生日、そして記念日にまた手元に帰ってきたわけです
もう終生持っていようと思います
日本と海外の、娯楽文化の違いを見た
今回ゲットしてきた二つの品物を見比べると、ある事に気付きました。
ネクサスサントラは2枚目で、1枚目のブックレットで作曲者による楽曲解説などはしてあったのだと思われます、こちらに付いているブックレットは6ページと薄く、第三者の簡易的な解説に留まっています。正直に言うと、「あってもなくてもどちらでも良い」くらいのものだと思います。
対してバックトゥザフューチャーは、映画三本に特典ディスクの4枚組というボリュームながら、付いているのはアートブック。解説などは一切ありませんでした。
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以前洋楽のCDを輸入盤で買った事がありましたが、ブックレットは曲目のみでなんと歌詞すら載ってなかったので欠品じゃないのか、と焦ったこともありました。
しかしこれが海の向こうの考え方なんだな、と今なら思います。
「映像や音楽に言葉は要らない」
という事なのだと思います。観て、聴いて楽しめばいいのだからあえて長々と文章を付ける必要はないというスタンスなのだと。
対して日本は、商品である以上不躾に記録媒体だけを売るのではなく、一言でも添えるべきだ、という国民性があるのかなって印象ですね。
どちらが良い、悪いではなくこういう所に文化の違いが出ているのも面白いなぁと感じた、というお話でした。
締めとして、手に入れた二つの商品は両方、大変満足しております(笑)。