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20年目のセーラー戦士たちはまさに理想の関係でした

もう昨年のクリスマスの話ですが、実写版セーラームーンのキャスト5人が20年ぶりに揃うという番組がありました。
すでに配信は終了しましたが、更にその後月野うさぎ役の沢井美優さんがオフショット動画を上げてくれています。

たまに、この5人がオフで合っている「戦士会」の事がニュース記事になったりもしていますが、今回の番組はまさにその戦士会をちょっと覗かせてもらったような感じの30分でしたね。

ある意味、東映特撮のピーク時の作品

なんと、放送当時のサイトがまだ残っていました。
20年前の番組ですが、私が全話視聴したのは去年でしたね。

感想は去年5月のこの記事で綴りましたが、スーパー戦隊、仮面ライダーに加え並行してこれを制作し、いずれも人気を博していたことから今よりずっと、東映特撮に脂が乗っていた時期だったと思われます。共通するスタッフも多く、スケジュールは地獄の過密さだったと想像出来ますが(笑)。

しかしこの実写版セーラームーンは原作を尊重しながらも実写向きにアレンジを施し、なおかつアニメにも負けない登場人物達の魅力を以て、見事一年間の放送を成し遂げファンを獲得しています。私も92年のアニメから観ているセーラームーンファンの一人ですが、この実写版も大好きですね。純粋に物語が面白い上に、「美少女戦士」の名に相応しくメイン5人が全員とっても可愛い。

そしてそんな作品の美少女5人が、今現在も芸能界で活動しており、交流も続いているというのが素晴らしい。5人共モデルとして活動していた中でこのセーラームーンが女優デビューというのが共通しており、十代の一年、苦楽を共にした仲間としてお互い、替えの効かない存在になっているんですね。
そのことが、よく伝わってくる座談会…それが20年目の同窓会でした。

連続ドラマは、総じてこの作品を目指すべき

…などと言うと大げさに聞こえますが、番組が終わって20年が経っても竹馬の友として付き合いが続いており、年に5回は必ず全員で集まっている(それぞれの誕生日)という話を聞くと、共演者のその後の関係として理想的だな~と思います。他の作品だと、仮面ライダー555の面々も仲が良いですね。確かに過酷な撮影で、涙を流した事も多かったそうです。ですがその経験こそが切れる事の無い絆になっている、それも確かでしょう。
その要因は当人達が作った結束によるものですが、せっかく作品を通じて繋がった間柄、出来るならばどんな作品でもこうあって欲しいと思いますね。

今回の番組で聞いた印象深い話として、仕事で辛いことがあると必ずこの「戦士仲間」に相談するそうですが、
「でもセーラームーンの方がキツかったよね」
で、己を奮い立たせてきたそうです。
やはり一年の番組にレギュラー出演することに勝る過酷な仕事はないのでしょう。あとあのコスチュームは、冬は寒くてたまらなかったとか。

観る方は喜んでいましたけどね(笑)。

レイ&美奈子は、冬場はブーツの3人が羨ましかったとか

何より、ドラマのキャスト陣が番組後も仲が良い、というのはファンにとっても大変嬉しい事ですよね。セーラー戦士5人が揃ってカメラの前に並ぶのも20年ぶりだったそうですが、可能ならばまた5人で何かしら番組をやりたい、とも言っていました。「大人版セーラームーンやる?」みたいに(笑)。

上の動画では沢井さんが「20周年だけど、この先30,40,50周年も祝いたい」とも仰っており、本当にこの5人の絆は永遠に続くんだろうな、と感じました。それぞれが結婚し家庭に入ってもいますが、この戦士会は優先して参加しており、家族の理解も得ているとか。どこまでも素敵な、20年目のセーラー戦士たちです。
あと今回の番組、原作者の武内直子先生もおみえになっていたとか。このことからも、この実写ドラマ版が眩いものであることを感じられます。

「アニメにはアニメ、実写には実写の良さがある」
この言葉は、セーラームーンにこそ相応しいと思います。
願わくば、全てのメディアミックス化する作品にこうあって頂きたいものです…。

先月こんな記事も書きましたが、セーラームーンの話が出来るだけでちょっと嬉しい自分がいます。今年は果たして、何かトピックがあるでしょうか。

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