【感想】青春マッチングアプリ・1

感想連投。

『青春マッチングアプリ』・1
江ノ島アビス先生

ざっくりとしたあらすじ

青春とは何だ、というとても青春めいた悩みを持つ目つきが悪いらしい男子高校生が青春のマッチングアプリというよりゲームアプリに従って、クラスのちょいワケアリ美少女と青春っぽい事をやっていくアオハルなハナシ。


感想

『そんなあやしいアプリやってんじゃないよ!』とツッコミを入れるのは野暮もしくは年寄りというもの。ただただ、若者の疑いをあまり持たずにチャンスととらえ前向きに青春してく様子を見ていくのが正しい味わい方かと。
最も大きな謎であるアプリの正体が、全く想像がつかず、色々回収できるのか、いや、出来たら凄いぞコレ!という不安と期待が入り混じって次巻も読みたくなってしまっている。
その謎も含めちょっとした機転や頭脳プレーっぽい動きもあるので、そのあたりが個人的には面白かった。

基本主人公二人が地頭も良く性格も良く、クラスメイトも良き人ばかりなので基本ストレス展開はなしでさくさく読める。が、クライマックスにかけて人間関係ではない部分での理不尽ストレス展開が個人的にはしこりが少々残り続けたけど、細かくてめんどくさい人間以外は気にならない程度かと。

表紙の雰囲気が好きならば、青春っていいなあ!の勢いでバーッと読めると思う。青春の甘酸っぱさに口がきゅっとなる酸っぱさが際立つかとろける甘さにニヤニヤするかはあなた次第。もしかしたら、我々読者側が青春とマッチングできるかを試されているのかもしれない。

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