時代劇の画質
今日偶々必殺シリーズの劇場版を
後半からそれも飛び飛びで見所も逃しているとは思いますが見て、
なかなかおもしろかったのでその辺から。
*必殺! 3 裏か表か
ひとまず終わり方が良かったので機会があれば見てみて下さい。
この歳にして見て言えるのは画的に美しい、
古き良き撮影感があるという事ですね。
なんか豪雨のシーン中々すごい撮影してるな、
今こんな場所ある?…と思ったらwikiの最後の方に
偶々撮影日に本当に大雨が降ってそういう見事なシーンが撮れたんだと
当時のパンフレットにはあったと書いていました。
劇場パンフレットの解説によれば、参の惨殺場面の豪雨は本来、特効を用いて演出する予定だった。しかし本番当日、参役の鶴瓶が「泳いだ後のように疲れた」と語るほどの本物の豪雨が降り、撮影はその状況下で行われた。おかげで望遠から参の殺害場面を長回しで見せる迫力のある映像ができあがっている。
時代劇を見て特に緊迫感あるシーンにおける障子、ふすま演出は
日本独自感がある上シーンに重みや何や重要性、説得力を感じさせますね。
陰影もそうですけど。
映像の美学というものがある。
ここから急に現代の話に返って悪いけれど、
何故現代でさえ戦地、現地の画質あんなに悪いんだろう…。
フルハイビジョンから4K等の高画質溢れる日本に於いては
あの画質はそれこそ説得力がない・・・。
そんなに世界の携帯のカメラ事情は悪いのか?
これ以上長引くなら医薬品から食料等支援するついでにカメラも送るべき。
・・・それが現代ですけどね。
時代劇の画質、これもの凄く個人的な見解ですが
家族は大体そう思ってもいるので
一般的にもそういう感覚も多少あったと思う、時代劇に適した画質は
必ずしも高画質鮮明ではないという事。
ややボヤッとして少し薄い色、
これに景色やセットの薄汚れ感があって雰囲気が出る、
90年代の後半か2000年頃から綺麗過ぎる、
セットや衣装も綺麗に見えてセット感新品感が出過ぎる、
するとどうも集中して見れないという問題。
まあ新品というのは当時も絶対に存在はするんですけど、
その辺生活イメージが入るので。
でもこの問題は実際演劇、時代劇等の本当の問題で
当時物の衣装、生地、道具がやっぱり本当は欲しいというのは
結構あったらしいです。
どうにも古く見せてもやっぱり本物とはやっぱり違うらしく
そうはならないんだそうで…。
そういう話の記事は探せませんでしたが、
まあ年代分の効果は得難いってことでその辺が今の政治家であっても
やはり生まれた年代によるどうしようもないセンスの差などがあると
今改めて感じる訳です。
誰だっけ?
野中広務だったかな?
とにかく戦争はダメなんだ、そのことだけは伝えたいと、
二度と戦争を起こしてはいけない、
それが多くの戦争体験者・年代、戦後の貧しい育ちの恐らく総意であると、
その記憶や意思がどうも世界的に薄らいでの今の結果かな?
…という気もします。
思えば日本の平均寿命は戦後間もなくから長かったけど
海外は今でも60~70の国も珍しくないらしいんだからその間戦後50~60年、
特に欧米とてやはり体験者の減少は早かったのかもしれません。
(死去した頃の長文記事・今、今一度読む価値がある)
という事で時代劇とはかけ離れてしまいましたが、
無理して言えば時代劇は幻想、オイルショックは昔話、
どこかのブログにあった誰かの嘆きに於いては医は仁術から算術、
確かに被害は数字で語らざるを得ないのですが、
この数字や経済のそれこそ至上主義が破壊したものは
この30~40年相当にあると今なら多くが感じる事ではないかとも思います。
だから相応しいもの、質が本来あるのだと、
そういう事で益々無理やりですが今回は終わりにしておきます。
なお予定としては次回かその次はまた国際の異常についてです。
(・・・あと何か月かしたら欧州は複雑怪奇っていいそうだから?)