【Ado】モナ・リザの横顔参戦記録アンコール編…ギタリストAdo
10月13日のライブ記録、後半部分になります。
「FREEDOM」で大盛り上がりになったところで一度終了し、ライブ定番のアンコール待ちに入りました。
その後、すでにネット上に溢れている情報ではありますがサプライズとして、Adoちゃんがギターを担いで登場したんですね。
春のライブでは同じくアンコールでB’zの松本さんがサプライズゲストとして登場しましたが、今ツアーでのサプライズギタリストは、なんと本人であったという。
千秋楽での、Ado弾き語りについて綴ります。
喜多Ado代、降臨
まず最初に、4月に国立競技場でも聴きました「Hello Signals」が始まりました。
そろそろフルサイズが音源で欲しくなってくる曲ですね。
もちろん「スッマホデビュー♪いっち年生~」も付けて、です(笑)。昔、LUNA SEAの河村隆一さんがお菓子のカールのCMソングを歌ったことがありましたが、あれも音源で欲しいなと思ったものです。
続いて、サプライズ度合いで言えば個人的には一番大きく、驚いた曲…結束バンドの「あのバンド」が来ました。イントロで「っ!?」となったので、これこそまさしくサプライズだったんですね。
冒頭のギターソロはありませんでしたが、まさかここで近年のアニメでも屈指の神回だと思っているぼざろ8話の片鱗を「聴ける」とは思いませんでした。そして今回のライブ、いつにも増してバンドメンバーの方がよくモニターに映っていた…気がします。主役はもちろんAdoちゃんですが、ギター、ベース、ドラム、キーボード、どのパートの方も本当に格好良かった!
そしてこれを聴いた時、今年の夏ぼっち・ざ・ろっく総集編前編が公開された頃、Adoちゃん自身がインスタにこんな投稿をしていたのを思い出したんですね。
そういえばラジオでもぼざろは気に入ってると言っていましたし、ぼっちちゃんがあまりにも自分と似ている、という話もしていたような(笑)。陰キャだけど承認欲求モンスター…はい、そうなんでしょうね。
…しかし、Adoちゃんの倍以上生きている私の印象ですが、世の中大半がそんな人間のような気がしています。だからみんなTwitterやるんですよね。
そして三曲目は昨年夏、ドラマ主題歌としてもヒットした「向日葵」でした。
去年の夏、配信開始の前にマーズ大宮公演で一足早く聴けた曲なので思い出深かったりしますね。何よりこのMVの二人が…尊い…。
黒髪の子がかなりタイプなんですが、今更ながらこの二人の物語を自分で書いてみたくなるほどには綺麗なMVです。Cメロの転調も相まって、曲自体に物語性もありますよね。
最後は、Adoそのものが弾となり飛んできた
アンコール4曲目、このライブのトリを飾るのは「初夏(Shoka)」、ライブ終了後からニュースになっていましたが、彼女自身が17歳の時に作った曲を原型として書き直されたものだそうです。
ライブではモニターに歌詞が表示されていたので聴きながら読み進めましたが、印象としては…
「なるほど、十代らしい叫びだ」
という感じでした。MCについては別項で書く予定ですが彼女自身がずっと抱いてきた劣等感、葛藤を詰め込んだ「言いたい事」が連なっており、まさに自己表現の権化といっていい激しい曲です。そして初めて自分が手掛けた曲としてこれが出てくる辺り、彼女は音楽の本質が社会への叫びであることを理解しているんだな~と思いましたね。
もちろん音楽はそれだけではないですが、聴く人の心を打つのはやはり、奏でる人の心です。日常では言えないことを曲に乗せて言う。これが歌の意義なのではないでしょうか。かつて尾崎豊さんが「十代の教祖」と呼ばれたのも、その十代の鬱屈としたエネルギーをギターや声に詰め込んでいたがゆえ、だと思います。
これはLUNA SEAがインディーズ時代にリリースした最初のアルバムの一曲目、「FATE」です。ボーカルのRYUICHIさんは複雑な家庭環境で育ち、反発から音楽を始めた、と聞きます。この曲の詞にはその思いがストレートに乗っているように聞こえるんですね。ロックバンドとはかくあるべし。90年代のヴィジュアル系バンドに感銘を受けて育った人間として、
Adoちゃんもまた、ロックの魂を持つ歌い手なんだな。
初夏という曲にその心を感じたこと、それがそのまま、自分が惹かれてファンになった理由でもあることを実感しましたね。
この、過激な言葉が飛ぶところにも十代の作った曲らしさがあると思い、今まで表に出ることもなかった「若気の至り」が、見た事のないAdoを見せると謳う今回のツアーで出てきたことに確実な「前進」も感じました。
何が言いたいかと言いますと、この曲は格好良いですし、彼女もまた格好良いな!と改めて思ったということなんですね。
…それにしても、「作詞作曲はできませーん」「楽器はできませーん」などとラジオで言っていたのにコレですよ、若さって素晴らしいと思います。
これは、次の総括記事でも触れようと思いますがとにかくいつにも増して、彼女の生き様を見せてもらった…そんなアンコールの4曲でした!
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