仮面ライダーガヴに、あの映画の影響を感じたという話
2024年、令和6年の仮面ライダー、ガヴがスタートして間もなく一ヶ月が経ちますね。
実はまだ現時点での最新話を観られていないのですが、ここまで観て
「これは、もしかすると…?」
と思ったことがあるのでそれを記そうかと思います。
メインターゲットの反応は如何に
今月6日の第一話感想記事ですが、この時点ですでに「昭和の香り」を感じている事を綴っています。そして数話進んだ今でもそれは変わらない…というか、より強くなっているんですね。
一応セカンドライダーの存在も公式サイトに書かれてはいますが、ここ数年のライダーの中でも序盤の主人公・ショウマの「唯一無二の変身者」感がより強い作品になっていますね。そして何より、グラニュートを倒して一般人を救っているのですがことが終わるとその人の元から去っている、というところがまさに孤独な、昭和時代のヒーローを思い起こさせる要素です。
そうです、仮面ライダーって人間の自由のために戦ってはいますが基本的には日陰の存在なんですよね。近年、既に他の仮面ライダー…変身者がいるところに参入する格好で登場する主人公もよくあるパターン、でしたがガヴはそうではない、孤高のヒーローであることが逆に新鮮に見える。そんな主人公になっています。
そして、戦う相手である怪人たち…グラニュートが人間を捕獲し闇菓子の材料にしてしまうという設定。これは結構恐ろしいですよね。お菓子に変えるという形でくるんではいますがつまりは喰われるわけですから。むしろ、お菓子の材料に…という要素がより恐怖感を強めているフシまであります。しかしこれも、そもそもヒーロー物の敵たちは基本残忍で躊躇なく命を奪ってくるものでした。そういう意味では「らしさ」全開の敵であるとも言えます。というか、悲鳴起こさせるだけで済んでいるお隣のハシリヤンたちがどれだけ優しいんだ、って話ですね。さすが信号を守る敵。
なお、早くも今週の週刊誌で「仮面ライダーヒロイン」としてグラビアを飾っていたりするこの敵側女性陣。前作の三姉妹のような人気キャラになるでしょうか。
ネット上では、いまだにラケシスロスを引きずっている人も見かけますね。
個人的にはVシネで補完して欲しい要素だったりもします。
こんな感じで、ここ近年の作品とはかなり毛色の異なる作品であるガヴ、メイン客層である男児たちにはどう受け取られているのかな、と気になっているところなのですが…聞くところによるとゴチゾウはじめ商品の売れ行きはかなり好調そうで、入手が難しい状態だとか。
個人的に、それは喜ばしいことだと思っています。
「回帰」のキッカケはやはり…?
これは完全に私の推測に過ぎないのですが…
今年のガッチャード夏映画においても、ヒロインのりんねちゃん周りの描写について思っていたのですが、
シン・仮面ライダーの影響があるのではないか。
という印象がありました。
昨年春、シン・仮面ライダーに刺激を受けた現行ライダー製作陣が、原点の良さ、「孤独なヒーロー像」に感化されてガッチャード、ガヴにその影響がある気がしています。
魂となって共に戦う、人知れず戦うヒーロー、こういった部分ですね。
こちらはいよいよ円盤発売まで二ヶ月を切り、公式から映像特典の先出しが始まりました。言われていた通り90分あるみたいで、もう一本の映画ですね。そしてそれに満遍なく漂う原典、初代仮面ライダーの香りに思わず口元が緩んでしまいました。
これも知人との会話で出た話ですが先日発送されたCSMシン・タイフーン、アナウンスされていますが未だ発売時期未定の第二号版にはこの新規撮影分、また未発表シーンの台詞も含まれているのではないか…と予測していました。
以前、別の記事でも述べましたがこちらもまだまだ続いているシン・仮面ライダーの世界、コミック版と併せ味わっていきたいですね。
…というか、「仮面の世界」新番組予告、こんなのあるのならもう続編作っちゃってくださいよって言いたいですね。
シンと共に、ガヴも楽しんでいきます。
ちょっと軽めの曲ですが、それゆえに不穏な感じもあり耳に残るオープニングですね。