「秋霜烈日」の落日、大阪地検の元検事正 部下に性的暴行
正直この事件は目を疑いました。検事正というのは、地方検察書のTOP、てっぺんです。超偉い人です。検事正(地方検察庁の長である検事)は,その地方検察庁の庁務を掌理し、かつ、その庁及びその庁の対応する裁判所の管轄区域内にある区検察庁の職員を指揮監督しています。
全国にある地方検察庁は50あるから50人もいます。「たいしたことないじゃんね。」という訳にはいかないでしょう。検察庁の検事総長、次長検事、高等検察庁の検事長、次席検事の次に地方検察庁の検事正、それも大阪ですから。
かなりその道で行き着く可能性が高かった人物が、部下の女性検事相手に「これでお前も俺の女だ」ってレイプを繰り返してきたって大問題過ぎです。そもそも「も」って何でしょう?他にも見えない被害者いるのでしょうか?
「表沙汰になれば大阪地検が立ちゆかなくなる」と口止めをするとか、卑怯千万で”起訴事実を認め、「被害者に深刻な被害を与えたことを深く反省し、謝罪したい」”で済む話とは到底思えません。
”第 297 条(レイプ) 暴行又は脅迫により、人をレイプした者は、3 年以上の有期懲役に処する。”
仮に脅迫を加算したところで刑事罰はたかが知れています。年齢は65歳で一般には定年年齢に達し、民事で慰謝料請求されても恐らく何とかなるのではないでしょうか?
本人としては出生街道が絶たれて、過去の名声が泥にまみれたということで、つまらないことで大きな損失をしたというところでしょうが、被害者女性検事のことを思うと無関係の男性の立場でも処罰感情が芽生えてしまいます。
全くの余談だが、中山七里著の「能面検事」「能面検事の奮迅」という小説はとても面白かったです。大阪地検一級検事・不破俊太郎と主人公である検察事務官の女性の掛け合いが楽しい作品でした。
奇しくも大阪地検が舞台で、ここでも検事正や副検事が登場し、フィクションとは言え一般生活では与り知らない検事の世界を覗き見ることが出来るものでした。
そういった作品の後に、こういう嫌な不祥事を見せられると本当に情けなくなる。作り物と現実を一緒にするなと言われるのは承知の上だが、検事バッジの「秋霜烈日」が建前などと思わせる失望を感じるのは本当に悲しい。