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東洋大学 悲願の1部昇格へ ~ 佐藤星来&長野孝太郎インタビュー ~
8月24日から開幕した関東大学リーグ1部に続き、8月26日から関東大学リーグ2部が開幕する。あと一歩……。東洋大学にとって、毎年掴めそうで届かなかった1部昇格とインカレ出場。今年こそは悲願の1部昇格へ。キャプテンの2人にインタビューをした。(取材日8月25日 インタビュー 宮本將廣)
関東大学リーグ戦情報
ダブドリVol.18 東洋大学 佐藤信長監督 夜明け前に登場
今回のインタビューにあたり、i Sports みらい様にご協賛いただいているB NEXT PROJECTも行わせていただきました。東洋大学の皆さんにダブドリのNBA翻訳本(ローズ自伝、ヤニス、コービーの廃本)とグリップスプレーをプレゼントさせていただきました。B NEXT PROJECTについては以下をご覧ください。
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長野孝太郎選手インタビュー(4年、SG、#14)
自覚を持つことができた
宮本 今年の東洋はどんなチームですか?
長野 毎年ですけど、平均的にはサイズの小さいチームなので、チームでディフェンスをしてオフェンスに繋げていくというディフェンスが軸になるチームです。
宮本 長野選手はベンチからの登場になると思います。昨年から見させてもらっていましたが、チームにおいて長野選手のシュート力は必要不可欠だと感じています。もちろん最上級生でベンチからの出場というのは悔しさもあるかもしれないですが、ゲームチェンジャーとして他の選手にはできない役割を担っていると感じていました。
長野 ありがとうございます。自分としても信長さんからの信頼は感じていて、だからこそベンチからゲームチェンジャーとして出させてもらっていると感じています。どんな場面でもコートに出たらプライドを持って、チームの勝利に貢献したいと思っています。
宮本 この夏はかなりハードにやってきたと聞きました。怪我人も出てしまったということですが、チームの仕上がりはどうですか?
長野 実は自分も練習試合には1回も出ていないのですが、怪我人がいたことによってチームの底上げができたというポジティブな側面もありました。結果的にはいい状態になってきたと感じています。
宮本 具体的にどのあたりが積み上げられたと感じていますか?
長野 多くの選手に実践機会があったので、自分がやらなくてはいけないという自覚を持つことができたと感じています。軽いプレーが減ってきたし、チームにどうやったら貢献できるのかをひとりひとりが考えて、コート内で表現できる機会が増えたんじゃないかなと感じています。
宮本 リーグ戦に目を向けると、ここ数年では間違いなく一番レベルの高い2部リーグになりましたよね。
長野 そうですね。だからこそチャレンジできる環境になったと感じています。周りのレベルにビビるのではなく、チャレンジャーとして戦おうとチームでも話しているので、そこを貫いていきたいと思います。
宮本 このリーグ戦の結果が1部昇格とインカレの出場権にも関わってきます。長野選手にとっては大学最後のチャレンジになりますが……。
長野 そうですね。1年生のときはインカレチャレンジマッチに1点差で負けて、2年生のときは入れ替え戦で負けました。3年生のときはあと一歩のところで入れ替え戦に出られないっていう……。ずっと悔しい経験をしてきたので、今年は絶対に入れ替え戦に出て、インカレに出るんだという強い気持ちを持っています。キャプテンとして声を出しながら、みんなで戦っていきたいと思います。
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佐藤星来選手インタビュー(4年、PG、#5)
バランスのいいチームになった
宮本 今年のリーグ戦はどのように捉えてますか?
佐藤 今年も2部での戦いになってしまったのですが、いろんなチームがいるなと感じています。頭を使いながら組織的に戦ってくるチームだったり、個々の能力がずば抜けていてその強みを活かして戦ってくるチームもあるので、どことやるのも楽しみですね。
宮本 「今年も2部で……」という言葉がありましたが、入学してから1部昇格まであと少し、インカレもあと一歩という経験を何度もしてきました。
佐藤 そうですね。本当に毎年手がかかるところまでは来ていたんですけど、それを掴み取ることができませんでした。そこに手をかけられるということはわかっているので、自分たちがもう一歩踏み出せるかどうかが本当に大事だと思っています。
宮本 その中で、今年の東洋はどのようなスタイルで戦っていくんでしょうか?
佐藤 毎年サイズは大きくないので、ディフェンスをハードにやってオフェンスに繋げていく。これは今までも変わらないですが、今年はハーフコートオフェンスのクオリティも上がっているので、そこのバランスがいいチームになったと感じています。
富樫勇樹から学んだ「1人の人間として」
宮本 個人ワークアウトも少し見させてもらいました。ステップだったり、歩数、キャッチのときのホールド、フォロースルーとかなり意識しているんだろうなと伝わってきました。千葉ジェッツで学んだことが多くあるんだろうなと……。
佐藤 そうですね。ジェッツの練習に参加させてもらって、プレー面で学んだことはたくさんあります。ただ、それ以上にチームのトップに立つ人間として富樫勇樹選手の背中をずっと見てきて、どうあるべきなのかというのをすごく感じました。そこが自分にとって一番大きな経験でした。
宮本 ぜひ、そこをもう少し具体的に聞かせてください。
佐藤 バスケ選手としてもそうですけど、1人の人間として尊敬しています。練習生の自分にも「チームメイトは家族だよ」という感じで接してくれていたので、本当に貴重な経験をさせてもらいました。言葉にするのが難しいんですけど(笑)、本当にこの人についていきたいなって思える人間というか、魅力のある人なんです。
宮本 そういう意味では、東洋でチームリーダーとして富樫選手から学んだことをどのように表現していくか。佐藤選手の真価が問われるところですね。
佐藤 そうですね。チームを勝たせることもそうですし、まずは自分がバスケットをしっかりと楽しんで、周りにもどんどんいい影響を作っていく。周りのみんなも楽しくできればいいなと思っています。ただ、自分はキャプテンとして引っ張っていくことがあまり得意ではないので、うまくできているのかはわからないところが正直ですね……。その中で結果を残すことが大事だと思うので、何がなんでも1部に昇格すること。そこは絶対なので、なりふり構わず貪欲に勝ちにいきたいと思っています。
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東洋大学のリーグ開幕は
8月26日 vs 上武大学 15時 @武蔵野の森総合スポーツプラザ aコート
8月27日 vs 青山学院大学 13時30分 @武蔵野の森総合スポーツプラザ bコート
https://www.kcbbf.jp/game/index/type/league/year/2024/league_id/371