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宇宙でけん玉をするお金配りおじさん。

僕がこのテーマついて考えさせられたのは、前澤友作さんが宇宙で、けん玉をずっとやっている動画を見た時です。

無重力で玉を投げて剣の部分に刺さるかどうか!あー刺さらなかった、次は刺さるかな?と、延々と何十分も繰り返しているところを見た時に、人間の業を感じました。

銀幕のスターから続く、銀座でホステスやキャバ嬢に金をばら撒くのが、COOLだという価値観。それが齎すのは、金を恵んで貰った高級乞食の一室にブランド物の時計やバックが並べられ、それを乞食がたまに眺めて悦に浸るという結果です。

カイジに登場する兵藤会長は、全ての快楽を貪り尽くし最後に残った欲望が、人間の本質を剥き出しになる瞬間が見たいから貧乏人を集めて人生を逆転させる命懸けのゲームを主催するというものだった。流石に人が死んでしまうゲームをするのは、残酷すぎるにしても、兵藤会長のFlex。金の使いの方が遥かに面白く、共感できて、憧れられるお金持ちなのだ。

 IKAKINが伸び続ける限り、一般市民が絶対に買えない高い商品を買って褒めちぎるだけの顕示的消費を行う、マウント動画をアップするなんて、憧れないしつまらない。高いVR買って、グラフィックがいいですとか当たり前のことしか言わない。こんなジジイのオナニー(自己満足)動画を小学生が見て、絶賛してるのは気持ち悪い。

逃走中でHIKAKINが開始五分で捕った時、それを見た子供が号泣している動画をHIKAKIN自身が、引用リツイートした。

 逃走中捕まると、全国の子供達の涙が洪水クラスになりますwwwというキャプションを付け加えて。子供達にとって動画で金を湯水の如く使う様は、尊敬や信仰の対象になっているのだ。


登録者が少ない人間のふりをして、登録者カウンターを見ながら数字が増えたら喜ぶショートを何本も出す。登録者が低くても頑張っている様を見せる事で、外国人を騙して同情を引き、登録者を増やす。登録者が1000万から数百万変動しても長い動画が再生されなければ、収益に変化は出ず意味は無い。これらの事から、欲しているのは金では無く、登録者数という権力なのだ。

Flexとは、顕示的消費。オタクが何万円金を使って推しに貢献したかでマウントを取り合うのと同じ。権威という信仰を大衆に刷り込ませる為に、金を使っているのだ。

金持ち自慢のラッパーBADHOPや、HIKAKIN、前澤友作のFlexはもう寒い。どうでもいいから、わざわざ知らせてくるな。

でも、現実は彼等の思い通りで、資本主義の世界では金を持っている様を晒せば、信仰を集められ、本質を見ない無知蒙昧な大衆から、権威を得られる。

現代は、拝金主義のディストピアだ。この様な事を現実世界で発言したり、書いたりすると嫉妬するな、それは、ルサンチマンだよ〜と攻撃される。同じ境遇の低所得者に。この世は、肉屋を支持する豚ばかり。牙を抜かれた奴隷は裸の王様さえも、殺せない。

FUCK、エンターテイメントは人情でも、権力争いをする政治屋のものでもねーよ。

面白いかどうか、観衆の脳にどれだけ快楽を与えるかのレースだろうが。





勝新もBADHOPも、チー牛なのです。



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