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映画感想「グッバイ、ドン・グリーズ!」(Filmarksより)

予告で気になって、鑑賞。
ロウマ、トト、ドロップという三人の男子高校生のひと夏の冒険物語。

田舎町に住むロウマ、トトはドン・グリーズというグループで秘密基地を作っている幼馴染。
二人だけの花火大会を毎年やっていたが、この夏はもう一人新しい仲間がいて…。

未開の山奥を進んでいく物語。
そのキッカケはいかにも現代的で、勢いで行動する15才らしさがよく表れている。
風景描写がとても美しく、自然の中で訪れる危機は一本道だった旅を脱線させていく。
とても爽やかな青春物語で、序盤に示唆されるドロップの運命が、冒険を通じて深まる友情を引き立てる。
ドローン探しの旅までは良かったが、個人的にエピローグになる終盤はあまりにも突拍子もない展開で、ダメ映画の匂いが漂ってしまっていた。

高一の冒険までで、最後はロウマとトトがドロップに思いを馳せるシーンで締めれば良かったのに、と思わざるを得ない。
地図の隠し方は、良いファクターだった。

「信じて進めば、手に入れられるはずなんだ!」

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