ダブドリvol.15 西川貴之選手インタビューの情報収集をしてきました！
11月9日発売のダブドリ Vol.15では佐賀バルーナーズ#7 西川貴之選手のインタビューを掲載しています。実はその取材の前日、石谷聡コーチにお話を聞いてきました。これを読めば西川選手のインタビューがより楽しめること間違いなし！(取材日：7月25日)
佐賀に来てくれて本当に良かった
宮本 今回は西川貴之選手のインタビューに先立って、西川選手と仲が良い石谷コーチにお話を聞かせていただきたいと思います。というのも、石谷さんは西川選手をかなり信頼していて、よく話してらっしゃると広報さんから伺いまして......。
石谷 ハハハ。
宮本 昨シーズンは選手として、そして今シーズンからはコーチとして同じチームで戦っている石谷さんから見て、西川選手はどんな選手ですか？
石谷 まず、バスケットボール選手としては、サイズがあってドライブができて3ポイントも打てますし、ファウルももらえて本当になんでもできる選手です。ずっとB1でやってきた選手ですが、B2に来ても変わらずしっかり結果を残してくれる頼もしい存在ですね。僕個人としてもチームとしても、佐賀に来てくれて本当に良かったなって思ってます。
宮本 そうですよね。昨シーズンの西川選手の存在感は佐賀にとって大きかったと感じます。そんな西川選手のプライベートってあまり知られてないと思うんですが、石谷さんが知っているプライベートな一面や「これが好き！」とかあれば教えていただけますか？
石谷 今は結構２人でご飯行ったり、チームメイトも含めて温泉行ったりすることもあるんですけど、チームメイトになるまではどんな人なんだろうって思っていました（笑）。とてもクールで静かな人なのかなと思っていたけど、実際はすごくよく喋りますし、かわいい後輩です。プレーしているときは全然違うギャップがあって、そのギャップがいいのかな...... なんか、女の子目線（笑）。
宮本 彼女みたいな話でしたもんね、今の（笑）。
石谷 プレーヤーとしてはクールな部分も熱いところもあるんですけど、プライベートではよく冗談も言ったり......。仲良くさせたいただいております。僕は。
石谷・宮本 ハハハハハ。
宮本 西川選手がついつい笑顔になっちゃうような話題って何だと思いますか？ 明日のインタビューでちょっと聞いてみたくて。
石谷 なんだろうな。あ、にっしーは年上の僕のことはあまりいじったりはしてこないんですけど、岸田（篤生）選手のことはいつもいじりまくってますね。岸田選手はみんなからいじられるキャラです。
宮本 あ、そういうポジションなんですね。
石谷 そうですね。あとは何があるかなあ。
宮本 ２人でご飯を食べに行かれるときは何が多いとかあるんですか?
石谷 行きつけのところはありますね。選択肢はいくつかあるんですけど、「どこに食べにいく？」ってなったら大体一番に出てくるご飯屋さんがあります。たぶん、にっしーも最初にそこを答えると思いますよ。
宮本 なるほど。明日「どこのご飯屋さんによく行ってるんですか？」って聞いてみますね。
石谷 聞いてみてください（笑）。
今シーズンこそは絶対に
宮本 西川選手の加入が昨シーズンの途中だったじゃないですか。ファーストコンタクトってどんな感じだったんですか？
石谷 最初は試合の前日に合流して、次の日の試合にすぐ出るっていう感じでしたね。昨シーズンはB1でやっていた選手が少なかったのもあって知り合いも多くなかったし、にっしーも人見知りなところがあるので、一応年上の僕が...... あ、日本人の年上が僕だけだったんですよ。
宮本 たしかに、そうですよね。
石谷 昨シーズンまでいた山本郁也選手（金沢武士団）とにっしーが同い年で、その上が僕だったんで、なんとかにっしーがうまくチームに入れるようにコミュニケーションを取ろうということで試合後に一緒にご飯に行きました。にっしーもすぐにチームに馴染んでくれたので、よかったのかな。
宮本 今シーズン、西川選手がオフに自由交渉リストに公示されてから契約継続に至ったっていうのがビッグニュースだったと思うんですけど、そこに至るまで何か話されたりしました？ 石谷さんが佐賀でコーチになることとか。
石谷 僕は引退してコーチになるっていうことを決めて、それをにっしーには割と早いタイミングで話していました。にっしーはその時どうするか迷ってましたね。僕としてもチームとしても残ってほしい気持ちはありましたけど、僕がどうこう言える立場でもないし、最後はにっしーが決めることなので。ただ、僕としてはにっしーに残ってほしいということは伝えました。
宮本 そんなやりとりがあったんですね。今シーズン、山下（泰弘）選手や満原（優樹） 選手といったベテラン組も加入しましたが、西川選手の雰囲気やチームでの立ち位置が変わったなと感じることはありますか？
石谷 昨シーズンよりもチームを引っ張る存在になっている感じがします。もともと、にっしーはチーム練習の前後に個人ワークアウトをかなりやっていて、「ワークアウトは付き合ってもらいますからね」って言われていました。その姿勢はチームメイトからも一目置かれていると思います。それに加えて、今シーズンはチーム練習でも先頭に立ってやっていますね。にっしーの中で、昨シーズンの途中から合流してB1に上がれなかったから、今シーズンこそは絶対に、というのもあるんだと思います。練習のなかでも、自分が先頭で引っ張ってやるっていう覚悟が見えますね。
石谷コーチが言うように、今シーズンの西川選手からは今までとは違う「覚悟」を感じた。昨シーズンを経て、彼の中にどんな思いが芽生えたのか。ダブドリVol.15「ここにいる意味を証明するとき」で明かされる。
取材・文＝宮本將廣