エンドラインからの景色 vol.59 B3 第4節 八王子 vs さいたま GAME2 髙橋祐二選手インタビュー
東京八王子ビートレインズ 髙橋祐二選手インタビュー
宮本 移籍してきて、今日は古巣との対戦でした。やりにくいとかやりやすいとか、選手によっていろいろあると思いますけど。
髙橋 やりにくいやりやすいっていうよりも、絶対に負けたくないなっていう気持ちの方が大きかったですね。それで今日は負けてしまったので、悔しい気持ちでいっぱいです。
宮本 昨日のゲームからすると、オフェンスフローがうまく回ってないなっていう印象がありました。髙橋選手が出場するタイミングは、そこをどうにかしようとしていたと思うんだけど、なかなか難しかった。ペイントが狭くなっちゃって、ガード陣がアタックするスペースを作り出せなかった。そこはやりながらどうしていこうかなって思っていたんですか?
髙橋 そうですね。やっぱりビッグマンのところのファウルトラブルがあって、スティーブっていう留学生枠の選手もコンディション不良で今週はいなかった。今日は特に4クォーターのところで、サリバンと髙橋浩平が出て、こっちのビッグマンのサイズが少し下がったところで向こうがスイッチしてきました。どっちも潰してくるっていうところで。なんとかこう……リズムを掴みたかったんですけど、そこで後手になったことでディフェンスもちょっとうまくいかなくなったって感じですね。ガードとしてはもっと早く打開策を見つけられるようにしないといけないなっていうのが、自分の中の反省点ですね。
宮本 終わったばかりだから、今振り返るとっていうのもちょっと難しいと思うだけど、「もうちょっとここでこうしておけば、展開が変わったかもな」っていうのは何かありますか?
髙橋 そうですね。ライアン(ワトキンス)を引っ張り出したかったっていうのはひとつありますね。ミスマッチができたところで、ビッグマンを狙うよりは自分だったり、大金さんがライアンをアタックするっていうのがひとつの手だったかもしれない。そのときは全員が外を打てるメンバーだったので、アタックをしてからキックアウトっていう作り方に切り替えてよかったのかもしれないなって。まだフィルムを見ていないので、今思うところだとその辺ですかね。
宮本 オフェンスがうまくいったときは、ディフェンスもうまくいく。むしろさいたまを機能不全な感じにできた時間もありました。あそこで流れを掴んでいければ、このゲームも取れたんじゃないかなっていうのはブースターの皆さんも感じているんじゃないかなと。あの時間帯、髙橋選手はベンチにいたと思うんだけど、ベンチから見ていたり、ヘッドコーチの指示とかも含めてどんな印象を持っていたんですか?
髙橋 相手の選手の個々のところでですよね。前半は吉田選手が結構乗っていたじゃないですか。さいたまのウイングがシューターじゃない選手が出ているときは、吉田選手のところをもっとヘルプしてあげないとダメだよねっていうことは話していました。あとは外国籍選手のファウルが混んできたときは、もっとガード陣がリバウンドに絡んだりしないとダメだよとか。でも、なかなか……なんだろうな。こっちの外国籍選手もストレスと抱えていた部分があったので、それでフリースローだったり、ゴール下のシュートが落ちる要素にはなったと思いますね。そこをもっとコントロールできるようにしないといけなかったなって思いましたね。
宮本 そのあたりは八王子のポイントになるんだろうなと感じました。今年の八王子はガード陣が、そういう場面をうまくサポートしていく必要がある。吉田選手がまさにだけど、B3にはスピードがあって、アタックが得意なタイプのガードが多い。そこを2線のディフェンスがしっかりと絞っていく。外国籍選手がリム近辺でヘルプするというよりは、ガードとウイングのところで解決できれば、40分トータルでゲームが作りやすい。リバウンドに関してもガードとウイングが絡んでくることで、外国籍選手の負担だったり、不必要なファウルは減るんだろうなって感じたんだけど。
髙橋 そうですね。ピックとかも2対2で守ると外国籍選手が動かされる可能性もあるので、素早く正しいぽしいポジションをとって、5対5に持ち込んで守っていくようにしないといけない。ビッグマンは足がすごく動くタイプではないので、彼らの良さをゲーム中にしっかりと出してもらうために、どうやって5人でバスケットボールをするのかっていうは重要だと思います。
宮本 その中でいろんなチームを経験してきた中で、何か八王子に還元できていることとかってありますか? もしくはこれからのリーグを戦う中で、この辺をもう少し還元していけるなとか。
髙橋 そうですね。若いメンバーも多いので、判断の良し悪しとかも練習中から結構伝えるようにしています。最近になって、若手から聞きにきてくれることも増えたので、僕としては選択肢を増やしてあげられるようにしたいなと思っています。あとは経験してきたことをもっとコートで体現できるようしていきたいなと思っています。
宮本 開幕からここまでは悪くはないっていうと言い方があれですけど。
髙橋 そうですね。開幕の頃に比べれば、少しずつ良くなってきている感じはあります。誰がどういう強みを持っているかっていうのも見えてきている。あとはそれをどうより良くしていくかだと思うので、それはもう練習から詰めていくって感じですね。
宮本 その中でダブドリとしては、髙橋選手の良さ。ペイントタッチからのフィニッシュとかがもっと見れると嬉しいな!
髙橋 いやー、ちょっと足が痛くて無理でしたね(笑)。多分、さいたま戦じゃなかったら出なかったと思います。本当に勝ちたかったんで、痛み止めを飲んで、塗って試合に出たんですけど……。(GAME1で足を痛めた)
宮本 え、そんなに?!
髙橋 はい。いやー……悔しいですね!
一同 ハハハハハ!
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