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受け身の読書はやめよう【血の通った言葉を獲得するために】
先日、見城徹さんの『読書という荒野』を読み終えた。
見城徹という編集者の歩んだ作家との触れ合いが印象的だったが、中でも印象に残ったのが
血を流して読書をするということ
もちろん、比喩ではあるが、
この言葉を私はこう噛み砕いた。
受け身の読書はするな
著者が言うところでは、
自分の言葉を獲得するためには、
受け身の読書は無用とのこと。
私としても、ここ3年ばかりで
150冊以上の書籍を読み通してきたが、
すべてが積極的な読書だったかと問われると
自信を持って答えづらい。
血を流して書籍と向き合い、
作家の言葉と真剣に向き合う事で
己の人生との共通項が生まれ
自身の血肉の一部として取り込む事ができる
これが、読書なのだと、私は感じた。
「与えられていると、自分の本当に欲しいものが分からない」
これは、先日亡くなった
樹木希林さんの残した言葉である。
見城徹の想いとどこか通ずるような気がする。
書籍はもちろんのこと、
様々なメディアがおびただしい情報を嫌でも提供してくれる社会に私達は生きる。
ただひたすらに与えられっぱなしではなく、
情報の取捨選択をした上で
"自分の言葉【信念】"を獲得するために
活字を読む。
その姿勢がいま我々に求められている
ものなのかもしれない。
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